今回は、小学生の私が夢中だった工藤静香の初期のシングル、1st「禁断のテレパシー」から9th「くちびるから媚薬」までの全曲を一挙にご紹介します。
工藤静香1st~9thシングルヒストリー
「80年代終わりの工藤静香の人気ってそんなに凄かったの?」「工藤静香の初期の人気曲って何?」という方のために、デビューから全盛期までの工藤静香のシングルヒストリーを一挙にご紹介します。
当時ファンだった方は、記事を見ながら懐かしくおさらいしていただければ幸いです。
当時小学生だった私がどのように工藤静香にハマっていったのか、その経緯を知りたい方は、こちらをご覧ください。
禁断のテレパシー
1987.08.31リリース。14.6万枚。オリコン週間1位、ザ・ベストテン2位、歌のトップテン3位。
「夕焼けニャンニャン」最終放送日に発売された、禁断のシングル・・・ならぬテレパシー。作詞はおニャン子クラブでお馴染み秋元康、作曲はこの後22枚目のシングルまで全曲手掛けている後藤次利が担当。
おニャン子にも後ろ髪ひかれ隊にもなかった歌謡ロックを歌いこなし、好成績の華々しいソロデビューを飾りました。
Again
1987.12.02リリース。15.9万枚。オリコン週間3位、ザ・ベストテン6位、歌のトップテン9位。
前作よりセールスは上がっているのですが、周りが好調なためか順位は軒並みランクダウン。次が勝負どころですね。
「禁断のテレパシー」と同様、秋元康作詞・後藤次利作曲。
前作と同路線の歌謡ロックですが、この”デビュー曲の二番煎じ”説、実はプロデューサーの秘策でした。
抱いてくれたらいいのに
1988.03.02リリース。18.2万枚。オリコン週間3位、ザ・ベストテン6位、歌のトップテン7位。
デビュー曲から順調に売り上げを伸ばしていますね。ランキングも健闘しています。
作詞はシングル曲では初となる松井五郎、作曲は後藤次利。
工藤静香が好きなロッカバラードで、自身も「本当に歌いたい歌を初めて歌えた」と語っています。
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FU-JI-TSU
1988.06.01リリース。25.3万枚。オリコン週間1、ザ・ベストテン3位、歌のトップテン3位。
好調にセールスを伸ばし、オリコンではデビュー曲「禁断のテレパシー」以来3作ぶりに1位を獲得しています。
作詞には工藤静香自身もファンだという中島みゆきを迎え、作曲は後藤次利です。
日常にありそうな修羅場の1コマを、後藤次利のドラマティックな作曲と工藤静香の力強い歌声で壮大な世界に仕上げています。
MUGOん・・・色っぽい
1988.08.24リリース。54.1万枚。オリコン週間1位、ザ・ベストテン1位、歌のトップテン1位。
売上は初の50万枚越えを達成し、各ランキングの1位を総ナメ、『第39回NHK紅白歌合戦』に初出場、遂に歌姫としてトップに立ちました!!
作家陣は「FU-JI-TSU」と同じ、中島みゆきと後藤次利コンビ。
この曲がカネボウ化粧品のイメージソングに選ばれ、工藤静香本人がCM出演しました。
歌の内容は、「好きな人がいるけど内気で話しかけられない。でもいつか、言葉を交わさなくても目と目で通じ合える素敵な関係になれたらいいな。(はあと)」という乙女なTOO SHY SHY GIRLのお話です。
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恋一夜(こいひとよ)
88.12.28リリース。60.7万枚。オリコン週間1位。ザ・ベストテン1位。歌のトップテン1位。
前作で頂点を極めた「MUGOん・・・色っぽい」を上回る好成績。後の自身最大のヒットシングル「慟哭」(1993年)に次ぐ売上枚数を誇っています。2回目の紅白歌合戦にも出場。「箱根彫刻の森美術館」のイメージソング。
作詞は、「抱いてくれたらいいのに」の松井五郎、作曲は後藤次利。
「恋一夜」では、ワケありな好きな人に抱かれて願いは叶ったけれど、喜びの半面、ここから深みにはまることへの恐怖を歌っているのではないかと私は分析しています。
嵐の素顔
89.05.03リリース。52.4万枚。オリコン週間1位。ザ・ベストテン1位。歌のトップテン1位。
セールスは若干落ちたものの、相変わらず各チャート1位を総ナメにし、頂点に君臨し続けてます。
作詞はシングル提供初となる三浦徳子(よしこ)、作曲は後藤次利です。
失恋のショックから、「空が落ちればいい」「海が割れればいい」と神話レベルの天変地異表現が大げさですが、激しいサウンドと力強い歌唱で納得させられてしまうのが面白いところ。
また、モノマネで必ずと言ってもいいくらい起用される、工藤静香の代名詞「L字振り付け」が見られるのもこの曲です。
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黄砂に吹かれて
89.09.06リリース。58.6万枚。オリコン週間1位。ザ・ベストテン1位。歌のトップテン1位。
前作より売り上げも上がり、オリコンで6週連続1位とロングヒットを記録しました。この時期歌のトップテンが番組終了となるのですが、最終日に1位を飾るという歴史を残したのもこの曲でした。
作詞は中島みゆき、作曲は後藤次利。
恋に破れた女性が、砂漠近くの街に傷心旅行に行くという内容の歌です。傷心旅行系の歌は、私の最も好むジャンルとなっています。(笑)→「黄砂にふかれて」の歌詞考察はこちら。
「黄砂に吹かれて」は、私が工藤静香のシングルの中で一番好きな曲です。「黄砂に吹かれて」の歌詞DEEP考察に興味がある方は、こちらをご覧ください。
くちびるから媚薬
90.01.10リリース。48.9万枚。オリコン1位。歌のトップテン1位。
前作より売り上げは落ちてしまいましたが、相変わらず1位を死守し、TOPの座をキープしています。この曲で3回目の紅白歌合戦に出場しています。ただこの曲を最後に、彼女が失速していく感は否めません・・・。(歌のトップテンも終わっちゃったからかな~?)
作詞は「抱いてくれたらいいのに」「恋一夜」の松井五郎、作曲は後藤次利。
「くちびるから媚薬」は、ちょっと男性がリードしてる関係のカップルというイメージで、メロディが軽快だからか、女性側もドキドキしながら恋愛を楽しむ余裕が感じられます。
「黄砂に吹かれて」「くちびるから媚薬」のオススメ動画、曲をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
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2019年工藤静香のコンサートに2回行ったのでそのレポートもご覧ください。
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終わりに
工藤静香の1st~9thシングルを一挙にご紹介しました。関連記事も併せてご覧ください。