高千穂観光に行くために熊本空港から高千穂へ車で向かったのですが、途中で「カオスなかかしアート」を見付け帰りに立ち寄ったので、その芸術の世界をご紹介します。
2019年10月27日に行った時の記事です。
熊本 奥阿蘇 カオスなかかしアートの世界
ここを見付けたきっかけ
私たち夫婦は10/26・27の1泊2日で高千穂弾丸旅行に行ってきました。
大学のゼミで「神話・伝説・童話」を選択したぐらい、神話が大好きな私。
兵庫県出身ということもあり淡路島と伊勢神宮は何度も行きましたし、奈良の神話ゆかりの地や出雲大社にも足を運び、「次は、天孫降臨の地”高千穂”に行きたい!!」という思いから、この旅行を計画しました。
高千穂は宮崎県ですが宮崎空港より熊本空港の方が近いので熊本空港でレンタカーを借りて、熊本空港から一路高千穂に向けて約70kmの距離を車で移動することになりました。
すると、その途中の奥阿蘇と呼ばれる地域でグラウンドの広さのようなところに謎の展示がしてあるのが見え、気になったので帰りに寄ることにしました。
奥阿蘇物産館から国道325号線を挟んだ向かいに、かかしアートの会場はあります。
かかしアート作品紹介
駐車場に車を停めて、いよいよ魅惑のかかしワールドに飛び込みます。
なんと、会場のかかしは115体もあります!!
気になるかかしの写真をたくさん撮ったのですが、わかりやすく時代別にまとめてみました。
カオスなかかしの世界をご堪能ください☆
懐かしい昔の風景
まずは、かかしにピッタリな日本の懐かしい原風景から。
日本の昔話といえば、やはり桃太郎でしょう!!膝が崩れ落ちてますが。
桃太郎の世界に没頭できる博物館の記事はこちら
この辺りは赤牛が有名なのですが、この後赤牛のハンバーグを食べました☆
梯子の上の人、ショック死してませんか?生贄みたいだけど、このシュールさがイイ。
ちゃんと囲炉裏のセットしていて凝ってますね~。
山ん神ってどんな神様なのでしょう?
横の「きく耳地蔵」は願いを何でも聞いてくれるそう。聞くだけで叶えるとは言ってませんが。
ちゃんとお賽銭箱もあります!!
なまはげがわざわざ青森から出張してきた感じ。
ちなみに、「阿蘇の木挽き歌」という民謡があるそうです。
この侍、足の踏み出し方が遠山の金さんっぽい。
周りの”その他大勢”加減がイイ感じ。(笑)
現代
さて、時代は下って昭和まで進んできました。
横の看板にはこう書いてあります。
二子石 官太郎
受けて忘れず、施して思わざるの心肝要なり
「施しをされた時はその恩を忘れてはいけないが、自分が誰かに施しを与えた時は恩を覚えててもらおうと思わないことが大切だ」と言ってますね。(確かに!!)
「二子石(ふたごいし)官太郎」って調べてみたら、熊本出身の陸軍中将なんですね。
特攻作戦で亡くなったのではなく、東京會舘(当時は大東亜会館)にて、金属製の手すりが金属供出でなくなっていたのに気づかず、落下して亡くなったのだそうな。
このかかしの作者は、まず特攻隊の兵士を作りたくて、その後に「熊本の軍人といえばやっぱ二子石中将だろう」と思って横に看板を付けたんでしょうね。
ハットとベージュのスーツとトランクを付ければ寅さんっぽく見えるの、スゴイですね!!
一緒にいるのは、どっちが妹のさくらなのかマドンナなのか・・・。(それしか知らない)
このかかしたち、何をやってるのかと思いきや・・・
のぞき行為をしているらしいですが、被害者はしっかり着衣でガードしてます。
やはりこの辺りは、リアルさよりコンプライアンス重視の結果でしょうか。
時代は平成まで進みました。
おぉっと、急に最近の人気キャラをぶっこんできましたね。
これは子どもウケが良さそう。
草部(くさかべ)はこの辺りの村の名だそうです。
2019年の東京ガールズコレクションで着物だったら、YOSHIKIMONOを思い出しますね!!
YOSHIKIMONOは、2019年10月に開催の楽天ファッションウィークに3回目のコレクション出演をしました。
楽天ファッションウィークの詳細はこちら↓↓↓
2018~2019年の時事ネタ
世界観バラバラですが、隣り合っている2組。
大河ドラマ「西郷どん」の放映は2018年ですが、2019年の干支は猪なのでこっちに載せました。
西郷どんは愛犬「つん」を連れてますが、ここでは犬じゃなくて猪を連れています。
西郷どんコックさんを2組を強引に組み合わせたら、猪を使ったジビエ料理を作るとか?(笑)
2018年9月15日に希林さんはお亡くなりになりました。
このかかしは、1974年放送のドラマ『寺内貫太郎一家』でおばあちゃん役で、仏壇の横に貼られた沢田研二のポスターを眺めて「ジュリーィィィ!!」悶えるシーンを再現してますね。(沢田研二好きなので知った情報)
小泉進次郎さん、滝川クリステルさん、ご結婚おめでとうおめでとうございます。
プロゴルファーの渋野日向子さんは2019年に大活躍で、まさに今年の顔ですね。
2019年の一番のニュースは、やはり天皇の代替わりと「令和」の改元ですね。
でも一番好きなのは、この2人。
本人たちがこのかかしアートを見たら、どんな反応をするのか気になる。
かかしアートを教えてもらえる
さて、ここまでかかしアートを見て、「自分も作ってみたい!!」って思った人もいるのではないでしょうか?
最後にかかしアートを教えてくれる人の存在が明らかに。
連絡先をそのまま載せようかとも思ったのですが、個人の携帯番号なので伏せることにしました。
もし「かかしアートを作りたい!!」と思ったら、熊本県阿蘇郡高森町草部の芹口さんを探してみてください。
終わりに
奥阿蘇のかかしアートはいかがでしたでしょうか?
昔の物から最近の時事ネタまでカバーしてて見応えがありましたね。
ちなみにこのイベントは2019年10月31日までなので、見たい人は急いでください!!