今回は、ぐるっとパスで無料で見学できる「ちひろ美術館・東京」についてレポートします。
2018年5月24日(木)に行った時の記事です。
ちひろ美術館・東京
ちひろ美術館・東京とは
”ちひろ”と聞くと鬼束ちひろを思い浮かべてしまう私ですが、歌手ではなく画家のいわさきちひろです。私は鬼束ちひろも好きですが。
皆さんも子どもの頃、何かの絵本などでいわさきちひろの絵を見たことがあるのではないでしょうか。独特の淡い色彩に優しさがあって心がほっとして、私は大好きです。
この「ちひろ美術館・東京」は1977年にできた世界初の絵本美術館で、いわさきちひろの自宅跡にあり、アトリエの様子や、企画展のテーマに合わせた絵などを見ることができます。
なぜ美術館名に”東京”の文字があるかというと、ちひろの両親の出身地である安曇野にも、ちひろの美術館「安曇野ちひろ美術館」があるからだそうです。
平和を愛する画家・いわさきちひろ
いわさきちひろは1918年、福井県の裕福な家庭に三人姉妹の長女として生まれました。翌年には家族で東京に移っています。子どもの頃から絵が得意で、10代の頃には有名な洋画家に師事し、また書の才能もあり書の先生にも師事していたそうです。
20歳の時親の薦めで好きでない人と結婚し満州に渡りましたが、夫の自殺で帰国します。時代は戦局の激しい頃で、中野の家は焼かれ母の実家・長野県松本市に疎開し終戦を迎えます。
1946年、共産党の演説に深く感銘し入党します。共産党宣伝部の芸術学校に入学するため上京し、党員の松本善明と出会い、1950年に二人は結婚します。善明は弁護士を目指して司法試験の勉強することになったので、ちひろは画家として家計を支えることになります。(善明は1951年に司法試験に合格し、1952年4月に司法修習生となる)
1967年善明は日本共産党から衆議院議員に当選し、ちひろは画家活動の他に政治家の妻として、1児の母として多忙な生活を送りました。
ちひろは「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という言葉を残し、自らの絵を通して平和の大切さを訴え続けています。
総評
感動レベル☆☆☆☆ 小さい頃からいわさきちひろの絵が好きだったので。
リーズナブル度☆☆☆ ぐるっとパスだと無料。ないと800円です。
空いてる度☆☆☆ 平日でもそこそこ人はいました。
撮影自由度☆☆ 撮影禁止区域が多くて、いわさきちひろの作品は撮れませんでした。
子連れも楽しめる度☆☆☆ お子さんの好きな絵がいっぱい展示されていますし、キッズルームや絵本がたくさんある図書館もあるので、小さなお子様連れも安心。
体験記
ちひろ美術館・東京を選んだ理由
いわさきちひろの絵は好きなので、ぐるっとパスで無料で行ける施設と聞いて絶対行きたいと思っていました。5/16に行こうとしたら展示替期間で休館だったので、開館期間を待ち再び来たという訳です。
道中にあった看板。
リベンジの道のり
西武新宿線で上井草駅で下車(下井草という駅もあるので注意!!)、10分ぐらい歩き民家の間の道を抜けるとちひろ美術館・東京に到着します。
素敵な建物ですね。
ちひろ美術館・東京に入館
ちひろ美術館・東京の敷地内には、庭を挟んで2つの建物があります。
受付でぐるっとパスを提示して無料で入場します。ここで写真を撮れる所と撮れない所の説明を受けます。
まずちひろの絵が展示されている展示室を見ていきます。残念ながらここは撮影禁止でした。
その後、ちひろのアトリエを見ます。
本人が使っていた絵筆や絵の具の展示はリアルですね~。
ちひろのアトリエです。オシャレですね。
別棟の2階には、こどもの部屋(キッズルーム)とちひろの絵本が読める図書館があります。
花が美しい庭を眺めながらカフェテラスでお茶も楽しみたかったのですが、次にもぐるっとパス巡りの用事があり時間がないので残念ながら断念しました。近所だったらカフェの為にまた行きたいくらいです。
企画展
私が行った時は「いわさきちひろ生誕100年『Life展』着るをたのしむ spoken words project」(2018.5.19~7.22)という企画展が開催中で、その繋がりで別棟の展示室には、現代アーティストの染物の展示がありました。色彩のテイストがいわさきちひろっぽいですよね。
概要
住所:東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL:03-3995-0612
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:月曜日(祝休日は開館し、翌平日休館) 年末年始(12/28~1/1)、展示替期間、冬季休館(2/1~28) ※GWと5/7、8/7~26は無休
URL: https://chihiro.jp/tokyo/
終わりに
「ちひろ美術館・東京」は、空間そのものが優しい感じで癒されます。ちひろの絵を見ると童心に返って懐かしい気持ちになるし、その一方で子どもを慈しむ大人の気持ちにもなります。
それから、庭を眺めながらお茶ができるカフェも素敵なので、是非こちらも体験していただきたいです。
次回は、多摩六都科学館をご紹介します。