今回は、無料で楽しめる超穴場の紅葉ライトアップスポット、荻窪の大田黒公園をご紹介します。
2018年11月25日(日)に行った時の記事です。
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大田黒公園とは
杉並区の隠れた名所 大田黒公園
大田黒公園は、大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年10月1日に開園しました。大田黒氏は86歳で逝去されるまで47年間余りにわたってこの地で音楽活動を続け、晩年を過ごしました。
この公園の約30%に当たる2,679.63㎡は公園にしてほしいとの氏の遺志により、遺族から杉並区に寄付されました。杉並区は公園化に際してできる限り原形保存を図り従前からあった池の再現をし、杉並の区立公園としては初の回遊式日本庭園だそうです。
大田黒元雄氏 プロフィール
大正~昭和時代の音楽評論家。
明治26年1月11日、大田黒重五郎の長男として生まれる。ロンドン大に学ぶ。
大正4年「バッハよりシェーンベルヒ」を出版し、5年雑誌「音楽と文学」を創刊。
音楽評論で先駆的役割をはたし、西洋音楽の紹介と普及に尽力した。
その功績を讃えられ、昭和39年に紫綬褒章、昭和42年に勲三等瑞宝章、昭和52年に文化功労賞を受賞。
昭和54年1月23日、86歳で死去。
著作に「洋楽夜話」「歌劇大観」「歌劇大事典」「西洋音楽物語バッハよりシェーンベルヒ」など。
総評
感動レベル☆☆☆☆☆ 元々庭が美しいのに、その上ライトアップなんて最強すぎ!!
リーズナブル度☆☆☆☆☆ 紅葉ライトアップ期間も無料です。お得すぎます!!
空いてる度☆☆☆ 休日の夜だけに人は多かったですが、それでも並ぶほどではないので穴場だと思います。
撮影自由度☆☆☆☆☆ 撮影禁止ゾーンはありません。三脚は禁止なのでルールを守りましょう。
子連れも楽しめる度☆☆☆ 親子連れも多かったです。暗いのでお子様が迷子にならないよう気を付けましょう。
体験記
大田黒公園を選んだ理由
私は日中に大田黒公園に行ったことがあり、本格的な日本庭園と、ロマンチックな雰囲気の記念館に魅せられ、また機会があれば行きたいと思っていました。
大田黒公園の紅葉ライトアップが綺麗だと聞いたので、筝曲コンサートのある日を選んで夫と行くことにしました。
大田黒公園への行き方
最寄り駅は荻窪駅なので、JR中央線か丸の内線で行きます。
荻窪駅で降りたら南口から出て、地図を参考に大田黒公園を目指してください。
大田黒公園に入場
駅から徒歩10分ぐらいで、太田黒公園の正門前に着きます。結構人がいて人気の高さがうかがえます。
早速入ってみましょう。
正門をくぐると、白い御影石を敷いた園路が70メートル伸びています。左右には樹齢100年を経た大イチョウの並木がそびえ立っています。
並木奥の檜門をくぐると、右側に管理棟(茶室、休憩所と事務室とを渡り廊下で結んだ一棟)があります。竹にも照明がほどこされていて綺麗ですね。
いよいよ紅葉ライトアップゾーンです。特に池に映る姿はとても美しく、魅入ってしまいました。
記念館
芝生の広場の西寄りに、大田黒氏の仕事場であったレンガ色の記念館が保存されています。
記念館は昭和8年に建てられ、当時としては珍しい西洋風の建築物です。
中には愛用のスタインウェイ社製ピアノや蓄音機などが展示されています。
これは前回昼に行った時の写真です。壁のタイルがとても綺麗だったのが印象的でした。
今回は入れなくて残念。
筝曲コンサート
私が行った11/25(日)は筝曲コンサートが開催されていました。(15:00~15:40/18:30~19:10の二部構成)
演奏を観ようと、人がいっぱい集まっています。
筝曲演奏の様子。琴の音を聴くとつい正月が思い出されます。
茶室でお抹茶をいただく
11/23(金)~25(日)・11/30(金)~12/2(日)の14:00~19:30の期間、茶室でお抹茶がいただけます。(※2018年の話です)
茶室に入ってみましょう。
お抹茶セット一人500円也。美味しくいただきました。
お茶室からの眺め。筝曲コンサートの人だかりであまり紅葉は見えませんでした。
お茶室の裏に、綺麗に玉砂利が敷き詰められたところがありました。お寺の庭みたい。
概要
住所:〒167-0051 杉並区荻窪3丁目33番12号
電話番号:03-3398-5814
利用時間:午前9時から午後5時(入園は午後4時30分まで)
休業日:年末年始(12月29日から1月1日)
太田黒公園URL: https://www.hakone-ueki.com/sub/
終わりに
紅葉のライトアップが美しく、特に池に映る姿は圧巻です。
穴場でそこまで人は多くないですし入場料無料とお得なので、是非行ってみてください。
次回は、「迎賓館赤坂離宮 ~東京の中心でヨーロッパ旅行気分を味わう~」をお送りします。