2020年3月、新型肺炎コロナウィルス流行の影響で東京オリンピックの延期が発表され、今後さらに論議を呼びそうですね。
ただ、中には私のようにオリンピックそのものに興味のない人間も・・・。
東京五輪2020 スポーツに興味のない都民がメリットを考察
2020年が明けて「今年は東京オリンピックの年だ!」なんて言ってたら、新型肺炎コロナウィルスウィルスの流行で開催自体が危ぶまれてきました。
オリンピック中止に関する話題は上の記事を読んでいただいて、当記事はオリンピックに興味がないけど、オリンピック開催を前向きに考えてみる都民の話です。
私がオリンピック(=スポーツ)に興味がない理由
「スポーツ嫌いの人の思考ってどうなってるんだろう?」という人間観察的観点から読んでいただければと思います。
自身が運動音痴
私は幼少時は外で遊ぶやんちゃガールでしたが、小学3年から休み時間は教室でマンガを描いたり友達とおしゃべりをして過ごすようになり次第に運動能力は低下していきました。
その結果、特に中学3年まで毎年冬に行われるマラソン大会が苦痛で苦痛で仕方がない文系女子に育ちました。
偶然マラソンの起源を知った時は、そんな逸話を残した古代ギリシャの兵士も、それを競技として現代まで残していった人たちも非常に憎らしく思ったことはいうまでもありません。
【マラソンの起源】
ギリシャの地名「Marathon(マラトン)」を英語読みしたもの。
紀元前490年、ギリシャ軍の兵士が戦場のマラトンからアテネまで約40kmを走り、勝利を報告した後絶命したという故事に由来する。
↑マラソンといえば、2020年駅伝のNIKE「ZOOM MX」がすごく話題になってましたね!!
男性に比べて女性にスポーツ好きが少ない理由
そもそもスポーツって何のためにあるのでしょう?
なぜ「スポーツ=平和」と語られるのか?
それは・・・男性ホルモン”テストステロン”による「冒険心」「競争心」を満たすためだと思うのです。
現代社会では狩猟する必要がないので、男性はテストステロンを持て余し気味です。
それが悪い方に作用すると戦争や犯罪に繋がってしまう可能性もあるわけで、
・テストステロンを健全に発散させよう
・男性たちの「冒険心」「競争心」を平和な手段で満たしてあげよう
・・・という目的でスポーツは作られ、古代より男性に愛されてきたのではないかと私は思うのです。
【サッカーの起源】「中世イングランド説」
8世紀頃のイングランドでは、戦争に勝利すると敵将の首を切り取り、その頭蓋骨を蹴って勝利を称えた。
それが祭りや遊びとしてボールを使ったものに変化し、ルールが定められ、現在のようなゲームのような形へと変化したという説。
※他にもイタリア起源説、中国起源説とあるようですが、中学の体育の本にはこのイングランド起源説のみ紹介されていました。
女性のスポーツ好きが増えているとはいえ、男性に比べて少ないのは、このテストステロンの量の違いが大きいのではないかと思います。(テストステロンの男女比=10:1)
平和主義者
それから自分の性格として、順位や勝敗を競いことを嫌う平和主義者というのもあります。
父親が阪神ファンで、ナイター中継を見てはやれ阪神が勝っただの負けただのと騒いでましたが、そもそも初めから見なきゃ悔しく思うこともないのに・・・なんて冷めた目で見てました。
そういったスポーツの勝敗で自分の感情を左右されたくないんですよね。
冬季のフィギュアスケートだけは別格
「オリンピックに興味はない」と言ってますが、冬季オリンピックのフィギュアスケートは別です。
なぜなら、競技というより芸術を鑑賞する・・・という感覚だから。
人が戦う姿よりも、優美に舞う姿を見たいのです。
↑高橋大輔のアイスショー転向後の活躍も楽しみです。
ブログ仲間・カジテレママさんが高橋大輔の記事を丁寧に書かれています。
スポーツはやらないけど武道はやってました
そんなスポーツ嫌いの私ですが、22歳~34歳の12年間合気道経験があり、二段の有段者です。
↑『今日から俺は!』のヒロイン、理子ちゃんの影響もちょっとあり。(笑)
合気道は護身術になるし、筋トレをしなくていいし、勝ち負けもないので自分にはすごく合ってました。
スポーツに興味ない者でも、オリンピックにはメリットがある!!
さて、そんなスポーツに興味ない私ですが、都民として東京にオリンピックが開催されることはメリットがあると判断し、招致期間の都知事選では猪瀬直樹氏に投票しました。
↑猪瀬さんの本も読んでみようと思っています。
てっきり前回の東京オリンピックと同様10月に開催されると思いこんでいたので、夏に開催されると知って、その酷暑ぶりに「狂気の沙汰か!?死者が出るよ!!」と反対派に転じましたが。
関連記事:私は、「マラソン・競歩の開催地、札幌変更」に賛成派です。
【東京五輪2020】マラソン開催が札幌に変更 チケットは!?
もう決まったことは仕方ないので、絶対に競技を見に行かない人間でも享受できるであろう、東京都民のオリンピックによるメリットを挙げてみます。
禁煙の規制厳格化
2020年の東京オリンピックに向けて、2018年7月に健康増進法が改正され、原則屋内禁煙が初めて法制化されました。
2020年4月からは飲食店も原則屋内禁煙となりました。(※「既存店」で「客席面積が100㎡以下」かつ「個⼈経営か資本金5,000万円以下の中小企業の経営」の飲食店では例外として喫煙ができると抜け穴はまだあります)
そして開催地である東京都は、「東京都受動喫煙防止条例」を制定し、面積ではなく、人をたばこの害から守ることに焦点をあてて規制をかけるなど、国の法律よりも厳しいものになっています。
景気・雇用環境の改善
よく「お住まいのマンションを売りませんか?」というチラシが自宅のポストに入っているのですが、私たちが購入した2013年から比べてだいぶ値上がりしていて「もしこれを売ったらこんなに儲かるのか~?」なんて妄想してニヤニヤしていました。(売らないけどね)
また、「オリンピック期間民泊で部屋を貸したら儲かるんだろうな~☆」とも妄想しちゃいます。(貸さないけどね)
派遣会社も、副業のイベント系事務所も、オリンピック関連で仕事の案件が増えていることを実感しています。
東京のインフラ整備の向上
たとえば国立競技場が新しくなるのは、音楽好きとしては「新しい会場でライブ見られるのか~」という程度ですが、交通インフラの整備は私たち都民の生活に密接に関係があります。
現在東京では、羽田空港の発着枠の拡大、首都圏3環状道路の整備促進、東京メトロ有楽町線の延伸、鉄道の直通乗り入れの拡充、晴海と銀座を専用レーンで結ぶバス高速輸送システム建造など、オリンピックに向けてのインフラ整備が続々と進行中です。
オリンピック終了後もこういったインフラは都民の共有財産になり生活向上に繋がるので、税金を使われても異論はないですね。
~都民が実感した、五輪インフラ恩恵例「九段下駅乗換え改札の撤去」~
九段下駅といえば武道館が有名ですよね。(ライブでよくお世話になってます)
武道館がオリンピックの会場の一つであることから、都営新宿線(東京都交通局)と半蔵門線(東京メトロ)の改札4か所を撤去し、地下2階の東西線(東京メトロ)の改札2か所を移設することで3線共通の改札口にするそうです。
私はこのニュースを全然知らなかったので、九段下駅で都営新宿線と半蔵門線で乗り換えた時、改札がなくなった便利さに感動しました!!
好きなアーティストの活躍
こちらは東京都民のみならず日本国民、いや世界中のJ-POPを愛する人々が恩恵を受けるかも!?
好きなアーティストが五輪効果で活躍するの、とても楽しみですよね。
たとえば、東京事変の4年ぶりの復活なんて最たる例ですね。
↑東京事変は2010年に『スポーツ』という、10年後を予言するようなタイトルのアルバムをリリースしています。ジャケットからしてオリンピックっぽい!!
他にも、天皇御即位十年奉祝曲や愛知万博で曲を作ったYOSHIKIが何かやってくれないのかな~?なんて期待しちゃいます。
↑天皇御即位十年奉祝曲「Anniversary」や、愛知万博のテーマ曲の「I’ll Be Your Love」のクラシックバージョン収録のアルバム。
オリンピックによるデメリット
最後に、オリンピック開催によって被るデメリットも挙げておきましょう。
観光客増加による満員電車の悪化
本当にこれだけはなんとかしてほしいものです。
サマータイム導入(※廃案)
何度か案が出ましたが、導入が見送りになって本当に良かったです。
終わりに
以上、私がオリンピック(=スポーツ)に興味がない理由と、オリンピックに興味がなくても都民が受けられるメリット(デメリットも)を話しました。
私の周りにもオリンピックに興味がない人がいて安心しました。
ブログ仲間・ ミカコさんの記事です。