当記事では、イランの古都イスファハーンのシェイク・ロトフォッラー・モスクをご紹介します。

イランのイスファハーン観光 シェイク・ロトフォッラー・モスク(Masjed-e Sheykh Lotf-ollāh)体験レポ
シェイク・ロトフォッラー・モスクの成り立ち
シェイク・ロトフォッラー・モスクは、イランの古都イスファハーンイマーム広場の東側にあるイスラム寺院です
サファビー朝アッバース1世により、レバノンの聖職者シェイフ=ロトフォッラーを迎えるために1601年に着工、17年の歳月をかけ建造し、王族専用のモスクとして使われました。
同じイマーム広場内にあるマスジェデ・イマーム(↑上の写真)と並び、サファブィー朝の最高傑作といわれています。
1979年に世界遺産(文化遺産)に登録、「イラン国民が世界一美しいと絶賛するモスク」といわれ、観光客に大人気のスポットです。
体験レポ
前夜にイマーム広場の夜景を見に行っていたので、敷地内にあるモスク見学はとても楽しみにしていました。



シェイク・ロトフォッラー・モスクは王族専用のモスクのためミナレット(尖塔)や中庭がないのが特徴です。



入口から一直線ではなく斜めにドームがある理由・・・ガイドさんに聞いたけど忘れちゃった。
「王族の女性が使うから、一目に付かないため」だったかな?(違ってたらすみません)
モスク入口の両サイドにある土産屋さんの入口も豪華でオシャレ☆
こちらが右側の土産屋さん入口。
下の写真は左側の入り口。(奥まで行ってないので何の店が入っているかわからないけど)



もう廊下部分だけでも、溜め息が出るようなタイルワークが視界を埋め尽くします。
突き当りを右に曲がって・・・。
奥に見えるのは、イランの観光地のDVDなどを売ってる土産物屋さん。



土産物屋の左側がドーム入口です。
なんですか、この美しさは!?
窓から光が射しこんで、より神々しさが増します。
青を基調としたイスラム寺院が多い中、ここは天井に黄色を取り入れているためあたたかな雰囲気です。
お日様とか向日葵を連想させるような・・・。
光りの当たり具合によっては金色にも見えるから不思議です。
内部から見上げたドーム天井の模様は、孔雀の羽のようにも見えますね。
明かり取りの部分もびっしりと彩色が施されていて、その精緻さに感嘆してしまいます。
このモスクの特徴は、ドームの内部・外部共に小さな彩色タイルをモザイク状に並べることで柄を作っている点です。
唐草模様やカリグラフィーなど色んな模様があるのに、ごちゃごちゃせず整然とまとまっているのがすごいです。



扉の向こうには、イマーム広場の人気スポット「アリカプ宮殿」が見えます。



感想
私がイラン旅行に行きたいと思った一番の理由は、美しいイスラム建築が見たいから。



たくさんのイラン国内のモスクを回ったわけではないですが、「イラン国民が世界一美しいと絶賛するモスク」という言葉もあながち大げさではないのではと思います。
かつては王族しか入れなかったモスクも、異国の非ムスリムな自分でも見学できるなんていい世の中になったなと思いました。
シェイク・ロトフォッラー・モスク 概要
所在地:Naghshe-E Jahan Square, Sepah St, Imam Hossein Square, 4 Bagh St, Isfahan, Iran Ghal-e-Tabarok, Isfahan,Iran
電話番号:+983132225486
営業時間・定休日・入場料は変動がありますので、直接施設にお問い合わせください。
終わりに
イラン観光といえばイスファハーンのイマーム広場周辺は定番だと思われますが、その中でもシェイク・ロトフォッラー・モスクは外せない必見スポットです。


