2020年2月9日、NHK大河の「麒麟がくる」第四回が放送されました。
麒麟がくる 第四回「尾張潜入指令」ネタバレ 感想
前回のおさらい
父によって夫・土岐頼純を殺された帰蝶は明智荘を訪ね、光秀や駒、牧らとつかの間の楽しいひとときを過ごし、笑顔を取り戻す。
一方、道三は、頼純に代わってより扱いやすい土岐頼芸を美濃の新しい守護として擁立しようとする。
内心道三のことを嫌う頼芸は、義龍に自分が実の父親であるかのようにほのめかす。
かねてより道三に不満を持ち、また道三が実の父でないかもしれないという疑念を持った義龍は、「道三に代わって美濃の国を支える。その折にはそなたに力になってもらいたい。」と光秀に打ち明ける。
詳しくは、過去記事をご覧ください。:【麒麟がくる 第三回】ネタバレ 感想 ツンデレ姫帰蝶が可愛すぎる
出演者
史実に出てくる人物
明智光秀:長谷川博己
斉藤道三:本木雅弘
小見の方:片岡京子
帰蝶:川口春奈
藤田伝吾:徳重聡
日運:有福正志
織田信秀:高橋克典
平手正秀:上杉祥三
竹千代:岩田琉聖
「麒麟がくる」オリジナルの架空の人物
望月東庵(京の医師):堺正章
駒(東庵の助手):門脇麦
菊丸(農民):岡村隆史
ネタバレあらすじ
小豆坂の戦い
天文17年、今川軍と織田軍が激突した小豆坂の戦いが起こりました。
結果は引き分けで終わったが、特に織田方の痛手は大きかったようです。
道三と東庵の駆け引き
光秀が明智荘の野山で鉄砲の試し打ちをしていると、叔父の光安が呼んでいると報せが入りました。
光秀が光安の元に行くと、道三が二人で稲葉山城に来る様にと命令があったとのこと。
光秀たちが登城すると、道三は東庵に小見の方の容態が良くなったことについて礼を述べました。
そのまま京へまっすぐ帰るという東庵の嘘を見抜き、道三は「織田信秀と通じていて、京へ帰る途中に尾張の信秀に会うのだろう。」と問い詰めました。
道三は「信秀は小豆坂の戦いで傷を負い、城で寝込んでいると聞いている。信秀の元に行くならば、その容態や状況をこちらに報告するように。」と命じたが、東庵は断りました。
すると道三は光秀に刀を差しだし、「東庵を連れて参ったのはそなたじゃ。そなたの手で東庵の首をはねよ。今すぐ斬れ。」と迫りました。
光秀がうろたえていると、東庵は道三に「わかりました。織田様のご様子をお伝えいたしましょう。ただし、私が織田様に双六で10貫の借金をしているので、それを薬代に上乗せしていただけませんか?」と提案し、道三はその条件を受け入れました。
道三と光秀は別室に呼び出し二人きりになると、「東庵を尾張にやっても再び美濃に戻ってくるとは限らないから、駒を人質として美濃に置いておけ。」と光秀に命じました。
東庵が尾張に向けて出発した後、薬草を売る農民の姿に扮した光秀と菊丸が後を追い、信秀のいる古渡城に向かいました。
東庵の報告を聞き、いち早く道三に伝えるためです。
東庵と信秀の対面
東庵が信秀に会うと、二人は談笑しながら早速双六を始めました。
東庵が「双六の借金を道三に肩代わりしてもらったのです。」と正直に話すと、信秀は豪快に笑い、「信秀は壮健にしていると伝えよ。」と言いました。
しかし東庵の診立ては、信秀の病状は重篤で手遅れではないかというものでした。
光秀、竹千代との出会い
城の庭で薬草を持った光秀と菊丸が東庵が来るのを待っていると、一人の高貴な姿の少年が館から飛び出してきました。
彼は、織田家に人質として古渡城にいる松平竹千代(のちの徳川家康)です。
竹千代は、「母(於大の方)がいる三河の刈谷城に行きたいので、連れて行って欲しい。自分は今から熱田に移される。熱田には行きたくない。」と光秀に頼んできました。
光秀は「この館は守りが堅く、抜け出すのは無理です。ここに留まって母を待つように。」と言い、干し柿を与えて竹千代を慰めました。
竹千代が館に戻ると、信秀と東庵が奥から出てきました。
東庵は「頼んだ薬草を持ってきたか?」光秀に声をかけ、薬草と引き換えに小さな袋を薬草代だと言って光秀に渡しました。
その袋の中には、信秀の症状を書いた紙が入っていたのです。
東庵と光秀のやりとりを見ていた信秀は怪しみ、家臣たちに「東庵殿に薬草を届けた者を捕えよ。怪しい者なら斬れ。」と命じました。
光秀、ピンチを切り抜ける
光秀たちは信秀が放った追っ手たちに行く手を阻まれ、光秀は相手から奪った刀で応戦し、菊丸を逃がしました。
光秀は一人で戦い続けますが、頼りにしていた刀が折れてしまいます。
光秀はピンチを迎えますが、複数の何者かが林の中から家臣たちに向けて石を投げたおかげで、なんとか逃げることができました。
光秀は菊丸と山の中で再会し、無事に美濃に辿り着くのでした。
光秀、道三に信秀の病状を報告
稲葉城に登城した光秀は、信秀の症状について、「矢の傷から毒が回り、発熱もある。あれではいつ倒れてもおかしくはない。東庵先生は、既に手遅れだとお診立てしています。」と道三に報告しました。
それを聞いて道三は大変喜び、人質状態の駒を自由にしていいと光秀に告げました。
駒の恋心
自分の館へ戻った十兵衛は、駒に「もうここにいなくても良いのです。いつでも京へ戻れるのです。」と伝えました。
「いや~、良かった。安心しました。本当に良かった。」と喜ぶ光秀に対し、十兵衛に想いを寄せる駒は拗ねて「しばらくここに残ります。京に戻るの伸ばしますから。」と宣言しました。
京の鉄砲情報
翌日、光秀は再び稲葉山城を訪れました。
そこには、常在寺の住職・日運が、京の鉄砲の情報を伝えに来ていました。
日運が京の本能寺の親しい僧から聞いた話だと、「本能寺は種子島にある末寺を通じて密かに鉄砲を作らせている。」とのこと。
本能寺に鉄砲を作らせているのは将軍や幕臣で、将軍・足利義輝は「鉄砲はいずれ弓矢に代わる恐るべき道具だ。」とまで評価していると伝えます。
思わず光秀は「種子島では鉄砲を作っているのですか?あのような難しい鉄砲を作っているのは誰なのでしょうか?」と尋ねますが、日運は「わかりかねます。」と答えるのみでした。
この話を聞き、より鉄砲が気になった光秀は、明智荘の野山で再び鉄砲の練習をするのでした。
次回・第五回「伊平次を探せ」予告
調べたところ、伊平次という鉄砲鍛冶職人は「麒麟がくる」オリジナルの登場人物のようです。
伊平次は関(現在の岐阜県関市)の鍛冶屋だったと言う設定で、近江の国友(くにとも)村に流れていき、そこで鉄砲を作りを始めた鉄砲職人という設定です。
史実において、国友や京の本能寺は、堺、根来寺と同じく「鉄砲」を製造していた場所とされているようです。
鉄砲をより詳しく知りたいと思った光秀は、伊平次に接触しようと行動します。
感想・気付いた点
やっぱりマチャアキは凄い!!
私にとってマチャアキ(堺正章)のイメージは、「さらば恋人」のヒット、「西遊記」の孫悟空、かくし芸大会のテーブル芸の3点だったのですが、今回東庵役の演技を見て「さすが長年芸能界の第一線を張り続けている大ベテランは違うな~。」と感心しました。
特に第二回と第三回はモックン道三のマムシぶりが高く評価されていましたが、今回はさすがのモックンもマチャアキの老獪ぶりに負けちゃったかなという感じ。
もうこれは仕方ないですね。
ある記事で、マチャアキは「僕らオリジナルキャラ(東・駒・菊丸)は、もともと存在しないんですから、ドラマの都合次第でいつ作品からいなくなってもおかしくありません。気を引き締めてまいりましょう。現場への差し入れを欠かさなければ、最後までドラマに出ていられるぞ。」なんて冗談を言って場を和ませているらしいです。
信秀を見ると思い出すこと
高橋克典演じる信秀を見ていると、どうしても2019年冬に放送された「後妻業」の柏木亨役を思い出してします。
話し方が一緒なのと、策士なところが似てるからかな~。
関連記事:後妻業のロケ地「ミライザ大阪城」に行ってきました!!
竹千代役の岩田琉聖くんが素晴らしい
光秀たちが古渡城の庭に控えていると、高貴な服装の少年が登場してくるのですが、子供の頃、歴史マンガで見た「竹千代が今川家に人質として送られる途中に織田家に奪われ、そのまま織田家の人質となってしまうシーン」を思い出して、「この子は竹千代だ」とピンと来ました。
この竹千代役の岩田琉聖くんが可愛いだけでなくしっかりセリフも話し、高貴な少年オーラもしっかり出ていてすごく良いんですよね~。
竹千代が高貴な身分なので、光秀が子ども相手でも丁寧な言葉や態度で話していたのが時代だな~と思いました。
光秀を救ったのは!?
みなさんは、光秀を追う信秀の家臣たちに石を投げた複数の人たちは誰だったと思いますが?
私は、うつけ時代の信長を筆頭に一緒につるんでいた悪ガキグループなんじゃないかな~と思いました。
子どもの頃、信長周辺の歴史マンガを読み過ぎたせいですぐにその絵が浮かんできて、昔刷り込まれた情報って怖いなと思いました。(笑)
駒の恋模様
それにしても長谷川さん演じる光秀ったら、かっこよくて、武術もできて、勉学も優秀で・・・主役とはいえ完璧すぎる!!
そりゃあ駒が光秀のことを好きになってしまうのも、仕方ないですよね。
まだ数回見ただけですが、駒は光秀に片思いして、そんな駒を菊丸が片思いして・・・という図が思い浮かびます。
でも、駒役の門脇麦がインタビューで光秀に対してこう言っています。
最初は恋心だったかもしれないですけど、その気持ちを越えてというか、それだけじゃない部分できっと今後繋がっていくんじゃないかなと思っています。
第四回にして、もう本能寺!?
まだ信長も登場してないのに、「本能寺」というセリフが出てきてビクッとしますよね。
調べてみると、本能寺は早くから種子島に布教していて、鉄砲・火薬の入手について戦国大名との関係が深かったのは事実のようです。
ただ、足利義輝が本能寺に鉄砲を作らせていたかどうかまでの情報は見つけられなかったので、今回の「本能寺」のセリフは、視聴者へのリップサービスじゃないかな~と思ってしまいます。
「麒麟がくる」を見逃した方は
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終わりに
以上、「麒麟がくる」第四回のネタバレ、感想レポートでした。
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