今まで11回連続でモロッコ旅行記を続けてきて、今日もその続きだと思った読者の皆さん、このタイトルを見て拍子抜けしたと思います。ごめんなさい。
なぜ私がモロッコの連載を一旦中断してhideの記事を書いたのか・・・。
そう、5月2日はhideの命日なのです。

今日はどうしてもhideの記事を書きたかったのでどうぞお付き合いください。
hideってどんな人?
X JAPANのギタリストで、ソロ活動ではボーカルも担当
hideの本名は松本 秀人(まつもと ひでと)。1964年12月13日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1987年にXにギタリストとして加入し、HIDE名義で活動しました。(1989年にメジャーデビュー、1992年にバンド名はX JAPANに改名)
1993年より、hide名義でソロ活動も開始し、1996年にはレコードレーベル「LEMONed」(レモネード)を設立。1997年のX JAPAN解散後はhide with Spread Beaver及びzilchでの活動を開始するも、1998年5月2日に急逝してしまいました。
逝去後も数々の未発表音源やトリビュート作品がリリースされたり、hideミュージアムの設立、大型イベントが開催されたりするなど、その人気は衰えることなく、hideの生前を知らない若い世代や海外にまでファン層を広げています。
私が一番好きな曲「DICE」。
また、hideを敬愛するミュージシャンも多く、その影響力も計り知れないといわれています。
例えば、私が好きなTHE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉さんも、”hideに「球根」(自身の楽曲)を認められて嬉しかった”と語っていました。
↑色んなhideが観られる映像集です。
hideオフィシャルサイト「hide-sity」: https://www.hide-city.com/
私のhideのファン歴
私がX JAPANのファンになったのは、1993年、中学生の時でした。→詳しくはこちらこちら。
それから今に至るまでずっと一番好きなアーティストはX JAPANとhideで、それは一生変わることはありません。
hideへの熱い想いや音楽紹介はまた後日書くとして、今回は2018年6月24日に行ったhideゆかり地ツアーをご紹介したいと思います。
聖地巡り体験記
3回目のゆかりの地ツアー
私は20代の時にも2回、hideゆかりの地に行ったことがあり、今回で3回目です。
hideのお墓参りに連れてって欲しいという友達がいて、私の夫も前から行きたいと言っていたので3人で行くことになりました。
hideゆかりの地巡りの下調べにお薦めの映画。ナビゲーターの矢本悠馬が色々巡ってます。(私達も事前に見に行きました!!)
三浦霊園
まずはhideのお墓参りということで、東京から三浦霊園を目指します。
私達は車を持っていないので、電車で横須賀中央駅まで行き、お供えの花を買ってから三崎港行きのバスに乗りこみました。
車窓からの景色は海です。
三浦霊園(三崎港行き方面)のバス停は、海岸沿いにあります。
バスを降りて徒歩10分くらい、海を背に向けてのどかな田舎道を歩いていくと三浦霊園に着きます。
少し迷いながらも、hideのお墓の場所を見付けました。この指を指している辺りです。
(私達は自力で行きましたが、インフォメーションで聞けば教えてもらえるそうです。)
一画だけお花がいっぱいあるお墓があるので、目立ちますね。
今まで2回行ったことあるのに、「映画『WE ARE X』で見たのと一緒だ!!」と感激してしまいました・・・。
この映画の中に、YOSHIKIがhideのお墓参りをするシーンが出てきます。
持ってきたお花をお供えして、線香はファン用の物が置いてあるので、そちらを供えさせてもらって、hideにお祈りをしました。
それから、メッセージノートがあるので、そこに今の思いを綴りました・・・。
お参りが終わったら、お墓をゆっくり見させていただきました。
「HURRY GO ROUND」の歌詞が刻まれています。
↑このアルバムに「HURRY GO ROUND」が収録されています。
春にここに来たら、hideに会えそうな気がする・・・。
hideのご両親の、愛のこもった墓碑です。
ふとバケツのお花を見ると蝶が羽を休めていて、まるでhideが来てくれたみたいですごく嬉しかったです。
私達の後にもファンの人が数組お参りに来ていて、やっぱり人気者だな~と思いました。
心の中でhideにさよならをして、元来た道を戻りバス停に向かいます。
帰りの、横須賀中央駅方向のバス停。「おつかれさま」の言葉が嬉しい。
横須賀中央駅を目指し、どぶ板通りでランチを食べました。
どぶ板通りの聖地巡りの記事はこちら。
hideのご実家
どぶ板通り散策後は、hideのご実家です。
横須賀中央駅が最寄りです。
hideのご実家は一般のお宅なので、こちらで住所を書くことは差し控えますが、ファンの間ではビジネスホテルの向かい側というのがヒントになっていますし、
窓にはhideのぬいぐるみが飾られており、ファンならすぐに気付くと思います。

私自身はhideの実家に行くのは3回目で、1回目は見ただけ、2回目はお母様と玄関でお話ししてメッセージノートを書かせていただいたことがあります。(小雨が降っていて「傘持って行きなさい」って言われたことを覚えている)
2回目に行ったのは10年以上前の話で、久しぶりにインターホンを押す時はドキドキしました。
しばらくすると、「はい」とお母様らしき女性の声が返ってきました。
「hideさんのファンなのですが、もしよろしければお母様とお話しできますか?」と聞くと、「(初めの部分は失念しました)足が痛くて・・・」とおっしゃったので、
「そうなんですか、すみません。じゃあいいです。帰ります。失礼しました。」と言ったのですが、「ちょっと待って、今開けるから。」と言われ、ビックリ!!
「庭までかな?」と思っていたら玄関も開いて中に入るよう言われたので、おっかなびっくり玄関に入らせていただきました。
訪問したファンが入れるのは玄関までで、hideの写真、絵、人形など、色んなhideグッズが飾られています。
お母様はファンのためにお土産を用意してくださってるようで、びっくりしました。

hideのロゴ入りハンカチ。(男の子は黄色、女の子はピンクだそう)

hideのカード2種。スマホケースに入れて持ち歩いています。
そして、ペットボトルのドリンク(清涼飲料水やコーヒー)を3人分くださり、「毎日のように訪れるファンのために用意してくれてるんだ」と思うと、ありがたいやら申し訳ないやら・・・。
せめて菓子折りぐらい持って行けば良かったと後悔しました。
「外は暑かったでしょ?大丈夫?ほら、飲んで飲んで。」と私たちの体調を気遣ってくださったので、遠慮なくいただいたペットボトルを飲みつつ色々とお母様のお話を伺いました。
お母様はとても優しくて愛情深くて、こんなお母様に育てられたからhideもファン想いの優しい人に育ったんだな~と思いました。
hideのお母様と話した内容はこちらで紹介しています。
実家の周りのゆかりの地
実家を出た後は、近くのゆかりの地を回ります。
母校・田戸小学校。
子どもの頃のhideが、秘密基地を作って遊んでいた中央公園。この公園は高台の上にあるので、登り坂を上がるのが結構きついです。
弟さんの松本裕士氏の著書『兄弟 ~追憶のhide~』には、幼き日のhideがこの公園でUFOを呼ぼうとしてたなんてエピソードも残ってます。
眺めが良くて海も見えます。hide少年も同じ景色を見ていたのかな・・・。
実家から徒歩10分くらいの所のコンビニに、コピーだけどサインが飾ってありました。やはり地元のヒーローですね。
【閉店】ヤジマレコード本店
ヤジマレコードは、高校生の頃のhideが足繁く通ったという横須賀中央駅前の老舗レコード店で、横須賀を訪れるファンの聖地の一つとなっていました。
特設コーナーはhideのCD全種類を揃え、店内にはhideの特大パネル・ポスターをはじめ、ファンが寄贈したhide人形などが溢れ、hideファンにとっては堪らない空間です。
私も以前2回横須賀探訪の際は行きましたし、今回も行ってみたら・・・
閉店しているではないか!!(驚愕)
薄く残る店名の跡が唯一の名残となっていました。
調べてみると、ヤジマレコード本店は、2017年7月31日に惜しまれつつ閉店したそうです。
横須賀経済新聞の記事→ https://yokosuka.keizai.biz/headline/1346/
あと1年早く行っておけば良かった・・・。(哀)
2000年にヤジマレコードに行った時の写真が、出てきました!!
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XJAPAN
田舎者JK X JAPANライブ初参戦 すったもんだ上京物語
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Xのインディーズアルバム『VANISING VISION』レビュー
メジャー1stアルバム『BLUE BLOOD』レビュー 前編
メジャー1stアルバム『BLUE BLOOD』レビュー 後編
終わりに
いかがだったでしょうか?
この記事を読んでみなさんがhideに興味を持ってくだされば嬉しいです。

「この日本にこんなアーティストがいたんだよ」と知ったもらうのが、私達ファンの使命だと思っています。
後編の次回は、hideが青春時代を過ごした横須賀のドブ板通りをご紹介します。