【イラン】イスファハーン イマーム・モスク  観光レポ 

当記事では、イランの古都イスファハーンのイマーム・モスクをご紹介します。

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2023年10月31日に行ってきました。
目次

イランのイスファハーン観光 イマーム・モスク(Masjed-e-emam)体験レポ

イマーム・モスクの成り立ち

イマーム・モスクはアッバース一世の命により1612年に着工、1630年に完成しました。

こちらの写真は前日の夜ライトアップを見に行った時のものです。

1979年のイスラム革命前は「マスジェデ・シャー(王の寺院)」と呼ばれ、と巨大ドームと4つのミナレットが特徴的で、その名に相応しい壮大な造りになっています。

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イラン第二の都市・マシュハドにあるマスジェデ・アズィーメ・ゴウハルシャードがモデルとなっているそうです。

同じイマーム広場内にあるシェイク・ロトフォッラー・モスク(↑上の写真)と並び、サファブィー朝の最高傑作といわれています。

体験レポ

シェイク・ロトフォッラー・モスク見学を終え、次は同じイマーム広場内にあるイマーム・モスクに移動します。

左側のドームがシェイク・ロトフォッラー・モスク、右側に見えるミナレット(尖塔)とドームがイマーム・モスク。

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徒歩5分ちょっとで移動できる距離だったと思います。

 

イマーム・モスクで特に注目してほしい点は、正面の大きくて美しい「イーワーン」があることです。

【イーワーン(ペルシア語: ایوان‎ eyvān, アラビア語: إيوان‎ īwān, 英語: Iwan)】
イーワーンとは、イスラーム建築によくみられる、一方が完全に開き、三方が壁で囲まれて、天井がアーチ状となっているホールまたは空間。
7世紀に滅んだサーサーン朝ペルシャで顕著にみられ、後世に見いだされて11世紀から12世紀にかけてのセルジューク朝の時代にイスラーム建築の基本的な設計単位として定着した。
イーワーンは、通常、中庭にむけて開いており、公共の建物だけではなく私的な住宅にも使用された。
ペルシア語ではイーヴァーン、エイヴァーンなどとも言う。 ~Wikipediaより引用~

天井の美しい鍾乳石飾りは、建造者のオスタード・アリー・アクバル・エスファニーが5年かけて自費で建てたもの。

入口の上にはモザイク文字で、上段には大帝の名と完成年の1616年、下段には建造者の名が記されています。

イーワーンの周りの建造物も、細かくタイルの装飾がはめ込まれていますね。

それでは、イーワーンをくぐって中に入っていきましょう。

入口のイーワーンとミナレットは広場のための装飾的な門にすぎず、メッカの方向を向いていないそうです。

短い回廊を抜けていくと・・・。

 

中庭に出ました。

正面に見えるのが中央礼拝堂のあるドーム。

振り返って、上の写真が広場に面した入口のイーワーン。

45度に折れた構造がよくわかりますね。

 

とりあえず中庭内を軽く回って写真撮ってみることにしました。

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説明できるほど覚えてないので、しばらく画像のみでお楽しみください・・・。

修復中のところもありました。

 

ガイドさんの案内に従って中央礼拝堂に入ります。

天にそびえるミナレットの高さは48m。

 

天井の黄色がお星さまみたいで可愛い☆

ここは外側のドームの高さが54m、内側のドームの高さが38mという二重構造になっていて、音が反響しやすい造りになっているそうです。

ガイドさんに促され、ツアーのみんなで一人づつ真ん中で手を打ってみました。

ドームを支える鼓胴部にはコーランの章句が刻まれており、豪華絢爛な装飾はアッラーが信徒に約束した「楽園」をこの世に再現しようとしたものです。

 

 

天井ドームは七色のタイルが使われているそう。

吸い込まれるような美しさです。

 

ガイドさんが、「さっき見学したシェイク・ロトフォッラー・モスクは王族のためのモスクだったのに対し、こちらは市民のためのモスクとして使われていました」と説明していました。

その話を聞くと、前者が繊細で優美なのに対し、後者は質実剛健な感じもします。

 

窓からの光を感じるためにも、モスク見学は晴天の日に行くべきだとしみじみ思いました。

 

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黄色のタイル部分を見ると、南仏プロヴァンス地方を思い出します。

 

外を覗くと、広場の入口に続く建物が見えました。

 

中央礼拝堂を出ると、名残惜しくなって最後にもう1回写真撮影。

ドームの上を鳥が飛び立っているのがエモい。

 

中央礼拝堂の両脇には17世紀に増築された二つの神学校があり、向かって左側のマドラセイェ・ナーセリーェは冬用の学舎だそうです。

ドームを頭、ミナレットを両手と見ると、人が天を仰いで祈っているように見えます。

 

広場を横切って横目に回廊を眺めつつ・・・

再び広場に出ました。

 

美しいタイルのアーチをくぐって広場に向かいます。

感想

「シェイク・ロトフォッラー・モスクは女性的な美しさ、イマーム・モスクは男性的な美しさ」という言葉をどこかの記事で読みましたが、まさにその通りだと思いました。

ドームの美しさは天国を思わせ、イスラム教徒の信仰心を強めたのではないかと思われます。

イマーム・モスク 概要

所在地:Naghshe-E Jahan Square, Sepah St, Imam Hossein Square, 4 Bagh St, Isfahan, Iran Ghal-e-Tabarok, Isfahan,Iran

電話番号:+983132225868

営業時間・定休日・入場料は変動がありますので、直接施設にお問い合わせください。

終わりに

イマーム広場周辺に行ったら、シェイク・ロトフォッラー・モスクとイマーム・モスクを両方見て、その対比をお楽しみください。

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