前回「京都 信長終焉の地 本能寺跡」を書いたので、今回も信長繋がりで信長ゆかりの地ツアー 安土編を載せたいと思います。
信長と安土
信長最後の城下町
岐阜城に住んでいた信長は、岐阜よりも京に近く、琵琶湖の水運も利用できる安土の利便性に着目し、琵琶湖畔に安土城を築き拠点を移します。本能寺の変後、焼失し(原因は諸説あり)廃城となりました。現在は石垣などの一部の遺構を残すのみですが、そこでは信長の夢の跡を窺い知ることができます。
安土町には安土城跡の他にも博物館が多数存在しており、信長ファン必見の地です。
総評
感動レベル☆☆☆☆ 歴史ファン・信長ファンなら感動すること間違いなし!!
リーズナブル度☆☆☆ 城跡・博物館も安い方ではないでしょうか。
空いてる度☆☆☆☆☆ 信長ファン以外は来ないからかどこも空いていました。
撮影自由度☆☆☆☆☆ 撮影自由です。
子連れも楽しめる度☆ 歴史好きなお子様なら楽しめますが、かなり限られますね。
体験記
安土を選んだ理由
私は小学生の時から歴史上の人物はダントツで信長が好きなので、自ら企画して安土・岐阜・愛知と信長ゆかりの地巡りをすることにしました。東京から出発するので、一番行ってみたかった安土を皮切りに、2泊3日で安土→岐阜→名古屋と東に戻るルートを計画しました。
周りにそんな旅行に付き合ってくれるマニアックな信長ファンの友達はおらず、一人旅で敢行(観光!?)しました。
東京から安土への行き方
朝9時過ぎに東京発東海道新幹線のぞみ乗車~名古屋でこだまに乗り換え~米原から在来線に乗り換え~12時頃安土到着という流れでした。米原から安土まで快速だと6駅、約23分で安土に到着します。東京から約3時間で安土に行けます。
東京→安土の片道運賃は、12,100円(乗車券7,560円 特別料金4,540円)です。(2018年10月調べ)
安土駅前
初日は、信長の栄華の跡が残る安土へ。
米原辺りから普通に雪が積もってるのを見ましたが、安土も見事に雪が残っててビックリしました。(普通のスニーカーで来たけど大丈夫なのかちょっと心配になりました)
駅を出ると、信長様の銅像がお出迎え。
「あ~信長ゆかりの地に来たんだ」と思うといっきにテンションが上がりました!!
しかも、銅像の下の部分にはイルミネーションの電球が付いてるのを発見して、「これが夜になったらどんな感じに見えるんだろ~」と楽しみが一つ増えました。
ネットで読んだアドバイス通り、駅前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りてまずは今日の目玉安土城跡に向かいます。
凍結してなかったからまだ良かったものの、雪道を自転車で走るのは少し怖かったです。
安土城跡
自転車を走らせること約15分・・・
↑自転車ルートが出てこなかったので、徒歩ルートで載せています。
憧れの安土城跡に到着!!
入口前で自転車をとめて、いよいよ安土城入場。まだ雪の残る急な階段は結構ハードです。
雪化粧をした石垣は趣があります。
本能寺の変で安土城は燃えてしまい石垣しか残ってない状態ですが、城郭内にある総見寺は火災から逃れ現存しているそうで、その強運さに畏敬の念を覚えました。
信長がいた頃と変わっていないと思うとロマンを感じますね・・・。
文芸の郷(安土城店主信長の館)
↑自転車ルートが出てこなかったので、徒歩ルートで載せています。
文芸の郷には、1992年に開催されたスペイン・セビリア万博へ出展された原寸大の安土城天主(5・6階)が展示されています。
内部には当時信長が狩野永徳を中心に描かせた「金碧障壁画」、金箔10万枚を使用した外壁、金の鯱をのせた大屋根など、絢燗豪華な安土城がここに復元されています。
大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」でもこの内部がセットとして使われているのを見ました。(※主役の江は、信長の姪にあたります)
安土城考古博物館
文芸の郷を出た後は、のすぐ隣にあった安土城考古博物館に入りました。
大河ドラマで「江~姫たちの戦国~」放映中(2011年1月現在)だったので、こんな顔ハメパネルがありました。信長の妹お市は政略結婚により浅井長政に嫁ぎましたが、仲睦まじい夫婦だったそうですね。
安土城考古博物館を出ると、再び自転車に乗って駅方向に戻ります。
車の走らない広い田舎道を自転車で走るのもなかなか気持ちいいですね。
安土城郭資料館
↑自転車ルートが出てこなかったので、徒歩ルートで載せています。
駅前にあります。ここは、安土城の1/20の大きさのミニチュア展示が目玉です。
スタッフがボタンを押すと、真っ二つに分かれるという仕組みになってました。
佐佐貴神社
安土城郭資料館を出た後、まだ時間があったので安土の寺社巡りをしました。
↑自転車ルートが出てこなかったので、徒歩ルートで載せています。
佐佐貴神社は、宇多源氏佐々木発祥地であり近江守護である佐々木一族、沙沙貴郷33村を始めとする人々の信仰を集めました。
信長安土が安土を支配する前、この一帯は長年にわたり、近江の名門・佐々木氏の根拠地でありました。
平安・鎌倉様式を継承し江戸中期に再建された茅葺きの楼門や、東西廻廊と四国九亀藩主京極家によって弘化5年(1848年)に建築された本殿・権殿・拝殿など大型木造建築八棟はすべて重要文化財に指定されています。
金勝山浄厳院
↑自転車ルートが出てこなかったので、徒歩ルートで載せています。
金勝山浄厳院は、浄土宗の寺です。
聖徳太子の草創と伝えられる慈恩寺を織田信長によって再興建立されました。
1579年(天正7年)5月、信長の命により浄土宗と日蓮宗の僧による安土宗論(仏教論争)が行われたことで有名です。
裁定の結果日蓮宗が負けたが、この裁定の背後には信長の強い政治的意思があったといわれています。
境内には歴史的価値の高い建造物が多数存在しています。本堂参拝は事前に予約が必要です。
そして、帰りに感動した景色がこちら!!
夕焼けを背景に浄厳寺を遠くから眺めたアングルです。
日本の美しい原風景ですね。信長も同じ風景を見ていたんだなと思うと、感動もひとしおです。
再び安土駅前 夕暮れ編
駅前のレンタサイクル屋さんに自転車を返しました。
ロータリー前に戻ると、きらびやかなイルミネーションがお出迎え!!
期待を裏切らない、キラキラ信長様。
信長・お市 兄妹2ショット。
みんな合わせるとこんな感じ。
「あるものは全部光らせとけ!!」感が笑えます。
※当記事は2011年1月に書いたブログを加筆・修正しており、観光地の内容は当時のもので現在とは異なる可能性があります。詳しくは公式HPなどでご確認ください。
概要
安土城跡: https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/831
文芸の郷: https://bungei.or.jp/index.php
滋賀県立安土城考古博物館: https://azuchi-museum.or.jp/
安土城郭資料館: https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1001
佐佐貴神社: https://sasakijinja.or.jp/index.html
浄厳院: https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/534
あづち周遊(かなり参考になります): https://www.azuchi-shiga.com/index.html
終わりに
ずっと憧れていた安土に行けてとても嬉しかったです!!
ただ、人気的英雄・信長ゆかりの地なのに観光客が少なく寂びれた印象があったのは意外でした。(2011年1月当時)
またそのマニアックさがファンの心を掻き立てるのですが。(笑)
普通のスニーカーで雪道を歩いたせいで、足が冷たすぎて辛かったです。(涙)
安土観光はレンタサイクルが1番便利なので、気候と服装に十分注意してお出かけください。
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