モロッコの旅も中盤を迎えようとしています。
関連項目:シャウエンの青の世界でリアルに迷子になる
今回の記事は、2019年4月10日に行ったロッククライマーの聖地・トドラ峡谷の旅の記録です。
トドラ峡谷
峡谷と渓谷の違い
東京の人なら「等々力渓谷(とどろきけいこく)」と聞き間違えそうなトドラ峡谷ですが、そもそも、峡谷と渓谷ってどう違うの?という素朴な疑問から・・・。
峡谷と呼ぶか渓谷と呼ぶかは、慣用って感じですかね。日本だったら、渓谷なら先述の等々力渓谷、峡谷なら高千穂峡や保津峡などなど・・・。
このトドラも、出典によって「峡谷」「渓谷」両方出てくるのですが、今回自分が現地を訪れて「切り立った断崖」という強い印象を受けたので、ここでは「トドラ峡谷」で統一させていただきます。(HISの行程表や『地球の歩き方』も「峡谷」表記でした)
ロッククライマーの聖地 トドラ峡谷
エルフードからワルザザードを結ぶカスバ街道の途中、ティネリールという小さな町から約15kmのところにあります。
アトラス山脈の東部を流れるダデス川が長い年月をかけて山を侵食して、40キロもの長いトドラ大峡谷ができました。
ここは景勝地でもあり、その独特の地形からヨーロッパのロッククライマーの聖地にもなっています。
トドラ峡谷 体験記
カスバ街道のカスバとは
サハラ砂漠でラクダに乗ったり御来光を見た後、ホテルに戻って朝食を食べたらエルフ―ドを出発、ツアーバスで今夜泊まるワルザザードに向かいます。
エルフ―ドからワルザザードまではカスバ街道を走るのですが、その距離は300km以上・・・。
ところで、このカスバ街道の”カスバ”ですが、アラビア語の”gasbah”が語源で、「要塞」「砦」「城郭」という意味があります。
カスバってこんな感じ。その1(バスより撮影)
カズバってこんな感じ。その2(展望台から撮影)
今まで見たことないカスバの様相に感動して写真を撮りまくってましたが、だんだん見慣れてくるから恐ろしいものですよね・・・。
トドラ峡谷下車
この道中、休憩兼・観光スポットということで、私達はトドラ峡谷に降り立ちました。
切り立った崖の下には清流が流れていて、旅の疲れを癒してくれます。
真夏でビーサンだったら、間違いなく足を浸けていただろう・・・。
観光地なので、お土産屋もしっかり商売しています。
川沿いという最高のロケーションにホテル・レストラン群があったのですが、数年前落石があって危険ということで閉鎖になってしまったそう・・・。
橋を渡って、その建物群の近くまで行ってみます。
ゴーストタウン化しているのが、よけい気になる・・・。
と思ってたら、我らがモロッコ人ガイドさんが普通に入っていくではないか・・・。私達も後を追ったが、見失ってしまったので断念して引き返した。残念
添乗員さん曰く、この一帯が閉鎖される前は、HISのツアーでもここのレストランでランチを取っていたそう。気になる~!!
次は、黒いヤギの群れが気になる~!!
ヤギ2頭がケンカしてる!! 猫の時もそうだけど、なんで動物のケンカって面白いって思っちゃうんだろう。
犬も登場。でも、モロッコの犬は狂犬病のワクチン打ってないことが多いから触るなと注意があったので見るだけ。
トドラ峡谷 感想
モロッコの超距離バスの道中で、このような断崖をいっぱい見てきたので、正直そこまで感動しませんでした。(アメリカのグランドキャニオンも見たことあるし) ロッククライミングも全然興味ないですしね・・・。
ただ清流は見てて気持ちいいので、長距離移動の休憩スポットとしては断然オススメだと思います。
おまけその1:美味しかったタジン鍋
トドラ渓谷観光後・・・
バスで少し移動した町で、ランチタイムとなりました。
前菜は、モロッコですっかり見慣れたお馴染みのサラダですが・・・
ミートボールのタジン鍋が、このモロッコ旅行の中で一番美味しかったです!!
おまけその2:バラの名産地 ダデス村
ランチ後、私達を乗せたツアーバスは再びカスバ街道を走ります。
その道中に、バラの名産地・ダデス村があり、ツアー行程でここにも立ち寄ることになっています。(中央にあるのはバラのモニュメント)ここのバラは、ヨーロッパに多数輸出されるそう。
バラコスメの土産店。看板の中に日本語があるのにビックリ!!
今までのツアーの土産屋の例に漏れず、ここの説明スタッフも日本語が堪能でした。(笑)
友達へのお土産にバラウォーターを買いました。いい香り☆
終わりに
いかがでしたでしょうか?
個人的には、トドラ峡谷は観光地としてわざわざ行くほどでもないですが、カスバ街道の長距離移動の休憩スポットとしては重宝すると思います。
次回は、私がモロッコに憧れるきっかけとなったアイト・ベン・ハッドゥをご紹介します。