前々回は備中松山城、前回は最寄り駅の備中高梁駅周辺のグルメ紹介をしました。
楽しめるのはそれだけではありません!!
備中松山城観光の後は、見どころの多い備中高梁の城下町散策もオススメなんです。
備中高梁 城下町散策
観光案内所で情報収集
備中高梁駅直結の図書館の中に、観光案内所があります。
この扉入ってすぐ左です。
パンフレットがたくさんあるので、興味のある物を集めましょう。
写真左側の、四館共通入場券(備中松山城・高梁市武家屋敷・頼久寺庭園・郷土資料館)がお得なので、行く予定の人は観光案内所で購入しましょう。
高梁市観光ガイドHP: https://takahasikanko.or.jp
城下町への行き方
【備中松山城に行く帰り・乗合タクシー利用の場合】
帰りに、乗合タクシーの運転手さんに「武家屋敷で降りたい」と言ったら降ろしてもらえます。私達以外にも途中下車の人は2組いました。
【車の場合】
武家屋敷「旧折井家」の向かいに駐車場があるのでそちらに車で停めて、その後は徒歩で散策してください。
散策の順番は、武家屋敷「旧折井家」「旧埴原家」→頼久寺庭園→高梁市基督教会堂→高梁市郷土資料館で、そこから備中高梁駅まで徒歩で10分(約750m)くらいで帰れます。(車の人は旧折井家前の駐車場に徒歩でお戻りください)
オススメ散策スポット
武家屋敷 旧折井家
折井家は200石の武士で、この建物は天保年間に建てられたものです。
写真を撮り忘れたので、パンフレットから引用しました。
母屋に入ったら、いきなり人形が動くからビックリ!!
横の看板に「こちらの侍動きます」って書いてあるけど遅いって。
奥の部屋に入ると、さっきの侍が垣間見えてシュール・・・。
隣の部屋では、美男美女の親子が対峙しています。どんな会話をしているんでしょうね。
古い建物を見すぎて、こういった台所も見慣れた風景になってきました。(苦笑)
井戸もだいぶ見慣れてきたな~。
でも、籠はまだまだ見慣れません。
庭も綺麗に手入れされていました。
なんと、庭に資料館までありました。
中には、裃やら甲冑やら鉄砲やら貴重な展示物がたくさん。
武家屋敷 旧埴原家
旧折原家のほど近くに、旧埴原(はいばら)家があります。埴原家は120~150石取りの武士で、近習係や番頭役を勤めていました。江戸中期の建物だそうです。
今度はちゃんと門の写真を撮りましたよ。
玄関を斜めから撮ってみました。
玄関入った部屋の上部には、槍が設置されててビックリ。有事にすぐ持ち出せるように・・・!?
ピンク色の壁が意外と女子的趣味だなぁ・・・。
床の間。甲冑、掛け軸、刀など、外国人が喜びそうな飾りですね。
またまた籠が展示されていました。結構残ってるものなんですね。
ギャラリーコーナーには、山田方谷資料室がありました。「山田方谷を大河ドラマに!!」という署名簿もあって、ここの土地ではイチオシの偉人らしいです。(私は存じ上げませんでしたが)
頼久寺庭園
天柱山安国頼久禅寺は、臨済宗永源寺派のお寺です。
草創は不詳ですが、1339年足利尊氏が再興して備中の安国寺と号しました。後に1504年松山城主・上野頼久公が逝去したのをきっかけに、安国頼久寺と寺号を改称し今に至るそうです。
お寺というよりも、城みたいな立派な城壁。
頼久寺の門をくぐります。ワクワク・・・。
頼久寺の見どころ「庭園」を見るには、入場券を提示してお寺の本堂に入る必要があります。
一旦入れば、お堂の中を自由に回ることができます。
右側の丸い窓から庭を眺めると・・・。
この丸い額縁を通して、庭を絵画のように鑑賞できます。
(島根県の足立美術館の庭園を思い出しました。)
石庭の手入れも素晴らしい。波をかたどった丸い紋様が美しいです。
縁側から庭を眺めると時間を忘れます・・・。
高梁基督教会堂
さて、ここまで武家屋敷→お寺と回ってきましたが、次は洋風の雰囲気が香る高梁基督教会堂です。
明治22年の建築。現存する県下最古の教会で、県の史跡に指定されています。
正面から撮影。保存状態が素晴らしいですね。(愛知県の明治村を思い出しました)
附属の託児所もあるそうです。昔から教会は福祉施設でもありますもんね。
内部見学は無料で、9時~17時の間は自由に入ることができます。(日曜の午前中は見学不可)
内部は、ブルーを基調とした、質素で可愛らしい造りになっています。
立派なストーブがあります。木造で広い造りなので、冬は冷えるのでしょうか・・・。
高梁市郷土資料館
明治37年竣工した旧高梁尋常小学校本館を郷土資料館として改装したものです。(ここも明治村を思い出しました)
江戸時代から昭和初期にかけての生活用具など約3000点を展示しています。
「西洋をとことん真似てやるぞ」という気合が感じられる洋風建築。玄関横では、久しぶりに二宮金次郎像を見ました。
そして、またまた高梁イチオシの偉人・山田方谷像。
中の展示物は多すぎて紹介しきれないので、さらっと載せます。これは1階の写真。
他に、昔の電話とか扇風機とか眼鏡が印象的でした。
2階もさらっと紹介します。祭りに関する物や農具など大ぶりの展示物がメインでした。
個人的に印象的だったのは、戦前の学校に必ずあった教育勅語でした。歴史で習ってもなかなか見る機会はないですよね。
終わりに
いかがだったでしょうか?
備中松山城に行ったらそのまま帰るのではなく、是非これらの城下町散策もお楽しみください。
どれも保存状態が良く、散歩しながら江戸~明治時代気分に浸れますよ。
次回はまた倉敷に戻って、「誰でも乙女に戻れる いがらしゆみこ美術館」をレポートします。
※私は国内のホテル予約はいつもじゃらんを使っています。今回泊まった倉敷のホテルもじゃらんで予約してアタリでした☆ 是非参考にしてください。