大阪城は、大阪の代表的な観光名所の一つですね。
関西出身だけど大阪城は初めてな”城好き歴女”の筆者が、大阪城とその周辺のオススメスポットをレポートします。
大阪城天守閣 ミライザ大阪城 オススメ周辺スポット レポート
大阪城のおさらい
大阪城は、1583年(天正11年)、豊臣秀吉によって建てられたお城です。
1615年(慶長20年)の大坂夏の陣で豊臣家が破れたときにお城は焼失し、現在の遺構は1620年(元和6年)から1629年(寛永6年)の江戸時代に徳川氏が修築したものといわれています。
昭和3年(1928)、市長、関一(せき・はじめ)が天守閣復興を呼びかけ推進委員会が設置されると、市民の寄付は半年で目標額150万円に達したそうです。
「大坂夏の陣図屏風」をよりどころとして全国の桃山時代の天守の資料を集めたり、当時最新の建築工法である鉄骨鉄筋コンクリート造りを採用したり、設計には多くの困難を極めましたが工事は順調に進み、昭和6年(1931)11月7日、歴史上3代目、地上55mの大阪城天守閣が竣工しました。
住所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※桜シーズン、GW、夏休みは営業時間延長あり
休業日:12月28日~1月1日
入城料:大人600円 中学生以下無料
公式サイト:https://www.osakacastle.net/
大阪城ホールは何度も行ったけれど・・・
大阪城ホールは、1997年に大阪ドーム(現・京セラドーム)ができるまでは一番大きなライブ会場でした。(東京でいうと、武道館みたいな立ち位置)
その他にも大阪城公園で花見もしたことあるのに、なぜか大阪城天守閣に登る機会はありませんでした。
「2020年年始の帰省ついでの夫婦旅行は、大阪の堺にしよう!!」と決まり、1月4日に開館していて、まだ行ったことない観光地ということで、大阪観光初日は大阪城に行くことにしました。
大阪城公園駅ではなく、谷町四丁目駅から向かおう
確かに大阪城ホールに行くのなら、大阪城公園駅がいいですが・・・
↑大阪城天守閣に行くのならば、大阪城公園駅とは反対側の、谷町線の谷町四丁目駅が天守閣に一番近いです。
しかも、大手門で外堀を渡り大阪城の正面に出てくるので、「正規のルートで天守閣に向かっている」という安心感があります。
公式HPでも、「谷町四丁目方面から大手門を経由する道が比較的平らな道で、車椅子でもお越しいただけます。」と書いてあるので、どなたでも歩きやすいルートといえます。
大手門~天守閣入口
谷町四丁目駅を降りたら、大阪城大手門を目指しましょう。
大手門が見えてきました。
大手門を潜って空堀沿いを歩いていくと、左に桜門が見えてきました。
桜門の向かい側には豊臣秀吉・秀頼・秀長を祀った豊国神社がありますが、信長好きの私は本能寺の変から後の秀吉が嫌いなのでパス。
桜門から大阪城が見えて、額縁の絵みたいでちょっと感動。
桜門を入るとすぐに「蛸石(たこいし)」と呼ばれる巨石がそびえ立っています。
蛸石の由来は「石のシミが蛸に似ているから」なんですが、私は右側のシミを指しているんだろうと思ってこのアングルで撮ったのですが、後で確認すると蛸のシミは左端にあってこの写真には写ってませんでした。(汗)
「巨石は権力の象徴」だそうで、今までたくさんの城を見てきた筆者もここまでの大きな石を見るのは初めてです!!
豊臣秀吉の強大な権力を肌で感じました。
蛸石を過ぎて歩いていくと、すぐに天守閣が見えてきて、大阪城天守閣の入場券を求める列に私たちも並びました。
大阪城には、「大阪歴史博物館とのセット券」や、「交通機関の○○カードを提示で割引」など特典がありますので、チケットを購入前にご確認ください。
チケットの行列から眺める大阪城。「威風堂々」という言葉がピッタリ!!
天守閣の前に手水舎があるのかと思ったら、井戸でした。(手水舎があるのは神社だよね)
車椅子や足の不自由な方は、天守閣外部エレベーターで最上階まで上がることができます。
天守閣入口右には大砲が置いてありました。
いよいよ、天守閣入城です。
展望台のある8階から各階を見ていこう
1階 天守閣の入口
天守閣1階の施設はお土産屋とシアタールームなので最後に行くとして、まずは展望台のある8階を目指します。
エレベーターでいっきに8階まで上がって、そこから階段で1フロアずつ降りていく・・・と行きたいところですが、基本的に天守閣内のエレベーターは1~5階のみ、5~8階は階段で登る形になります。
天守閣内のエレベーターは2基あり、1基は上記の1~5階移動、もう1基は車椅子や足の不自由な方用で、こちらのエレベーターは8階まで行くそうです。
階段は昇り用と降り用、それぞれ一方通行に作られているので、渋滞はなくスムーズ。
8階展望台
お城の展望台の眺めって、天下人の気分になれてワクワクしますね☆
お堀の向こうに見える球体っぽい建物が、お世話になった大阪城ホールかな?
7階 豊臣秀吉の生涯
7階の展示は、この地を舞台にした信長VS石山本願寺の戦いから始まります。
信長に仕えていた頃の秀吉は好きなんだけどね・・・。
5階 大阪夏の陣図屏風の世界
(※6階は吹き抜けになっているので展示はありません
5階の展示は、秀吉亡き後、徳川が豊臣を攻めた大坂夏の陣の様子を紹介しています。
それはさておき、
歴女なので旗印とか見るの大好きです。
屏風の絵を見ながら、大阪に現在も存在する「四天王寺」や「住吉大社」に思いを馳せるの楽しいですよね~。
大阪夏の陣の武将の説明文、とてもわかりやすくてありがたいです。
3・4階 豊臣秀吉とその時代
3・4階は、撮影禁止ゾーンなので、パンフレットの写真を載せます。
真田幸村の具足が残ってるってすごいですね。
大阪城の一番の目玉が「黄金の茶室」なんでしょうが、保存のためか照明が暗く、想像していた金ピカと違っていたので、拍子抜けしました・・・。
2階 お城の情報コーナー
2階からまた撮影OKゾーンに戻りました!!
個性豊かな兜が並んでいて、見てて面白いです。外国人ウケ良さそう。
兜・陣羽織の試着体験コーナーも楽しそうですね。
ドラマのロケ地で話題 ミライザ大阪城
大阪城の手前に、大学の校舎のようなモダンな建物があり、気になっていました。
調べてみると、旧第四師団司令部庁舎だった建物が戦後大阪市立博物館として使用され、博物館閉館の16年後、2017年10月19日「ミライザ大阪城」という商業施設として生まれ変わったそうです。
大阪城天守閣の展望台から見下ろしてみると、どうやらテラス席がある模様。
いよいよ気になってきたので、後で寄ることにしました。
ミライザ大阪城に入ってみると、結婚式の撮影にピッタリの赤絨毯の階段が目に飛び込んできました。
ステンドグラスも教会っぽいですよね。
3階から屋上に上がる時、テラスのレストランのロゴがカッコよすぎてテンションあがりました。
見てください、この眺め!!
テラスには結婚式用の参列ゾーンもあり、「なんか見たことあるな~」と思ったら、ドラマ「後妻業」の結婚式のシーンで使われていたのを思い出しました。
住所:大阪市中央区大阪城1-1 ミライザ大阪城
電話番号:06-6755-4320
URL:https://www.miraiza.jp/
帰りは、天守閣の裏側から天満橋駅に向かおう
私は本能寺の変後の秀吉は嫌いだけど、秀吉没後の秀頼や淀殿にはとても同情しています。
大阪城に来たからには「秀頼・淀殿自刀の地」は絶対行きたいと思っていたので、ミライザを出た後、地図を参考に大阪城の裏を探しました。
すると、先に辿り着いたのは刻印石広場。
刻印石とは、大阪城の石垣築城を命ぜられた諸大名の家臣や石工が、石集めや石積みの過程で石に文字や文様を刻み込み、さらに出来上がった石垣の表面に担当大名の家紋などを刻み込んだもの。
大阪築城400年を記念して、刻印石を展示する広場が新設されたそうです。
しばらくして「秀頼・淀殿自刀の地」を遠くに見付けましたが、イルミネーションイベントのためのパーテーションで近くまで行けませんでした。
パーテーション越しにズームを使ってなんとか撮影した「秀頼・淀殿自刀の地」。
さて、本命の史跡も見ることができたので、大阪城観光もそろそろおしまいです。
極楽橋の欄干がライトアップされていました。
最後の最後に気付いたのですが、石垣の立派さは地元の姫路城を凌いでいました。
大阪歴史博物館 難波宮跡もオススメ
「大阪城といえば、豊臣秀吉しかわからない」という方は、大阪城登城前に、谷町四丁目駅近くの「大阪歴史博物館」で予習してから行くのはいかがでしょうか?
そして、大阪歴史博物館から徒歩3分のところに「難波宮跡」の残る公園もあるので、こちらもオススメします。
ここに来て「古都って、奈良と京都だけではないんだ・・・。」と思うと、感慨深いものがありませんか!?
次回大阪行く時はリベンジしたいと思います。
終わりに
大阪城とミライザ大阪城、その他周辺スポットのレポートはいかがでしたでしょうか?