東京からはるばる”天孫降臨の地・高千穂”へやって来た私たち夫婦。
高千穂牛レストラン和(なごみ)でステーキランチを堪能した後は、
「まずは高千穂の名の付いた神社に参詣!!」
ということで、高千穂神社にやってきました。
2019年10月26日に行った時の記事です。
高千穂神社の夫婦和合の御利益は本当だった
高千穂神社の歴史
高千穂神社は、『続日本書紀』にも登場する由緒ある古社です。
第11代垂仁天皇時代(120年ぐらい?)に創建され、日向三代(瓊瓊杵尊・火折尊・鸕鶿草葺不合尊)の神々とその配偶神、神武天皇の御兄ミヌケノミコト一族を祀っています。
また毎夜観光客のために行われる夜神楽も評判で、境内の神楽殿で年中無休で公開されています。
御利益
縁結び・夫婦円満・諸願成就・農産業・厄祓のご利益があると、広く信仰を集めています。
その中でも最近はやはり、縁結びの神様として婚活中の女子に大人気のようですね。
高千穂神社は荒立神社と天岩戸神社とともに高千穂のパワースポット三社と呼ばれているそうです。
体験記
高千穂牛レストラン和(なごみ)から高千穂神社は車で2分。
高千穂神社の駐車場は広々としていて、安心して停められます。
観光バスもたくさん停まっていて、高千穂観光の定番コースなのがうかがえます。
ちなみに、駐車場設置のトイレは新しくてきれいでしたよ。
では、早速鳥居を潜ってみましょう。
この日は天候にも恵まれ、境内は清々しい気を感じました。
まずは左側にある手水舎で清めた後、階段を昇っていきます。
狛犬
高千穂神社の狛犬は、皇紀2664年・平成16年(2004)4月16日建立だそうで、新しいですね。
ここの狛犬は子だくさんで、阿吽共に二匹ずつの子がお腹の下に隠れています。(魚に見えた)
階段を昇りきると
まずはお参りです。
↑この写真は奇跡的に無人状態で撮れてますが、実際は多くの人で賑わっていました。
今回の高千穂の参詣は各神社の御利益は関係なく、すべて日本国と皇室の安寧と繁栄をお祈りしてきました。
高千穂神社は鎌倉幕府の信仰が厚く、源頼朝は秩父の豪族畠山重忠を代参として天下泰平の御祈願に参詣させ、その際重忠が手植した杉が「秩父杉」として残っています。
拝殿の奥、本殿右側に回ってみましょう。
高千穂神社の祭神であるミケヌノミコトが、荒ぶる神である「鬼八(きはち)」を退治したという伝説をもとにつくられた脇障子です。
第11代垂仁天皇の勅命により、我国で始めて伊勢神宮と当高千穂宮が創建せられた際に用いられた鎮石と伝えられています。
「そういえば、茨城県の鹿島神宮でも似たような要石(かなめいし)っていうの見たな~」と思っていたら、その要石は高千穂宮より贈られたものと書いてあり、嬉しくなりました。
石に祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められるといわれています。
持ってきた『るるぶ宮崎高千穂’20』には、鎮石について「手をかざすとピリピリと感じたり、温かく感じる人もいるそう。」と書いてあり、読んだ後に石に手を近づけるとサブリミナル効果でそんな気がしてきました。(単純)
拝殿の左側には、荒立神社が入っていました。(同名の神社がまた別の所にあり、後ほど行きました。ここは出張所みたいな感じ?)
御祭神は猿田彦六神と天鈿女命(アマノウズメノミコト)で交通安全・縁結び・芸能の神さまとして信仰されています。四皇子社には日本建国に功績をのこされた神々、神武天皇とその御兄弟四柱の神(五瀬命)(稲氷命)(三毛入野命)(佐野命)が祀られています。
さらに右奥に進むと、小さい小屋がありました。
「おはよう論理塾」と看板が付いてました。寺子屋ならぬ神社小屋って感じ?
夫婦杉
根元が一つの夫婦杉は、いかなる事があっても別れられない形を表しています。
持ってきた『るるぶ宮崎高千穂’20』には、夫婦杉についてこんな説明がありました。
大切な人と手を繋ぎ、杉の周りを3回まわると縁が深まる
せっかくなので夫に頼んで、手を繋いで2人で夫婦杉を3周しました。
夫婦円満のご利益を感じた出来事
そのご利益は、帰り道の境内にて早速起こりました。
並んで階段を降りていたのですが、私は階段の一番下の所で足をひねってしまいその場にうずくまりました。
こんな時、私の夫は「何してんだよ~」とかぶっきらぼうに言っちゃうタイプ。
「あぁまた言われるのかな」と思っていたら・・・
なんと、
「大丈夫?」
と優しく手を差し伸べてくるではありませんか!!!!!
別人のようなジェントルマンぶりに、私は感動すると同時に、夫に惚れ直しました。(前がひどすぎただけ!?)
これはきっと高千穂神社の神様のご利益に違いない。(断言)
高千穂神社の神様、ありがとうございます・・・。
これからも幾久しく彼がジェントルマンでありますように。
あとで夫に聞いたら、「自然にその言葉が出た」と言っていました。何か降りてきたのかな・・・。
概要
所在地: 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
電話番号:0982-72-2413
アクセス: 高千穂バスセンターから徒歩15分
ついでに寄りたい
高千穂神社から県道203号線をはさんだ向かい側に、ごく小さい丘みたいな謎のこんもりゾーンがあり、気になるので行ってみました。
この像の両側にそれぞれ階段があり、右側の急な階段を昇ってみると・・・
石碑や庚申塔がひっそりと建っていました。
奥の建物を見に行ってみると・・・
「南観世音菩薩」と幟(のぼり)がありますが、神仏習合っぽいですね。
右側の馬の像がなんともユーモラスです。
お寺の左側に回ると・・・
説明文にはこう書かれています。
散りきわに淡い墨色を帯びることから、淡墨桜といわれる。国指定天然記念物である岐阜県根尾村淡墨桜の種子から育てた苗木を植樹した。継體(体)天皇のお手植えともいわれる。
現代人が植えたのか、継体天皇が植えたのか、どっちなんですかね!?(謎)
時間のある人は、ついでにこのこんもりゾーンにも行ってみてくださいね。
終わりに
高千穂神社のご利益エピソード、いかがでしたでしょうか?
こんな夫婦円満体験もあったので、婚活中の人もカップルの人も高千穂神社にお参りしてみてくださいね。