前回記事では、大晦日に渡仏してパリのホテルで年越しした話を書きました。
翌日の2009年1月1日、パリからトゥールに移動してホームティの家族に会いに行きます。
2009/01/01 疲れた記憶しかない一日
パリ→トゥールに移動
元旦の朝はチェックアウトまでパリのホテルでゆっくり過ごして、モンパルナス駅に向かいます。
モンパルナス駅。
駅前にはメリーゴーランドが。ラルクの「Blurry Eyes」のMVを思い出します。(笑)
なんと、野外スケートリンクまで!!
レストランでランチ。体力付けるために肉をガッツリ食す。ワインも飲んじゃう。
ランチ後、TGV(テージェーヴェー)に乗ってトゥールに向かいます。TGVは日本でいう新幹線で、パリからトゥールへの所要時間は約1時間です。
移動の疲れと睡眠不足で日本の新幹線ならアラームをかけて爆睡するところですが、ここはフランスなのでそんな訳にもいきません。トゥールまでの1時間がとても長く感じられました・・・。
無事、トゥール駅に到着しました。
ムッシューとの初対面
トゥール駅前で、これからお世話になるホームスティ先のムッシューと待ち合わせです。
この人かな?と思う男性に近づくと、ムッシューは私のことを「Miss.〇〇(名字)?」と話しかけてきました。
ムッシューのイメージ写真。
この男性をもうちょっとふくよかにして、眼鏡をかけて、頭頂部を禿げさせた感じ。
この時、直感で”マダム”でもなく”マドモワゼル”でもなく英語で”Miss.”と呼んだムッシューに、「ホームスティの受け入れに慣れているんだな~」と思いました。(考えすぎ?)
そして、フランスでは会う時と別れる時、女性同士、親しい中の男性⇔女性は、”ビズ”と言って2~4回頬と頬をくっつけてチュッチュッと音を立てる挨拶があるのですが、
ビズの詳しい説明はこちら→ https://framour-jp.com/2018/05/bise/
私は日本でもフランス人の友達とビズの挨拶をして慣れていたので、今回もそのつもりでいたら・・・
ムッシューは握手の手を差し出してきました。
ちょっと肩透かしを食らったけど、まぁ初対面だし、私はアジア人だし、年齢差あるし、初めは握手が無難だよねと納得。
簡単な挨拶と握手を終えると、私たちはムッシューの運転する車で家に向かいました。
マダムとの初対面
ほどなくホームスティの家に着きました。
家に入ると、マダムが満面の笑みでフランス語で色々話しかけてきましたが、私にはチンプンカンプン・・・。
マダムのイメージ写真。この女性に眼鏡をかけた感じ。
すごく覚えているのは、マダムがフルーツポンチを見せながら「Salade de fruits(サラッドュ・ド・フリュイ)食べる?」と言われて、「へぇ~、フランスではこういうのもサラダっていうんだ~。フルーツサラダか~。」と感心したことです。
無事ホームスティ先に着いて緊張の糸が切れ、いっきに疲れが出た私は、「ごめんなさい。疲れたからもう寝たい。」と最低限のフランス語で謝り、自分の部屋に向かうのでした・・・。
Bonne nuit!!(ボニュイッ=おやすみ)
おうちの中の様子
ホームスティのおうちの中の様子を、少しお見せします。
元々お嬢さんのお部屋だったらしく、可愛らしいお部屋。ベッドが2つありますが、1人部屋です。
お風呂も可愛いではありませんか!!
でも、浴槽にお湯を張るのは禁止で、冬はお風呂がないと生きていけない寒がりの私には罰ゲームにしか思えませんでした。
お湯を張れない理由は、やはりフランス人にとっては水が貴重なものだからだそうです・・・。
noteで小説書いてます
ホームシックになった時の心情などを題材にして、noteで恋愛小説を書いています。
小説なので、脚色も加え現実の話とは変わってきていますが、その違いも楽しんでいただけたらと思います。
フランス生活に興味のある方、恋愛小説が好きな方は是非読んでみてください。
次回予告
そんなこんなで、すごく疲れましたが無事ホームスティ先に到着しました。
学校の授業開始までまだ日があるし、翌日ゆっくり休むつもりでいたら思いがけない展開になります。
続きは次回・・・。