前回記事では、初めてフランス人男性にナンパされた話を書きましたが、翌日はホストファミリーの田舎に行ってきました。
ホストファミリーと話すのも少しずつ慣れてきました。
2009/01/11 ホストファミリーの田舎リターンズ
元旦に行った田舎の家へ再び
過去記事で、「元旦早々、ホストファミリーによって田舎の家に強制連行された話」を書きましたが、ご覧いただきましたでしょうか?
この時は渡仏したてで疲れていたし、事前に何も知らされていなかったのも不本意で、正直行くのはイヤでした・・・。
翌週、マダムから「日曜日、親戚で田舎の家に集まるんだけど、あなたのことも紹介するから、一緒においで」と言われ、またまた田舎に行くことになりました。 ちょうど前回からちょうど10日後になりますね。
今回はフランスの生活にも慣れてきたし、楽しむ余裕があるから大丈夫。
今回は、数日前からこの家でホームスティを始めた留学生のエミリー(アメリカ人・20歳)も加わり、私たちはムッシューの車で田舎の家に向かいました。
親戚大集合で子ども8人に囲まれる
田舎の家に着くと、老夫婦の娘夫婦2組と孫たちが待っていました。
孫たちは、上は15歳から下は2歳まで全部で8人もいてとても賑やか。
私とエミリーは子どもたちと一緒に、卓球(フランス語でもピンポンと呼ぶらしい)、バスケ、雪合戦、雪だるま作りなどをして遊びました。
エミリーはスポーツ万能で背も高いからゴールを軽々と何度も決めていて、男の子たちも歓声を上げてました。
遊ぶ内容が日本の子どもと同じなので、言葉がわからなくても気にならないのがいいね。
庭にブランコがあるなんて、最高の環境☆
子どもの頃から仕込まれるレディファースト教育が凄い
昭和ぐらいまでの日本だと「女性にお酌させる」という文化がありましたが(いまやセクハラ!?)、レディファーストの国であるフランスは逆で、「ワインを開けたり、グラスに注ぐのは男性がする」というマナーがあります。
レストランならギャルソンやソムリエがワインを扱いますが、家で飲む場合はその家の男性が行うのが作法らしいです。
女性でワインを注ぐのは娼婦だけ、という古風な考えもあるくらい・・・。
※ちなみに、クラスメートの淳一くん(キュイジニエの修業中)に「家飲みで女ばかりだったら、ワイン開けるのどうするの?」と聞くと、「その家の女主人が開ける」と教えてくれました。
↑マンガ『ソムリエ』を読んで、ワインの神髄に迫りましょう。
この度の田舎の家滞在にて、私はその”レディファースト・ワインルール”の徹底ぶりを実感する出来事がありました。
夕方ぐらいに大人がテーブルに集まってワインを飲もうということになった時のことです。
ホームスティ先ではいつもムッシューがワインを扱う係なので今回もそうなのかなと思ったら、ムッシューは外出していて不在。娘の夫も一緒に出かけている模様。
その場にいるのは大人の女性ばかりで「一体誰が開けるんだろう?」と様子を見守っていると、唯一の男性が見つかりました。
・・・・しかし、彼はまだ15歳の男の子。
「さすがに、15歳の子どもにワインは開けさせないだろう」と思ってたら、大人たちは当たり前のように彼にワインを開けるよう指示しました。
15歳男子はというと、慣れた手つきでワインを開けてグラスに注ぎ始めました。
その姿を見て、カッコイイな~と感動☆
※ちなみに、彼は給仕をしただけでワインは飲んでないです。
フランスのレディファースト教育、すごい!!
フランスに住んでいると男性のレディファーストぶりに驚くことが多かったのですが、やっぱり子どもの頃からの教育の賜物なんですね。
日本でも見習ってほしい・・・。
この日は日帰りで、トゥールのホストファミリーの家に戻りました。
国も人種も違う私を家族の一員として迎え入れてくれて、すごく嬉しかったし、いいファミリーに恵まれて良かったなと思えた1日でした。
noteで小説書いてます
フランスでの生活を題材にして、noteで恋愛小説を書いています。
小説なので、脚色も加え現実の話とは変わってきていますが、その違いも楽しんでいただけたらと思います。
フランス生活に興味のある方、恋愛小説が好きな方は是非読んでみてください。
次回予告
次回は、クラスメートたちと初めて夜間外出する話です。
ドキドキワクワク☆