改めまして、令和元年おめでとうございます!!
2019年5月5日の東京駅
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2019年のG.W.は姫路に帰省のついでに京都に立ち寄ったのですが、何気なく通ったゼスト御池で「京都と皇室の軌跡 ~平成から令和へ~」というパネル展があったので、その様子をレポートします。
「京都と皇室の軌跡 ~平成から令和へ~」パネル展 in京都
京都人にとって天皇陛下とは・・・
794年桓武天皇が平安京に都を置いてから明治維新まで、京都は約千年の間日本の都であり続けました。古来より京都人は親しみを持って”天皇さん”と呼んでいたとか。
明治天皇は「ちょっと(東京に)行ってくる」という言葉を残し京都をお発ちになったという逸話や、歴代天皇は「遷都の詔」を出していない・・・そんな話から、京都の人が「天皇さんはいつか京都にお戻りになる」と信じても仕方ないかもしれません。
事実、退位後の上皇陛下を京都に誘致してお住まいいただこうなんていう案も浮上していました!!(「南北朝時代か」なんて批判も・・・)
HUFFPOSTより: https://www.huffingtonpost.jp/2017/06/12/retired-emperors-residence_n_17065988.html
産経新聞の記事では、「明治天皇以来、京都の人は150年待っている。」とも。ここまでくるといじらしくなってきますね。↓
https://www.sankei.com/west/news/170616/wst1706160049-n1.html
他にも、戦前の旧皇室典範の定めにより大正・昭和の即位礼は京都で行われたことから、この度の令和の即位礼も京都で行っていただこうという誘致案もあったそうです。(即位礼で必要な高御座(たかみくら)は京都御所にあるので、東京に運んだそうです)
京都新聞より: https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180510000159
いや~、歴史って面白いですね~。
京都についてもっと知りたい方は、こちらをお読みください。
写真パネル展で平成を振り返る
平成時代を振り返る
平成2年12月3日 京都御所「茶会で各界の招待者の祝福を受け乾杯される両陛下」
京都府民からすれば、「天皇さんが帰ってこられた!!」と歓喜の瞬間ですね。
平成14年5月27日 青蓮院「東伏見門主らと一緒に宸殿から庭園をながめられる両陛下」
青蓮院は、梶井(現在の三千院)、妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院「天台三門跡」とされています。(門跡寺院とは皇室や摂関家の子弟が入寺する寺院のことであり、青蓮院は多くの法親王・入道親王が門主を務めていました)
東伏見門主も元皇族なので、親戚がお会いになった感じですね。
平成22年3月27日 平等院「鳳凰堂の前で神居住職から説明を受けられる両陛下」
ちなみに、平等院は藤原氏のイメージが強いですが、元々は源融(嵯峨天皇の子)が土地を手に入れて別荘を建て、その後、宇多天皇→源重信(宇多天皇の孫)→藤原道長→藤原頼道と受け継がれていったそうなので、ざっくり言うと、天皇の血を引く方の持ち物だったのですね。
関連記事: 宇治・平等院鳳凰堂に行ってきました。
平成24月12月4日 明治天皇御陵「明治天皇陵をご参拝された天皇陛下」
明治天皇は大阪へ行幸された時に京都に立ち寄られ、伏見の地を見て「自分の陵墓は
伏見にして欲しい」とおっしゃったそうです。念願通リ伏見の桃山に葬られたそうです。(大正天皇と昭和天皇は武蔵野の多摩陵墓に埋葬されています)
平成29年10月2日 元離宮二条城「ご視察される皇太子ご夫妻」
新しい令和の天皇皇后両陛下のご活躍も楽しみですね。
大政奉還でお馴染みの二条城ですが、大正天皇の即位礼の後の饗宴がここで行われたり、昭和14年京都市に下賜されるまでは天皇の離宮として使われていました。
大正~昭和初期の貴重な写真
同パネル展で、大正時代~昭和初期の写真も展示されていました。よく残ってるものですね~。
当時の写真についてはよくわからないので、タイトルを載せるだけにしておきます。
過去の御大礼(大正)「四条大橋ノ奉祝門」
過去の御大礼(大正)「装飾電車」
過去の御大礼(昭和)「紫宸殿ノ儀 庭上参後着床」
過去の御大礼(昭和)「賢所御羽車奉迎門通御(行幸当日)」
概要
日時:平成31年4月22日(月曜日)~5月7日(火曜日)の通行可能時間内 ※終了してます。
場所:
・四条通地下道 11~12番出口の間(麩屋町通-柳馬場通)
※ 通行可能時間:午前6時45分~午後10時30分
・ゼスト御池 寺町広場
※ 通行可能時間:午前5時~午前0時(ゼスト御池は最終日午後9時まで)
京都新聞イベント情報サイト[ことしるべ]: event.kyoto-np.co.jp/event/kyotokoshitu-exhibit.html
終わりに
京都と天皇の歴史を学びつつ、現在の皇室に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
令和改元を記念して、今後皇室の方々の写真を拝見する機会が増えそうですね。またあればレポートしたいと思います。