モロッコシリーズも7回目に突入しました。
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今回の記事は2019年4月10日の記録で、サハラ砂漠でラクダに乗っちゃいます☆
モロッコ観光の定番 サハラ砂漠
サハラ砂漠=砂漠砂漠!?
サハラ砂漠は言わずと知れた、世界最大の砂漠です。南北1,700kmに渡り面積は約1,000万km2、アフリカ大陸の3分の1近くを占めています。
”サハラ”は元来アラビア語で「砂漠」「荒野」を意味する一般名詞なので、英語やフランス語では砂漠を意味する語(Desert/Désert)は付けず、単に The Sahara、Le Sahara と呼んでいるそうです。
日本語では「サハラ砂漠」と呼んでますが、直訳すると「砂漠砂漠」になっちゃいますね。まぁ、ちっちゃいことは気にするな、それ!ワカチコワカチコ!(byゆってぃ)
実はそこまでサハラ砂漠に期待していなかった私
兵庫県出身の私は鳥取砂丘に何度も行ってラクダに乗ったこともあるので、「砂丘も砂漠もそんなに変わらないだろ~」と思っていたし、砂漠は昼は酷暑&日が落ちると極寒のイメージで乗り気じゃなかったのですが、ツアーに組み込まれていたので「まぁ仕方ないか」という程度の意気込みで臨みました・・・。
ラクダに乗るか乗らないかは選択制
サハラ砂漠に行くことはツアーで決まってますが、ラクダに乗るかどうかは選択制です。
ラクダに乗る時間は往復1時間、料金は、400モロッコディラハム(日本円で5000円)+ラクダ使いのスタッフに20モロッコディラハムのチップです。ラクダに乗らない人は、徒歩で同じルートを歩きます。
私達ツアーの14人は全員がラクダ騎乗を選択しました。”14人によるなんちゃって隊商”編成決定の瞬間です。
サハラ砂漠 ”なんちゃって隊商”体験記
夜明け前の砂漠を ラクダに揺られて進む
5:30にエルフードのホテルを出発。
いつものツアーバスではなく、現地観光会社「ミライツアー」の用意した4WDに乗って砂漠の端っこまで移動します。
・・・車で揺られること約20分。
6時前くらいに砂漠に到着し、車を降ります。
既にラクダとラクダ引きのスタッフはスタンバイしてて、希望者はスタッフに現地の人っぽく頭にスカーフを巻いてもらいます。(見た目だけでなく、砂塵防止にも有用)
準備ができたら、スタッフにサポートしてもらいながら、ラクダに乗っていざ出発!!
(寒がりな私は厚着の上にダウンコートを着て臨んだので、防寒対策はバッチリ。ちょっと手が寒いかな~という程度。)
まだ夜明け前なので、久しぶりに見る満点の星空がとても綺麗。(※真っ暗な中スマホを落としたら終わりなので、行きは撮影していません。これはイメージ写真です)
後ろで、「あ、流れ星だ!!」と言う声が聞こえて、私も見られるかな?と思ってたら、
私も流れ星を目撃!!(※イメージ写真)
一瞬だったので、願い事を唱える余裕はありませんでしたが、
「砂漠でラクダに揺られながら、流れ星を見る」
というシチュエーションに、すごく感動しました。
初めは聞こえていた感嘆の声も静かになって、ラクダが砂を踏む音がだけが響く中、少しづつ砂漠の奥へと進んでいきます。
とにかくラクダから振り落とされないように、手綱代わりの棒を必死に握っていました。
約30分後、一つの小高い丘の前でラクダから降りるようスタッフに促され、今度は自力で小高い丘を登るよう指示されます。どうやらこの丘の上から御来光を見るようです。スタッフが私達の手を取って一緒に登ってくれます。
私は鳥取砂丘で何度も砂丘を登った経験があるので、ひょいひょい登れましたが、砂に足を取られて苦労している人もいました。まさか鳥取砂丘の経験が、こんな所で役に立つとは思いませんでした。
砂丘のてっぺんに着いたら、すかさずスタッフが大判の布を引いてくれました。これがないとつるつる滑って座れないもんね。至れり尽くせりなサービスで有難い。
AM6:24。砂丘の上でポーズ。まだ暗い・・・。
御来光 in サハラ
砂丘でお喋りしながら待っていると、だんだん空が明るくなってきたので、東の方向を注視します。
ここからは、皆さんもご一緒に御来光の瞬間をお楽しみください。
AM6:33。正面のゴマ塩みたいなのは、私達を運んでたくれたラクダの群れです。
AM6:49。だんだん空が明るくなってきました。
AM6:54。御来光、キターーー!!
AM7:02。太陽の全貌が見えてきました。
再びラクダに乗って出発地に戻る
御来光タイムが終わったら、砂丘を下り・・・
再びラクダに乗って出発地点へ戻ります。
ここからやっとラクダに乗った写真が取れるのですが、砂塵防止の為スマホをジップロックに入れ、ラクダに揺られながらという状況下だったので、なかなか難しかったです。でも執念で撮ったよ!!
(ツアー仲間には、ジップロックの代わりにスマホの穴という穴をマスキングテープで塞ぐという強者もいました。レンズを遮る物がないので、彼女の撮影した写真は綺麗でした。)
「出発だ。皆の者、我に続け!!」
・・・というのは冗談で、私は後ろから隊商の仲間達を見守る位置でした。
ヒャッホー、サハラでラクダに乗ったゼ~!!(どういうノリ!?)
このシルエット・・・何かを思い出しませんか!?
そう、生口島の東山魁夷美術館内カフェのデザートです!!(マニアックすぎ)
ちなみに、ラクダに乗った目線でラクダの首を見るとこんな感じ。鶏の骨のようです・・・。
ラクダさん、お疲れ様☆
ラクダに揺られて復路も約30分、無事出発地点に戻りました。
ラクダ引きのスタッフのエスコートでラクダから降ろしてもらい、そのタイミングで20モロッコディラハムのチップを渡します。
最初から最後まで紳士的だし、写真もいっぱい撮ってくれてサービス満点な感じのいいスタッフの皆さんでした。
ラクダさん達にも、心からありがとうと言いたい。
「今日も疲れたでござるよ。」
そして、彼らは持ち場(何処!?)に帰ってゆくのであった・・・。
私達はラクダ引きのスタッフとラクダに別れを告げて、4WDに乗り、ホテルに戻ったのでした。
感想
そうそう、鳥取砂丘とサハラ砂漠の違いはどうかって!?
・・・それは「海があるかないか」ということかしら。(あくまで個人の感想です)
だって、私達が周遊した砂漠なんてほんのごくごく一部だし、これだけでは世界一の砂漠の広大さを体感できませんしね。(過酷そうなのでしたいとも思わないけど)
どちらかというと、「満点の星空の下、ラクダに乗っている」というシチュエーションに感動したというのが率直な感想です。
おまけ:エルフードのホテル
サハラ砂漠に行く拠点として、私達はエルフードという町にあるホテルを拠点にしました。
「いかにも砂漠の町にあるホテル」というシチュエーションに惚れたので、ここでちょっとご紹介したいと思います。(ホテル名は忘れたけど)
ホテルのロビーからして素敵☆
夜、ロビーから庭に出るアングルが、アラビアン・ナイト感満載で感動しました☆
庭にプールってだけでテンション上がるよね。
今度は木々をライトアップしてるし。
庭にある、1つ1つ独立している客室に泊まりました。
一人で寝るには広すぎて、怖くてなかなか眠れなかった・・・。
庭からロビーへのアングル。
終わりに
いかがだったでしょうか?
サハラ砂漠にはなかなか行けないと思うので、まずは鳥取砂丘でなんちゃって砂漠体験をしてみましょう!!(相変わらず鳥取砂丘推し)
次回は、絶景のトドラ峡谷をご紹介します。