【麒麟がくる 第22回】義輝の苦悩が伝わり向井理が愛しくなる回

2020年8月30日、NHK大河の「麒麟がくる」第22回が放送されました。

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コロナの影響で休止していた「麒麟がくる」ですが、約2ケ月ぶりの再開ですね!!

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当記事では、ネタバレや感想を書いていきます。
目次

麒麟がくる 第22回「京よりの使者」ネタバレ 感想

前回のおさらい

今川から元康を離反させる工作は失敗に終わった。
信長は、父・信秀の教えを思い出し、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であることを疑い、前線へ出陣する。局地戦を展開して義元自ら率いる本隊から徐々に兵を引き離す作戦を決行する。
一方の元康は三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否。
そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は桶狭間山での立ち往生を余儀なくされる。
そこに織田の軍勢が襲いかかり、今川義元を討ち果たした。

出演者

史実に出てくる人物

明智光秀:長谷川博己
明智秀満:間宮祥太朗
煕子:木村文乃
牧:石川さゆり

足利義輝:向井理
三淵藤英:谷原章介
細川藤孝:眞島秀和
三好長慶:山路和弘
松永久秀:吉田鋼太郎

覚慶:滝藤賢一

近衛前久:本郷奏多

朝倉義景:ユースケ・サンタマリア

オリジナルの人物

望月東庵:堺正章
駒:門脇麦
伊呂波太夫:尾野真千子

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ネタバレあらすじ

京の情勢

桶狭間の戦いから四年が過ぎた、永禄七年(1564年)冬・・・。

京の実権は三好長慶が完全に掌握し、大和の国を重臣の松永久秀に任せていた。

足利義輝は名ばかりの将軍で、三好長慶の傀儡となっていた。

関白の近衛前久は義輝を呼び出し、こう詰問した。

「どうして60年に一度の甲子の年に改元の申し出をしないのか?

帝に改元のお伺いを立てるのは、代々将軍家の務めであろう。」

義輝は、「私を将軍と思われますか?この京を治めているのは三好長慶だ。私に力はない。」と返答した。

さらに義輝は帝への不満をぶちまけた。

帝も私を軽んじておられます。6年前私が朽木にいた頃、帝は私に何も知らせず勝手に改元をあそばされた。
悔しゅうて、私はその後もしばらく『弘治』の年号を使うた。
あの時から私は帝を信用しておりませぬ。
帝が何事のものですか。
武家の後ろ盾がなければ何もできぬではありませぬか。
私は改元など知りませぬ。

そう言い放つと、義輝は部屋を退出した。

光秀を訪れる細川藤孝

光秀は、煕子、牧、秀満と越前で慎ましやかに暮らし、二人の娘にも恵まれていた。

ある日、細川藤孝が訪ねてきて、光秀は久しぶりの再会を喜んだ。

煕子が食事の支度をするかたわら、二人が酒を酌み交わしていると、牧が長女・岸と次女・たまを藤孝に紹介した。

 

その後、光秀と二人きりになると藤孝が本題を話し始めた。

「京の足利義輝が、『光秀と一緒に能を観たい。』と言っている。」という。

藤孝は、現状の義輝の状況を話した。

「すっかり心を閉ざしてしまっている義輝に会って、真意の程を探って欲しい。」と、藤孝は頼んできた。

 

光秀は煕子に、京に行って自分が出来る事をやってみたい。と伝えると、煕子は快く送り出してくれた。

 

早速、光秀は朝倉義景の館に行き、京に行く旨を伝えた。

義景は、京で何があったか教えてほしいという条件を出し、代わりに家族の面倒をみてやると言った。

駒と東庵の確執

東庵と駒は京に戻っていた。

駒は駿府にいる時、芳人という老人から丸薬の作り方を教わり、貧しい人々に無料でその丸薬を渡していた。

東庵はその丸薬を怪しげな薬だと疑い、駒に配るのをやめるよう注意した。

二人は激しい口喧嘩となり、駒は喧嘩の勢いで東庵の家を出てしまう。

伊呂波太夫と近衛前久の関係

伊呂波太夫は、京の自宅で関白の近衛前久とすごろくをしていた。

東庵の元から駆け付けた駒が部屋に通されると、すごろくの相手が関白の近衛前久だと聞いて驚いた。

とっさにひれ伏した駒に、伊呂波太夫は「自分の弟みたいなものだ。」と言った。

伊呂波太は幼い頃近衛家に拾われ、当時赤ん坊だった前久の面倒を見ていたので、「伊呂波太夫に対して、今も頭が上がらない。」と前久は言った。

伊呂波太夫は駒に、「旅芸人一座がいる大和に一緒に行かないか。」と誘った。

大和を牛耳る松永久秀は、奥方が亡くなった事により「鳴り物禁止」のお触れを出していた。

伊呂波太夫たちは興行が出来なくなるので、そのお触れを解いてほしいと直談判しに行くという。

前久も松永久秀に別の用事があるので同行するといい、駒も一緒に大和に行く事になった。

松永久秀と近衛前久の対面

大和にある多聞山城で、近衛前久は松永久秀と会った。

そこで近衛前久は、

「将軍を亡き者にする輩がおるという話があるが、おぬしがそれに一枚噛んでいると聞いたが?」

と問いただした。

しかし松永久秀は、

「関白殿下ともあろうお方が、そんな戯言を信じるのはいかがなものですかな。」

と返した。

謎の僧・覚慶

駒が大和の市を歩いていると、貧しい物に施しをしている一人の僧侶の姿が目に入った。

僧侶の名は覚慶といい、のちに足利義昭となる人物である。

その僧侶は、度々貧しい人々に食べ物を分け与えているという。

後をつけた駒がその僧侶に話しかけると、「私はただ、己が出来る事をしているだけ。あれくらいしかできない。」と言って去っていった。

光秀、義輝に謁見

二条御所に着いた光秀は、「能を観た後、義輝から三好長慶を討つ相談をされるだろう。」と三淵から聞かされた。

義輝らと能を観た後、予想通り義輝の部屋に招かれた。

義輝は苦しそうに胸の内を話した。

諸大名たちに上洛の文を出しても、誰もそれに応じない。

将軍も軽んじられたものよ。もはや、誰もあてにできぬ。

それで、そなたを呼んだのじゃ。

あることを頼もうと思うてな。

だが、ようわからぬ。

三好長慶を討てとそなたに頼もうと思うているのじゃ。

されど・・・頭を冷やしてよう考えた。

武家の鑑でなければならぬ将軍が己の意に添わぬからとその者の闇討ちを企てては、ますます将軍の権威は堕ちる一方じゃ。

光秀はホッとしたように「仰せの通りにございます。」と答えた。

義輝は続けて言った。

「わしは麒麟を呼べる男になりたいのじゃ。

それは将軍になってからずっと願い続けてきたことじゃ。

しかし思うようにならぬ。やればやるほど皆の心はわしに離れてゆく。

何もかも上手くいかぬ。」

光秀は提案した。

「上様、恐れながら私に考えがあります。

将軍家の力を取り戻すには強い大名の支えがいります。

尾張の織田信長を私が京へ連れて参ります。」

それを聞いた義輝は、ぜひ信長を連れてくるよう光秀に頼んだのだった。

光秀、東庵に相談

翌日、光秀は東庵に会いに行った。

そして、ある方と約束したことが約束したことが不安だと相談した。

東庵は、「目の前の事を一つずやっていくしかない。」と助言した。

 

河内の飯盛山城で三好長慶が病により亡くなっていた。

京は再び動乱の時代に入った。

次回予告

将軍・義輝の文を手に信長の元に向かった光秀。
しかし肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。
代わりに取り次ぎを任された藤吉郎から、京で三好長慶の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞く。
しかも裏で糸を引いているのが松永久秀であると知り、衝撃を受ける光秀。
すぐに大和の松永の元を訪ね、その真意を問いただすも、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない、このままでは世が治まらないので、殺しはしないが追放するつもりである」と告げる。

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松永久秀、いい人なのか悪い人なのかよくわからないですね。
いや、どう見ても悪人っぽんだけど、光秀を気に入ってるから、光秀のいうことなら聞いてくれる・・・かも!?

感想・気付いた点

たまと細川藤孝の関係

細川藤孝が越前の光秀邸に来訪した時、次女のたまを抱っこするシーンがありましたね。

「ふ~ん、藤孝って、見た目に似合わず赤ちゃん好きなんだ。」っていうアピールではないですよ。

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歴史好きの人ならピンと来ていると思いますが、このシーンには未来の二人の関係性を暗示しているのです。

たまは成長すると、織田信長の発案により細川藤孝の嫡男・忠興に嫁ぎます。

つまり、藤孝とたまは舅と嫁という関係になるのですね。

のちにたまはキリシタンとなり洗礼して、”ガラシャ”という名前を与えられます。

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「細川ガラシャ」という名前、聞いたことある人も多いのではないでしょうか?

ガラシャの人生、そして光秀やガラシャの子孫については、友人のかおりんさんのサイト「歴史上の偉人、有名人と子孫の大百科」で詳しく紹介されてい。是非ご覧ください。

明智光秀の子孫と細川ガラシャ(明智玉子)の子孫

足利義輝と覚慶の兄弟

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今日の新しいキャラとして、謎の僧”覚慶”が出てきてましたね。

なんであんなに気前がいいのかと思えば、「将軍家の子弟だから」と思えば納得です。

裕福だろうし、世の中のために何かしたいという高い志があったのかもしれません。

ところで、なぜ将軍の子弟である彼が僧になったのか・・・。

ここで、足利義昭のプロフィールを見てみましょう。

足利 義昭(あしかが よしあき))
1537年12月15日〈天文6年旧11月13日〉‐ 1597年10月9日〈慶長2年旧8月28日〉。
室町幕府第15代(最後の)将軍(在職:1568年〈永禄11年〉- 1588年〈天正16年〉)。
父は室町幕府第12代将軍・足利義晴。母は近衛尚通の娘・慶寿院。第13代将軍・足利義輝は同母兄。足利氏22代当主。
足利将軍家の家督相続者以外の子として、慣例により仏門に入って覚慶(かくけい)と名乗り一乗院門跡となった。

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相続争いを避けるため、足利将軍家では、嫡男以外の男児はお寺に入れられていたのですね。(一休さんみたい)

「応仁の乱」の義視VS義尚みたいに、この方法でも失敗する場合もありますが・・・。

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ところで、義輝と覚慶は同母兄弟とのことですが、義輝(向井理・38歳)が兄、覚慶(滝藤賢一・43歳)が弟って、逆じゃないの!?なんて思ったり。

義輝は将軍としてヌクヌクと何不自由なく育ったお坊ちゃん(←結構苦労してますが)、覚慶はお寺で厳しい修行に励む僧・・・ということを強調してるのかな?

今回久しぶりに見た義輝はちょっとやさぐれた感じが、筆者の母性本能をくすぐりました。(単に向井理が好きなだけ)

ともあれ、今後の彼ら兄弟の動きに注目です。

ちなみに近衛前久の父・稙家と慶寿院は兄妹なので、近衛前久と足利義輝・覚慶はいとこという関係になります。

伊呂波太夫すごすぎ!!

殿上人である関白・近衛前久を弟扱いしたり、松永久秀の口説きを上手くかわしたり、伊呂波太夫は本当にやりてですね。

将軍に向かって厳しい剣幕で怒る近衛前久も伊呂波太夫におちょくられて嬉しそうにしているし、意外とMなのかな?と思いました。(笑)

そういう意味では、松永久秀も女性にはMなのかもしれませんね。(笑)

さて、伊呂波太夫の「貢いでる男」って誰なんでしょう?

意外と男の子を持つシングルマザーだったり!?(←現代ドラマによくあるパターン)

Sayulist
相変わらず謎の多い女性です。

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終わりに

以上、「麒麟がくる」第21回のネタバレ、感想レポートでした。

足利義輝が好きすぎて、応援せずにはいられません。

Sayulist
次回もお楽しみに☆

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この記事を書いた人

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