今回は、ぐるっとパスで無料で見学できる江東区芭蕉記念館(以下、「芭蕉記念館」と表記)についてリポートします。
2018年5月29日(火)に行った時の記事です。
芭蕉記念館
芭蕉記念館とは
新大橋と清洲橋が望める隅田川沿いに当時松尾芭蕉の草庵はあったそうで、現在その地に芭蕉記念館が建っています。
当記念館では芭蕉を初めとする俳句関係者の資料を展示し、その他にも、図書室、会議室や研修室の貸し出しなども運営しています。
松尾芭蕉
日本が誇る俳聖です。伊賀で生まれ、日本国内の様々な地を相当な速度で巡り俳句を残したので、忍者とか隠密説もあるとか!?
私も旅行好きなので、「古池やかわず飛び込む池の音」(この記念館の場所)、「夏草や兵どもが夢のあと」(平泉)「閑さや岩にしみ入る蝉の声」(立石寺)と、なんだかんだで芭蕉ゆかりの地行ってるな~。
総評
感動レベル☆☆ ごめんなさい。正直、芭蕉の旅装束と庭しか覚えてないです。
リーズナブル度☆☆☆☆☆ ぐるっとパスだと無料、なくても200円です。
空いてる度☆☆☆☆☆ ほぼ貸し切り状態でした。
撮影自由度☆ 館内は撮影NGで、庭のみ撮影可能でした。
子連れも楽しめる度☆ 俳句好きなお子様でもない限り楽しめないんじゃないかな・・・。
体験記
芭蕉記念館を選んだ理由
江東区エリアの都営新宿線&大江戸線沿線は、ぐるっとパスで無料で行ける施設が、中川船番所資料館、芭蕉資料館、深川江戸資料館(同じ江東区による運営なのでテイストが似ている)と3ケ所もあり、1日でまとめて行こうと思い立ったのが理由です。
中川船番所資料館に行った後、2番目は間にある芭蕉記念館に行きました。
芭蕉記念館への行き方
中川船番所記念館を見学後、東大島駅から都営新宿線に乗って5駅目の森下駅で下車します。
徒歩10分ぐらいで芭蕉記念館に到着しました。
芭蕉は元々、桃青(とうせい)という俳号を名乗っていました。門人に芭蕉の木をプレゼントされて庭に埋めたら立派に成長し弟子達が草庵を「芭蕉庵」と呼ぶようになり、それを受けて桃青は戯れに自らを芭蕉と号するようになったという由来があるそうです。
芭蕉の木といえば、先日行った漱石山房記念館が思い出されました。文人は芭蕉の木が好きなのでしょうか。南国っぽいので私も好きです。
では、早速入ってみましょう。企画展は「江戸の名所と俳諧」が開催中でした。
古池や かわず飛び込む 池の音
中に入ってぐるっとパスを提示し入場します。そこで、「館内はすべて撮影禁止です」という注意を受けました。残念・・・。
建物は3階建てで、エレベーターはなく階段で移動しました。
中の展示で印象に残っているのは、芭蕉が旅をする時に来ていた着物や笠の展示があったことです。あとは、深川の芭蕉ゆかりの地の紹介も詳しくされていたので、これから芭蕉をじっくり調べたい人には貴重な情報源でしょう。
特筆すべきは小さいながらも綺麗に整えられた日本庭園です。
ちゃんと池もあり、かわずが飛び込まないか期待してしまいました。
祠の中に芭蕉の石像もあり、石仏(←っていうのかな?)好きにはたまらない。(笑)
概要
住所:東京都江東区常盤1-6-3
TEL:03-3631-1448
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:第2・4月曜日(祝休日は開館し、翌日休館) 年末年始(12/29~1/1)、展示替期間、保守点検日
URL: https://www.kcf.or.jp/basho/
終わりに
館内撮影ができないことは残念でしたが、庭が素敵だったから良しとしましょう。
松尾芭蕉ファン、深川の歴史・文化について知りたい人、日本庭園が好きな人には良い場所だと思います。
ぐるっとパスがなくても200円で安いですしね。
次回は、江東区深川江戸資料館をお送りします。