【麒麟がくる 第13回】秀吉がイケメンでやはり違和感が拭えない回

2020年4月12日、NHK大河の「麒麟がくる」第13回が放送されました。

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当記事では、ネタバレや感想を書いていきます。
目次

麒麟がくる 第13回「帰蝶のはかりごと」ネタバレ 感想

前回のおさらい

織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命がもう短いことを悟った信秀は、信長らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開く。そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝に委ねるという言葉だった。失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする。一方、美濃では、光秀が熙子を妻に迎え、祝福ムードに包まれていた。

出演者

史実に出てくる人物

明智光秀:長谷川博己
明智光安:西村まさ彦
牧:石川さゆり
明智秀満:間宮祥太朗
煕子:木村文乃

斉藤道三:本木雅弘
斉藤義龍:伊藤英明

深芳野:南果歩
稲葉良通:村田雄浩
土岐頼芸:尾美よしのり

織田信秀:高橋克典
土田御前:檀れい
平手政秀:上杉祥三
織田信長:染谷将太
帰蝶:川口春奈
織田信勝:木村了

藤吉郎:佐々木蔵之介

オリジナルの登場人物

駒:門脇麦
望月東庵:堺正章
伊呂波太夫:尾野真千子

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ネタバレあらすじ

父に着くか、息子に着くか

斎藤道三は鷹を使った暗殺未遂事件をきっかけに、土岐頼芸に対して戦闘態勢の構えをとった。

斉藤義龍は実のと信じる土岐頼芸を守るため、父・道三の敵となる事を決め、光秀に仲間として一緒に道三を倒すよう迫った。

後日、光秀は家で一人悩んでいた。

自分は道三の家臣だが、前に義龍に「何でも言う事をきく」と約束をしてしまった手前、どうしたらいいのだろうか・・・。

光秀、道三に訴える

光秀は、道三に、土岐頼芸との戦いを止めるよう説得する為、稲葉山城に向かった。

光秀は道三に、頼芸との戦はしないで欲しいと懇願した。

「私はもしかすると殿の敵になるやもしれません。殿に着く叔父・光安とは身内で戦うことになりましょう。国衆は二つに分かれる事となり殺し合うのです。どちらが勝っても恨みは残り、美濃は一つになりません。」と訴えた。

「でも、私は殿にたくさんのご恩があります。弓を引く事など出来ません。なぜ、土岐様と戦われるのかと・・・。」

涙ながらに懇願する光秀に道三はこう言った。

「初めから戦などするつもりはない。しかし土岐様には美濃から出て行ってもらう

さらにこう言って、自らの手の内も明かした。

「この度、織田信秀が死んだと聞いて、これからの美濃がどうなるかもわからぬ。今回戦をすると言ったのは、国衆に喝を入れるだめだ。」

そして、光秀に「鉄砲を三十挺揃え、鉄砲組を作る。指南役をお前に頼みたい。」と命じた。

なおも頼芸の追放について質問する光秀に、道三はこう答えた。

「すでに土岐頼芸様には、穏やかに美濃を出ていってもらう様、手を打ってある」

頼芸、逃走する

土岐家では、頼芸の飼っていた鷹二十羽全てが惨殺されていた。

その光景を見た頼芸は、恐ろしさでひどいショックを受けていた。

戦に備えて義龍は頼芸の元に馳せ参じたが、それにも大して目もくれず近江の六角定頼の元へ逃げ出した。

 

その夜、義龍は道三の部屋へ怒鳴り込みに行った。

怒りに震える義龍に対し、道三は義龍を挑発させるようなことを言った。

すると、義龍は「自分には土岐家の血が流れている。」と、自分の真の父親が土岐頼芸であることを暗に訴えた。

その言葉を聞いた道三は「まだ家督は譲れない。」と言い残し、部屋を出て行った。

藤吉郎、登場

帰蝶の頼みで尾張へ向かった東庵だが、信秀が亡くなったことにより、その後すぐに駿河へ向かっていた。

駒は、光秀の結婚話を聞いたので美濃へ行くのをやめ、東庵と共に駿河に向かうことにした。

二人が国境関所の前で待っていると、汚い身なりで書物を読んでいる男と出くわした。

その男は、「字が読めないと出世出来ないと聞いたので、一生懸命字を覚えている。」と言い、読めない字を駒に聞いてきた。

そして、「尾張の織田信秀様が亡くなられ、若殿はとんだたわけという。織田家でも本家や分家がしゃしゃり出て、これだと今川様に足元を見られてしまう。わしは今川様のご城下で一旗揚げるようと思うのだ。」と言った。

その男は藤吉郎、後の豊臣秀吉である。

道三からの申し出

天文二十二年、織田家の家老・平手政秀が切腹した。

信秀が亡くなってから、織田信安や織田彦五郎などが不穏な動きを見せ、織田家内での紛争は更に大きくなっていた。

清州城から帰ってきた信長に、帰蝶は「父から、殿に面会したいと文が届いております。」と伝えた。

信長は、「わしは今四面楚歌じゃ。美濃の親父殿もわしをおびき出して殺そうとしているのではないか。わしは対面せぬ。」と帰蝶に言った。

「帰蝶は、面会を断れば和睦の儀は消え失せます。私は美濃に戻らねばなりませんが、よろしいですか。」

帰蝶が心配する中、信長も思案に悩んでいた。

 

その夜帰蝶は、信秀がひいきにしていた旅芸人の一座の女座長、伊呂波太夫について信長に尋ねた。

「伊呂波太夫は、戦の時の紀伊の根来衆など兵を集める事が出来るという話は、よく父から聞いた

と言う信長の言葉に、帰蝶は何か閃いたようだった。

帰蝶のたくらみ

翌日、帰蝶は、伊呂波太夫を呼び寄せた。

太夫は戦の時の兵を速やかに呼ぶ事が出来るのだな?」

と帰蝶が伊呂波太夫に尋ねる。

時と場合によります。しかし優れた兵を呼び寄せるのは、急ぎでは難しいでしょう

と言う伊呂波太に、帰蝶は不敵な笑みを浮かべ、手付き金として砂金を見せてきた。

道三の命令

光秀と叔父・光安は稲葉山城に呼ばれ、道三から信長との面会について相談を受けた。

道三は、「もしかしたら別の者が来るかもしれない。だから信長を知っているお主に付き添ってほしい。」と光秀に言った。

「今の信長の立場は非常に危うい。織田彦五郎の家臣から、信長を一緒に討とうと唆された。」とも伝えた。

「殿はどうなさるおつもりですか。」

と尋ねるると、信長はこう答えた。

「まずは婿殿に会うてみてからだじゃと・・・

面会前の偵察

天文二十二年四月。

信長と道三の面会は、尾張の聖徳寺で行われることになった。

信長は帰蝶に言われるがまま、着替え支度をしていた。

帰蝶は信長に「父上は古きものより新しき物、また美しきものを好む。これは父上と私の戦じゃ。と言った。

すると信長は笑いながら、「わしの戦を横取りするつもりか」と答えた。

 

道三は信長との面会の前に、信長がどんな男なのか見極めるため、聖徳寺近くの廃屋で光秀や近侍達と隠れていた。

信長という男がどんな人物なのか事前に見ておき、信長がつまらない人物ならば、面会に遅れて行き、寺の周りを取り囲んで攻めるつもりだった。

やがて、面会に向かう信長一行が近づいてくるのが見えた。

その一行は、鉄砲隊がすごい行列をなしている。

光秀が、鉄砲隊の数を数えていく。

百、二百・・・三百以上・・・?!

隠れてその行列の数の多さに、道三は圧倒されていた。

そんな行列の鉄砲隊に囲まれるた中に、馬に乗ったみすぼらしい姿の男がいた。

その男こそが、信長だったのである。

次回予告

道三との会見の場に、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れる信長。正直者で先見の明があり、自分の若き日に似ている信長を道三は大いに気に入る。その姿に安堵する光秀。そんな折、太原雪斎に率いられた今川軍が、再び尾張に攻め入ってくる。援軍を申し出てきた信長に道三は即座に応えるが、義龍は、相談もなしに、美濃を危険な立場にさらすこの大事な判断を下した道三に憤りを隠せない。

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信長と道三が会見でどんな会話をするのか楽しみです。

感想・気付いた点

「どちらかといえば、嫌いでございます。」はないだろう!?

光秀が、道三に頼芸との戦をやめるよう説得する時に、道三に「わしは嫌いか?」と聞かれて思わず返答したセリフ。

「どちらかといえば、嫌いでございます。」

それを聞いた私は、「それはないだろう。」と、声を出して突っ込んでしまいました。

脚本の池端先生は、光秀の正直さ、そこまで言えちゃう道三との信頼関係をアピールしたかったのかもしれませんが・・・。

殿の意向に添わなければ家臣なんかすぐに殺されちゃいそうな時代、こんなセリフを言って大丈夫なのか!?と見ていてハラハラしてしまいました。

藤吉郎、猿っぽいパフォーマンス

第13回にして、藤吉郎(後の秀吉)登場!!

これで「麒麟がくる」でも三英傑が出そろいましたね。

ただ、佐々木蔵之介さんはイケメン枠なので、秀吉役はミスキャストじゃないか!?なんて声もよく聞きます。

汚い身なりで最後は木にまで登って、日本人がイメージする”秀吉=猿”のイメージをしっかり守っていましたが・・・。

顔や身なりはメイクや衣装で変えられても、身長182cmある佐々木さんは小男のイメージの秀吉にはなれない気が・・・。

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どうしても、「秀吉役こそ岡村隆史だろ!?」と思ってしまう自分がいます。

平手政秀 切腹の理由

この「麒麟がくる」13回で、信長の傅役・平手政秀が切腹しました。

「麒麟がくる」での平手政秀の切腹理由は、「切腹をして誠意を見せることで、清州城の織田彦五郎の心を開かせる。(=信長への叛心を削ぐ)」という設定になっていました。

私は子どもの頃歴史マンガで見た、「平手の切腹理由は、抹香事件の信長の奇行を諌めるため」だとばかり思い込んでいたので、「え!?」と思いました。

【抹香事件とは】

万松寺における父・信秀の葬儀で、喪主であるはずなのにひどい格好で遅れて現れた信長が、位牌に抹香を投げつけそのまま立ち去った・・・という事件。

↑うつけ者の格好をする、少年時代の信長イメージ図

しかし、wikipediaで調べてたら、色んな説があることを知りました。

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やはり、『信長公記』の説が一番信憑性が高いのでしょうか・・・。

『信長公記』の首巻に拠れば、政秀は信長と次第に不和になり、信長の実直でない様を恨んで自刃したとされている。不和の原因を作ったのは政秀の長男・五郎右衛門で、信長が五郎右衛門の持っている馬を所望したとき、五郎右衛門は「自分は馬を必要とする武士だから、(馬を献上するのは)お許しください」と言って拒否したのを信長が逆恨みしたのだとされる。

その他にも以下の説が唱えられている。

・信長の奇行を憂い、自身の死で諌めるため – 美談として有名。
・信長との政争 – 平手五郎右衛門の駿馬献上拒否、信長の万松寺における葬礼放棄。
・信長の弟・信行を家督継承者に推す林秀貞・通具兄弟や信行の後見人である柴田勝家との対立。

ちなみに、この回で信長のうつけぶりを象徴する「抹香事件」のシーンそのものがなかったのが、とても残念でした・・・。

帰蝶にゾッコンの信長がいい☆

毎回、信長と帰蝶のラブラブシーンが楽しみな筆者ですが、今回も魅せてくれましたね☆

「父との面会を断れば和議そのものがなくなり、私は美濃に戻ることになりますがよろしいですか。」

と帰蝶が言った後、

信長がお碗を差し出した帰蝶の手を両手で熱っぽく握ったのと、

「帰蝶・・・」と言いながら「絶対に帰蝶を手放したくない」という、信長の純粋な眼差しが本当に好きなんだな~と伝わってきて良かったです。

それから、夜のシーン。

帰蝶に膝枕をされ、甘えた表情で完全に心を許している信長と、母性のような愛で信長を包みこむ帰蝶の図も微笑ましくて良かったです。

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これからも、帰蝶に甘える可愛い信長が見たいです。

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終わりに

以上、「麒麟がくる」第13回のネタバレ、感想レポートでした。

次回は、道三が信長を気に入ることで、道三VS義龍の親子対立がより本格化しそうですね。

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次回も目が離せません☆

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この記事を書いた人

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