今回は、後楽園をご紹介します。
2019年のGWに行った時の記事です。
後楽園は、日本三大庭園の1つで有名ですよね。
後楽園とは
岡山藩主・池田氏の庭園
後楽園は岡山第二代藩主・池田綱政が岡山郡代官・津田永忠に命じて造らせたもので、1687年(貞享4年)に着工し14年の歳月をかけ1700年(元禄13年)に完成しました。
藩主が賓客をもてなした建物・延養亭(えんようてい)を中心とした池泉回遊式の庭園で、岡山城や周辺の山を借景としています。江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいましたが、1871年(明治4年)園内を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めました。(※記事のタイトルのみ、東京の後楽園と区別するため岡山後楽園と記載しています)
総面積は133,000㎡で、東京ドームの約3倍の広さです。
奥の岡山城見えますか~?
後楽園は、岡山城と旭川を挟んで対岸の中州に位置します。
岡山後楽園公式HP: https://okayama-korakuen.jp/
日本三大庭園の1つ
日本三大庭園とは、石川県金沢市にある「兼六園」、茨城県水戸市にある「偕楽園」、そして岡山県岡山市にある「後楽園」の3つの日本庭園を指します。
明治時代に選定されたこの三つの大名庭園は「雪月花」に基づいて選ばれたと考えられており、「花の偕楽園」「雪の兼六園」「月の後楽園」としてそれぞれの見どころを表現しています。(諸説あり)
日本の雅や風流を解釈できる非常にわかりやすい名称がついているのも、この3つの庭園の人気の秘密かもしれませんね。
ちなみに、私は偕楽園を行けば日本三大庭園制覇になります!!
体験記
後楽園入場
岡山城観光後、旭川の桃ボートが気になりながら横目に歩き、後楽園に移動しました。
後楽園の南門(岡山城口)から入りました。
後楽園案内図。時計回りに回ります。
南門入場して少し進むと、タンチョウヅルの檻があって、動物好きの夫は喜んでいました。
タンチョウヅルって頭の赤い点が可愛いですよね。
(撮り忘れたので、これはイメージ写真です)
慈眼堂
慈眼堂は、池田綱政が元禄10年(1697年)に池田家と領民の繁栄を願って建立し、観音堂を祀りました。
仁王門を潜ります。
烏帽子岩。花崗岩を36個に割って運び、元の姿に戻したもの。仁王門入って右にあります。
沢の池
沢の池は後楽園の中央付近に位置し、池には中の島、御野島、砂利島が浮かんでいます。当初は庭園から半島状の地形で3つの島は1つに繋がれていましたが、江戸時代末期になって切り離され現在のような景観になりました。
中の島へは橋が架かってましたが、残念ながら立ち入り禁止でした。
3匹の亀が仲良く日干しをしていて、なごみます♪
唯心山(ゆいしんざん)
唯心山は、池田継政(綱政の子)が作った約6mの築山で、立体的な景観が楽しめる庭園になりました。
山腹には唯心堂があり、斜面には石組に合わせてツツジやサツキが植えられて見頃でした。
山頂から、さっきいた場所を眺めるのは不思議な感じですね。
流店(りゅうてん)
私が後楽園の中で一番感動した場所が、ここ流店です。
「建物の中を水が流れる」という見たことない光景に驚きました。全国でも珍しい構造だそうです。
側面から眺めると、ただの茶室に見えますが・・・。
正面(?)に回ってみると、水が建物の中心まで流れてるのがわかる~!!
建物から流れる水は八橋へと進み、風情のある景色を作っています。
花葉(かよう)の池
花葉の池は、近くの建物「茂松庵」の旧名「花葉軒」に由来します。夏には花蓮「一天四海」が咲きます。
花葉(かよう)の池には、木橋と大立石(おおだていし)が美しい景色を作っています。池が鏡のようです。
その他
その他、後楽園の中で印象に残った風景をご紹介します。
さざなみ茶屋特製・梅ジャムソフト。後楽園で穫れた梅で作ったジャムとバニラの組み合わせが絶妙でした。後楽園に行ったら是非食べてみてください。
落ちないとわかってても、こういう通路を歩くのはドキドキして楽しいですよね。
花菖蒲とつつじの競演。今の時季だからこそ楽しめる景色ですね。
エサに群がる鯉が集まりすぎてカオス。(笑)
ここで作った茶葉は、藩主が飲むお茶となりました。毎年5月には茶摘み祭を行っています。
日本庭園らしく竹林もあります。
後楽園を見終わった後は、徒歩5分くらいの所にある夢路郷土美術館に行きました。(館内は撮影禁止だが、併設のカフェは写真OKでした。)
その後バスで岡山駅に移動、岡山駅から鈍行で実家のある姫路に戻り、私達の岡山3泊4日の旅は終わるのでした…。
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終わりに
いかがでしたでしょうか?
岡山に来たら、日本三大庭園の後楽園に行ってみてくださいね。
次回は、「【岡山市・倉敷・備中松山城】初めての岡山旅行はこの3ケ所をおさえよう!!」をお送りします。