東京からはるばる”天孫降臨の地・高千穂”へやって来た私たち夫婦。
2種類の徒歩ルートを使って、槵触(くしふる)神社と荒立(あらたて)神社を往復、
車を走らせて、天岩戸神社にも行ってきました。
当記事では、次に向かった「天安河原(あまのやすかわら)」をご紹介します。
2019年10月26日に行った時の記事です。
高千穂 天安河原(あまのやすかわら)
『るるぶ宮崎高千穂’20』に「5大パワースポット」として紹介されていたのが、高千穂神社、槵触神社、荒立神社、天岩戸神社、天安河原。
先に紹介した4つの神社をまわった後、最後に天安河原へ向かいます。
↑今回の旅で大活躍した『るるぶ宮崎高千穂’20』
歴史
「天岩戸伝説」で天照大御神が岩戸に隠れた際、八百万の神々が集まり神議したと伝わる場所。
「仰募窟(ぎょうぼがいわ)」と呼ばれる間口40m、奥行30mの大洞窟の中に社があり、また祈願を願う人による無数の石積みがより神秘的な雰囲気を醸し出しています。
「天岩戸伝説」とは?
前回記事「天岩戸神社」でもご紹介しましたが、ご覧になっていない方のためにこちらでも載せますね。
①ヤンチャな弟・素盞嗚尊(スサノオノミコト)の乱暴が過ぎたので、お姉さんの天照大御神は怒って洞窟(=天岩戸)に隠れてしまいました。
②太陽の神様である天照大御神が隠れてしまったので世の中は真っ暗になりました。すると、食べ物が育たなくなったり病気になったりと大変なことが次々と起こり、みんなとても困りました。
③八百万の神々は「このままではいけない。」と天安河原で話し合いを行いました。
④そこで、天照大神の隠れる天岩戸の前でドンチャン騒ぎをして、天照大御神を誘い出すことにしました。
天鈿女命(アメノウズメノミコト)がストリップダンスをしたら(←これ絶対話題になるので言う)、神々がドッと盛り上がりました。
それを聞いた天照大御神が気になって天岩戸から少し覗くと、岩戸の陰で待ち構えていた手力雄命(タヂカラオノミコト)が岩戸に手をかけ渾身の力を込めて開け放ち、天照大神を完全に岩屋から出しました。
⑤天照大御神が表に出てきたことで、再び世の中が明るくなり、平和な時代に戻ったそうです。
めでたしめでたし。
東国原英夫がお告げを聞いた場所
そのまんま東としてタレントで活躍後、2007年~2011年宮崎県知事を務めた東国原英夫氏。
東国原氏が宮崎県知事出馬を決意したきっかけとして、なんとここ天安河原が関係しているんです。
以下は、東国原氏が知事だった時にTV番組で話した内容です。
政治に行こうという気持ちはあったんですが、宮崎を良くするためには地方自治と国政と両輪で、やってかなきゃいけない。
で、どっちで行くかっていうのをちょっと悩んでた時がある。
もし宮崎を、地方自治をやるんであれば、高千穂を知らなければ話にならんだろう、と。
それで行ったんです。それが後で考えると・・・何か呼ばれたのかな~っていう感じはしないでもなかったですね。
真っ暗になってから(天安河原に)来たんですよ。
立ち止まって、「これ何だろうね、何か気味悪いね」って言ってたら、声が聞えたような気がしたんです。それは、『宮崎に帰って来なさい。宮崎のためにあなたは汗を流しなさい。精一杯やりなさい』っていう声が・・・。
僕はね、宮崎に帰るかどうか悩んでたから多分、自分の悩んでた気持ちが、そうさせた。
そういう空耳だったかもしれません。でも聞えたような気がしたんですよ。
で、私はそこで決めたんです、宮崎にしようと。
普段は霊感はないと話していた東国原氏ですが、芸能界や政界で活躍できる人は強運の持ち主ですから、いざという時はこういった神秘体験をするのかもしれません。
ネットで「天安河原」を調べると、「霊感の強い私は、気持ち悪くなって入れなかった」「霊を連れて帰ってしまった」「写真を撮ったら無数のオーブが写って気味悪かった」「霊感の強い人は行かない方がいい」などという文を見かけました。
どちらかというと、神様云々ではなく、石積みにこめられた人々の欲望の念が溜まり溜まって、霊感体質の人を反応させているのかもしれませんね。
ちなみに私たち夫婦は霊感ゼロなので、その不思議な雰囲気に感動こそすれ、気持ち悪くなることは一切ありませんでした。
体験記
天岩戸神社から県道7号線を出て少し歩くと、すぐに天安河原に行く入口が見えてきます。
分かりやすく看板が立ってます。周辺には土産屋や飲食店が少しありました。
道を下ると渓谷に入っていき、景色がガラッと変わります。
途中にある太鼓橋は、江原啓之さんが「とても強いパワースポット」と言っていたそうです。
気のパワーはわかりませんが、なんとなく異世界への境目という感じはしました。
川の色が、何とも言えないくらい綺麗なグリーンです。
渓谷沿いをずっと歩いていたら、岩にたくさん石積みが載っている所に辿り着きました。
その左手には・・・
天安河原がありました!!
人がいっぱいいるからいいけど、夜に1人は肝試しレベルな所ですね。
早速「仰募窟(ぎょうぼがいわ)」の中に入り、社にお参りしてきました。
洞窟の奥から、社と鳥居を撮ってみました。
元々洞窟好きなので、こういうシチュエーションは大好きです。
洞窟好きにオススメ記事:沖縄 ガンガラーの谷にある洞窟カフェ
それにしても目に入るのは、無数の石積み。
賽の河原っぽくておどろおどろしい感じですが、私は嫌いではありません。(霊感がないから言えるのかもしれないけど)
ただ、自分も石を積んで願掛けしようとまでは思いませんでした。
見てください、この石積みの山!!
人々の欲望の念が渦巻いていますね~。
概要
所在地:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字天岩戸1073-1
電話番号: 0982-74-8239(天岩戸神社)
アクセス:高千穂バスセンターから「天岩戸行き」に乗り約20分
あまてらすの隠れCafe
体験記
天安河原を出た後、天岩戸神社との間に気になるカフェがあるので行ってみることにしました。
もうこの立地からして、絶景なのが期待できますよね。
まずは入口のレジで会計を済ませてから、着席するというシステムのようです。
店内にも座席はありますが、やはり目的はテラス席。
見てください、この緑の絶景を!!
ちょうどいい気候の中、見渡す限りの緑と清流の音が心地よくて、ずっとここにいたくなる最高の空間でした。
私たちが頼んだのは、果実たっぷりマンゴージュース。
宮崎ってマンゴー有名だなと思って選びました。
マンゴージュースのこの濃厚ぶりがすごい!!
果実は凍っていてシャーベットみたいでした。ジューシーで美味!!
柵の間を覗くと清流が眺められます。高所恐怖症の人は要注意ですね・・・。
恋愛にご利益のありそうな絵馬を発見。
メニュー表を撮り忘れましたが、ドリンクだけでなく、ホットドックなどの軽食やアイスなどのスィーツも豊富にありましたよ。
遅めの昼食w
cafeあまてらすの隠れテラスで
『高千穂牛めん(温玉入り)』を頂きました。
牛肉が柔らかくて、スープとマッチして
大変美味しゅうございました❤(*´ω`*) pic.twitter.com/hNpv3VULwU— Rukumo@今年(FGO:6k) (@rm34dc_twr) February 20, 2016
持ってきた『るるぶ宮崎高千穂’20』でも紹介されていました☆
絶景に癒されるので、是非行ってみてください。
概要
所在地:宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1082-21
電話番号:0982-76-1200
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
※サイトによっては「あまてらすの隠れテラス」という表記もあるのですが、最新版のるるぶで紹介されていた「あまてらす隠れCafe」を採用しました。
終わりに
天安河原とあまてらすの隠れCafeの体験記、いかがでしたでしょうか?
異世界の天安河原、究極の癒しスポットのあまてらすの隠れCafe、高千穂に来たら是非どちらもお越しくださいね。