2021年1月17日、NHK大河の「麒麟がくる」第41回が放送されました。
麒麟がくる 第41回「月にのぼる者」あらすじ&感想
あらすじ
大坂本願寺、丹波と、終わりの見えない戦に追われる光秀(長谷川博己)。
追放された将軍・義昭(滝藤賢一)は、諸国の大名に向けて「信長(染谷将太)を倒し幕府を再興せよ」と御内書を送り続けており、事態は混迷を極めていた。
光秀は、訪ねてきた秀吉(佐々木蔵之介)に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の名茶器「平蜘蛛(ひらぐも)」を隠し持っていることを信長に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす。
光秀は「知らないと返答した事をひどく後悔した。」と言いながら、平蜘蛛を信長に差し出した。
信長は光秀が黙っていたことについて咎めなかった。
光秀は、平蜘蛛になぞらえて信長を諫めた。
「この平蜘蛛を持つ者には、覚悟がいると聞き及びました。
いかなる折も、誇りを失わぬよう志高き、心美しき者であると。
殿にもそういった御覚悟を、お持ちいただければ幸いでございます。
そうすれば天下は穏やかにまとまり、大きな国となりましょう。
城を美しく飾るだけでは人はついて参りません。」
すると信長は、
「聞けば、なんとも厄介な平蜘蛛じゃな。
いずれ今井宗久にでも申し付け、金に変えさせる。その覚悟とやらは、一万貫ぐらいになる。」
と言い、光秀を絶句させた。
ある日の夜、光秀は正親町天皇に拝謁することができた。
帝は「桂男と月」の話をした後、光秀にこう命じた。
「この後、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ。」
天正6年秋、たまは、細川忠興のもとへ嫁いで行った。
光秀と秀吉の対比
平蜘蛛の件で、光秀を陥れようとした秀吉でしたが、光秀に見破られてしまい、逆に厳しく非難されています。
この二人のやりとりを見ていると、「育ちがよく、常に正攻法の光秀」VS「出世のためなら他人を蹴落とすことも厭わない、成り上がり者の秀吉」という対比がくっきり浮き出てきますね。
光秀が好青年な分、どうしても秀吉が卑しく見えてしまいます。
身分が低かった秀吉は、ここまでやらないと出世はできなかったのでしょうが・・・。
#明智光秀 #麒麟がくる
麒麟がくる 第41回「月にのぼる者」光秀VS秀吉 天王山の合戦前哨戦
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どうせ知りゃしねーだろ、としれっとやって来た秀吉(佐々木蔵之介)をとっちめる光秀(長谷川博己)。
光秀対秀吉のライバル対決を軸としたドラマもいいのではと思います。 pic.twitter.com/Px6ky6inbe— 市井學人(護憲派ディレッタント) (@aryamashoukai) January 23, 2021
今まで見た信長関連のドラマだと、信長が生きていた頃の秀吉はあまり黒い部分は見てこなかったので、こんな悪役なのは初めてな気もします。(信長死後の秀吉は、イヤなクソジジイというキャラが多いですけどね)
やっぱり公家姿の前久様が一番イイ♥
来ました、本郷・・・いや、近衛前久様♥
京を追われ、丹波では山伏の変装までしていましたが、
やっぱり前久様はお公家様の姿が一番似合います♥
しかも、この回で好きなところは、もはや怖い者なしの信長に対しても、チクリチクリと嫌味を言うところ。
「信長殿は人使いが荒い。」
「いつ来ても鼓を打って誤魔化される。」
「ふ~ん。今日は天守で誤魔化そうとの魂胆じゃな。」
「先の関白も、今や信長殿の操り人形じゃ。やむなしやむなし・・・。」
前久様が好きすぎて、前久様スピンオフのドラマが見たくなってきた。(笑)
正親町天皇と信長
光秀が正親町天皇に拝謁すると、
「この後、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ。」と命じられます。
「44回目に討たれる明智光秀」
41回目#麒麟がくる pic.twitter.com/7Xg5RsxE4r— Kタカ (@HitUltra) January 17, 2021
~中国の伝承の「桂男」とは?~
唐の時代に書かれた古書『西陽雑俎』によれば、元々は西河出身の呉剛という名の人間で、当時禁じられていた仙法を学んだ罪で、月にあるとされる大宮殿“月宮殿”で巨大な桂の木(高さ500丈)を刈る刑罰を受けたされている。
正親町天皇にとっては信長も、月に昇って二度と戻ってこれない桂男のように見えたのでしょう。
①信長が譲位を要求したとする説
正親町天皇は天正元年(1573年)頃から信長にその存在を疎まれるようになる。そして、たびたび譲位を要求されるようになる。
同年12月8日の『孝親日記』にその事が記されている。
②信長が譲位に反対したとする説
正親町天皇が譲位を希望して信長がこれに反対していたという説もある。
『お湯殿の上の日記』によると、天正9年(1581年)、正親町天皇から退位の意向が信長に伝えられた。同年3月24日に譲位がいったん朝議で決定され、「めでたいめでたい」とまで記されている。
しかし『兼見卿記』4月1日の条に、一転中止になったと記されている。
それは、譲位に関する諸儀式や退位後の上皇の御所の造営費用がなかったからだとか、戦で忙しい信長がそれどころではなかったからとも言われている。
これが、信長は譲位に消極的だったのではないかという説である。
私はどちらかというと②の考え方で、朝廷黒幕説はあまり支持してません。
あの足利義昭だって生かしているし、信長もいいところのぼっちゃんだから、権威はないがしろにしない人だと思っているので。
ちなみに、本能寺の変後の正親町天皇の生涯はどんなものだったのでしょう?
【登場人物のその後】正親町天皇は皇太子誠仁親王が若くして亡くなったため天正14年まで在位し、皇孫の和仁親王(後陽成天皇)に譲位して上皇となった。文禄2年(1593)、77歳にて崩御した。#麒麟がくる pic.twitter.com/rGxgp3f2qu
— 令和の土星人@2/21モーニング娘。’21大阪個別 (@4568Ts) February 7, 2021
皇孫に譲位し上皇となられた後も、長生きされたんですね。
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終わりに
以上、「麒麟がくる」第41回のあらすじ&感想でした。
つくづく平蜘蛛って因縁めいた茶器ですね・・・。