当記事では、イランの古都イスファハーンのアリカプ宮殿をご紹介します。
イランのイスファハーン観光 アリカプ宮殿(Ali-qupu Palace) イマーム広場 体験レポ
アリカプ宮殿の成り立ち
15世紀ティムール朝の時代、1・2階はアッバース1世、3~7階はアッバース2世によって建造されました。
7階建ての建物ということで、イランで最初の高層建築になります。
18本の木柱が支えるテラスからはイマーム広場がよく見えますが、かつては砂地の広場で王族たちはポロの試合を観戦していたそうです。
6階には鉢や壺の形にくり抜かれた壁面の音楽堂があり、演奏会が行われていたそうです。
アリカプ宮殿体験レポ
まずはこちらの写真をご覧ください。
前日イマーム広場の夜景を見に行ったのですが、アリカプ宮殿の広くて開放的なバルコニーが気にいって、見学を楽しみにしていました。
向かいに建っているシェイク・ロトフォッラー・モスクから撮影した写真ですが、存在感ありますよね☆
入口入ってすぐに急な階段を上がっていくことになり、その時は必死で階段の写真を撮る余裕はありませんでした。(汗)
茶系をメインとした内装で、落ち着いた雰囲気です。
3階の部屋は土産屋になってました。
鮮やかなブルーを貴重としたモスクの天井もいいけど、茶系の天井も和んだ雰囲気でいいですね。
お~、絶景だ~!!
バルコニー正面からは、シェイク・ロトフォッラー・モスクが見えます。
イマーム広場の泉がカラカラなのは残念ですが。
左側に移動すると、
イマーム・モスクが見えます!!
最後に右側に回りましたが、
これといった建物はなく、街が広がるのみでした。
ピンク色の壁が乙女心をくすぐります☆
赤丸部分の絵のアップはこちら。↓
ペルシャ美人が綺麗に残っていますね。
イラン人のガイドさん曰く、イランは今も昔もふくよかな女性が好まれるんだそう。
反対側部分の絵のアップは・・・。↓
またまたペルシャ美人。
昔の絵を見ていると、「元来ペルシャの女性はヒジャブはしなかった」という文化が見てとれます。
この他にもほぼヌード状態の美人画もあったそうですが、「イスラム的にけしからん」ということで、塗料がところどころ剝がされた跡がありました。(写真撮っておけばよかった)
屋根の模様が日本人には懐かしい感じですね。
最上階の音楽堂も見どころらしいのですが、修復中のためこの日は見学できませんでした。
イマーム広場も回ってみました
アリカプ宮殿見学が終わった後、フリータイムがあったのでイマーム広場をぐるっと回ってみました。
イマーム広場を歩いていると、賑やかな鈴の音を鳴らしながら館雇用の馬車が走っているのをよく見かけます。
日本で馬車を見ることってないので、昔にタイムスリップしたみたいでテンションが上がりますね。
イマーム広場の中心部に建つと、モスクや宮殿の美しい全体像を眺めることができます。
左がシェイク・ロトフォッラー・モスク、右がイマーム・モスク。
左がイマーム・モスクで、右がアリカプ宮殿。
イマーム広場はイスファハーンのメインの観光名所ということで、敷地内にはたくさんの土産屋やバザールがあります。
観光客向けの土産物だけでなく、地元民向けの日用品もカバーしていました。
昔ながらの建物と派手な看板とのギャップが面白い。
日が暮れてくると、昼とは違う景色を見ることができて良かったです。
夕陽に照らされるシェイク・ロトフォッラー・モスクが綺麗でした。
感想
日本のお城に行ったら天守閣に登って下界を見下ろすように、ここイスファハーンでもアリカプ宮殿から広場を見渡せて良かったです。
かつて「世界の半分」と言われたイスファハーンの代表的スポットイマーム広場をじっくり見て回れて、歴史の跡を感じることができました。
アリカプ宮殿 概要
所在地:Naghshe-E Jahan Square, Sepah St, Imam Hossein Square, 4 Bagh St, Isfahan, Iran Ghal-e-Tabarok, Isfahan,Iran
電話番号:+983132222173
営業時間・定休日・入場料は変動がありますので、直接施設にお問い合わせください。
終わりに
イスファハーンは「世界の半分」という言葉の他に、「イランの真珠」とも呼ばれているそうです。
イラン観光の際は、イスファハーンのイマーム広場にある建物をじっくりご覧ください。