2020年3月22日、NHK大河の「麒麟がくる」第11回が放送されました。
麒麟がくる 第11回「将軍の涙」ネタバレ 感想
前回のおさらい
京を訪れていた旅芸人の一座の元で、駒は戦災孤児だった自分を拾い、育ててくれた女座長・伊呂波太夫と再会する。
その年の末、今川義元が尾張の国境に侵攻してくる。
信秀の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代の引き渡し要求に、道三は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚える。
光秀は帰蝶を通して動向を探るべく那古野城へ遣わされたところ、信長と出会う。
詳しくは、過去記事をご覧ください。:【麒麟がくる 第十回】竹千代が立派すぎて天下人の片鱗が見えた回
出演者
史実に出てくる人物
明智光秀:長谷川博己
斉藤道三:本木雅弘
明智光安:西村まさ彦
斉藤道三:本木雅弘
斉藤義龍:伊藤英明
稲葉良通:村田雄浩
土岐頼芸:尾美よしのり
織田信秀:高橋克典
平手政秀:上杉祥三
織田信長:染谷将太
帰蝶:川口春奈
織田信広:佐野泰臣
松平竹千代:岩田琉聖
今川義元:片岡愛之助
大原雪斎:伊吹吾郎
足利義輝:向井理
三淵藤英:谷原章介
細川藤孝:眞島秀和
三好長慶:山地和弘
ネタバレあらすじ
人質交換
織田信広と松平竹千代の人質交換が行われ、信秀は尾張に戻り、竹千代は人質として今川義元に預けられることになった。
信広は戻ってきたが、父・信秀の病状は悪くなっており、弓すらも引けない状態になっていた。
今川義元の元に連れて行かれた竹千代は、今川義元と家臣・太原雪斎と対面した。
竹千代は人質とはいえ、平時は客人の身分で、この時も豪華な食事を出され、丁重に扱われているのがわかる。
竹千代が「いつ三河へ帰してもらえるのでしょうか」と義元に聞くと、
側にいた太原雪斎が、「今川が悪しき織田を潰します。しばしの辛抱です。」と竹千代に諭すのだった。
道三の決断
天文19年、尾張へ今川軍が攻め込み、織田の南部側の領地をどんどん制圧していった。
美濃の稲葉山城では、織田と勝手に和議を結んだ道三を、義龍や稲葉良通が糾弾していた。
道三はなんとか彼らをなだめて会議を終わらせたが、織田の家老・平手政秀より援軍を要請されたことについて悩んでいた。
そこに、帰ろうとした明智光安に声をかけ相談してみると、
「『織田には、米は送るが兵は送れぬ』と申し上げるしかありませんな。」
と助言され、この回答で通すことに決めた。
それを伝える使者は、平手政秀だけでなく信長ともよしみのある光秀が適任と判断し、光安に甥の光秀にそう伝えるよう頼んだ。
道三は、「織田がその返答に異議を唱えるのなら盟約を破棄し、今川側へつく。」と密かに考えていた。
那古野城での対談
道三からの使者として那古野城に登城した光秀は、道三から告げられた内容を平手政秀に伝えた。
すると、それを聞いた平手は、側にいた帰蝶をちらりと見ながら不服そうに部屋から出て行った。
光秀と二人きりになった帰蝶は、「父上が裏切れば、私は磔じゃ」と、不安な気持ちを漏らした。
すると信長が現れ、今回の戦では兵が集まらないだろうと私見を述べた。
そこで信長は、「今川義元に和議をもちかけるのはどうか。仲介役はわからないが。」と言うと、
光秀は、「以前美濃で、土岐頼芸と土岐頼純が争った時に京の将軍家がとりなしてくれた」という例を出した。
すると帰蝶が、以前将軍の側近と道三が親しくなったと聞いたが、その者を頼ってみてはどうか?と十兵衛に言った。
信長と帰蝶から頼まれた光秀は、結局引き受けるしかなかった。
稲葉城で奔走
稲葉山城に戻った光秀は、道三に帰蝶と信長からの依頼を報告したが、道三「金がかかる。自分はびた一文出さない。」と賛成しなかった。
光秀は直接土岐頼芸に頼みに行くしかないと思い、以前土岐頼芸と自分を会わせた斉藤義龍に「また面会させてほしい」と頼んだ。
「道三が原因なのに、頼芸に頼みに行かなければいけない。」という事態に何色を示した義龍だったが、今後光秀が「義龍の頼みは何でも聞く」という条件で、頼芸は承諾することにした。
頼芸の対面
義龍と光秀は、共に頼芸の元に拝謁に行った。
光秀は、「織田と今川の戦の件で、将軍家に和議のとりなしをお願いして欲しい」と頼んだ。
頼芸は、「道三が、『私を美濃から追い出し、自分が守護の座につこうとしている』と稲葉からも聞いている。そんな道三の為になぜ自分が金を出さなけばならないのか。」と、義龍に訴えた。
「もしそのような事があれば、道三を討ってでも頼芸様を守りまする。」と言う義龍の返答を聞き、頼芸は将軍への文と金を用意することを承諾した。
細川藤孝との再会
京では、当主の細川晴元に不満を持っていた家臣の三好長慶が下剋上の戦を起こしていた。
将軍・足利義輝も戦乱に巻き込まれ、近江の朽木へ側近たちと都落ちしていた。
光秀は、義輝に会う為近江へ向かうが、途中坂本の宿で「入り口を固めている三好軍に追い返されるだろう」という情報を耳にし、途方に暮れていた。
すると、細川藤孝が現れ、光秀との再会を喜んだ。
光秀は、事情を説明し、「なんとか義輝に会うことが出来ないか」と藤孝に相談した。
そこで藤孝は、「まずは朽木へ案内しよう」と言った。
将軍に拝謁
朽木へ着いた十兵衛は、藤孝のおかげで無事義輝との拝謁を果たした。
義輝は、「お主と会うのは三回目だ。」と言って、三度会った時の場面を話し始めた。
そして、以前光秀が自分に訴えた言葉で救われてきたとも語った。
「穏やかな世を作れる者だけが連れてこられるという麒麟という不思議な生き物がいる。それを自分は、まだ連れてくる事が出来ぬ。」
「無念じゃ。」と涙をこぼし、語った。
そして義輝は、「今川、織田の両者に和議を命じる為の遣いを出す」と言い、仲立ちを了承した。
最後に、「麒麟が来る道は遠いのぅ」と義輝はつぶやいた。
その言葉を心に、光秀は泣きながら美濃に戻って行った。
次回予告
織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。
自分の命がもう短いことを悟った織田信秀は、信長らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開く。
そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝に委ねるという言葉だった。
失望で怒り狂う信長。
その姿を見て、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする。
一方、美濃では、明智光秀が熙子を妻に迎え、祝福ムードに包まれていた。
感想・気付いた点
信長の相撲好き
信長の相撲好きは有名なので、「麒麟がくる」でもそのエピソードをうまく取り入れています。
子どもの頃から、自身も相撲をして遊んでいたとか・・・。
『信長公記』でも信長が相撲大会を行ったという記述が何度も出てきます。
それは、ただ余興として楽しむだけでなく、強い力士を自分の家来にスカウトする、領民の娯楽を作り不満を緩和するなど、色々メリットもあったようです。
合理主義的な信長らしい趣味ですね。(そういうところ好きです)
信長・帰蝶のラブラぶりがいい
何度も言ってますが、信長・帰蝶ファンとしては、二人が仲の良い夫婦であってほしいなあと思っていて、ドラマでもその設定を望みます。
前回では、まだ帰蝶が信長に不安を覚えていて光秀に相談するとか言ってましたが・・・
今回は光秀の前で膝枕を堂々と見せつけるこのラブラブっぷり!!
私が一番気にいったのが・・・
信長がおずおずと手を帰蝶の頬に触れようとする(ニヤニヤせず、ちょっと試してるような表情がポイント☆)
それを、包み込むような笑顔で返す帰蝶。(光秀の前でそんなことできるんだ・・・と驚愕)
バツが悪そうに、思わず目を反らす光秀。
ザワザワ・・・となる、波の効果音も良かったです。
このシーンが好きで、5回ぐらいリピートしました。(笑)
信長と帰蝶が新婚生活を経て、すっかり仲睦まじい夫婦になったようで良かったです。
史実では信長の方が1つ上という設定ですが、「麒麟がくる」では、甘えん坊の信長を帰蝶が母親のように慈しんでいる・・・というカップル像ですね。
向井将軍様(はあと)
いや~、向井理さん、カッコイイですね。
また、知的で育ちの良さそうな方ので、将軍役が似合う似合う☆
向井理の将軍姿に惚れて以来、また出番が来るのを楽しみに待ってました!!
輿に乗る向井様。白い布が神聖さや清廉さを引き立てていい感じ。
この悲しみを吐露する演技、惹き込まれました。
美しい庭園を眺めながら語るシーン、絵画のようですね。
背中で語る男、向井理です。
「麒麟がくる」を見逃した方は
「麒麟がくる」を見逃した!!という方に朗報です。
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終わりに
以上、「麒麟がくる」第11回のネタバレ、感想レポートでした。
今回も信長と帰蝶のラブラブシーンが見られたのと、向井将軍の出番が多かったのが嬉しかったでし。
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