こんにちは!
当記事では、イランのテヘランのイラン考古学博物館をご紹介します。
イラン テヘラン イラン考古学博物館
イラン考古学博物館とは
イラン考古学博物館は、紀元前6000年から19世紀に至るまでイランの考古学的、歴史歴に重要な美術品を集めた、国内最大の博物館です。
建物は本館と別館の2棟からなり、本館はイスラム文化が入る前、別館はイスラム化以降の展示品で構成されています。
上が本館、下が別館です。
【入館時の注意】
博物館では手荷物の持ち込みが禁止されており、入場時に荷物を預けることがあります。
貴重品は身に着けることになるので、ポケットのある服を着ていくか、スマホケースのような小さなポシェットに最低限の物を入れていくことになるかと思います。
とはいえ持ち込めるバッグの大きさの基準は受付の人の気分次第みたいで、私たちが行った時はイラン人のガイドさんと受付の人が顔見知りで、大目に見てもらえました。
イラン考古学博物館 体験レポ
イラン観光最終日、テヘランのゴレスターン宮殿見学を終えた私たちは、イラン考古学博物館に移動しました。
本館
まずは本館に入って、ここで入場受付をするみたいです。(全部ガイドさんがやってくれてるからわからないけど、多分そうだと思う)
博物館は手荷物の持ち込みが厳しいと言ったのは先述した通りです。
私は手荷物を預けることなく、小さい斜め掛けバッグでも入場することができました。
まず紀元前6~4世紀のイスファハーンやシューシュ、レイからの出土品が入ったガラスケースが並んでいました。
土器や陶磁器、青銅器の中は、動物をかたどった愛らしいデザインのものも多かったです。
楔形文字の石板。
古代文字ってワクワクしますよね!!
左に曲がると奥には紀元前550~4330年のアケメネス朝時代の重要な作品が並んでいます。
ペルセポリスの出土品がたくさん展示されてて、2日前に行った時のことを思い出せて良かったです。
謁見の間にあった「謁見図」
百柱の間にあった「牡牛の柱頭」
タチュラ神殿の浮彫装飾
トリピュロンの中央階段
ガイドさんに「このダリウス像は貴重だからしっかり写真を撮るように!」と言われたので、三方向から撮影。
衣装はペルシア風だけど、背後の柱と台座の装飾はエジプト様式だそう。(シューシュの出土物)
台座の前後にはナイルの神であるハピが記され、左右側面には24の下絵に名を記された帝国の人々が描かれているそうです。
文字盤ってロマンを感じるのでつい写真を撮っちゃう。
やっぱりいつの時代も金はいいよね~。(笑)
アルファベットに似てるので読めそうだけど読めない・・・。
私たちに付いていたイラン人のガイドさんは、外国人から持たれる「イランといえばイスラム教」というイメージを払拭したいらしく、イスラム化される前の古代ペルシャの文明・文化を一生懸命説明していました。
そして「別館はガイドしないので、行きたい人はフリータイムで行ってきてください」といわれ、そのスタンスは徹底してるなと思いました。(笑)
別館
別館では、8世紀以降イスラム化された後のイランの重要な出土品や美術品などが収蔵されています。
大理石のミフラーブ(16世紀前半)
大理石のミフラーブ(1413年)
モスクの祭壇の横に置かれるミンバル。
漆喰のミフラーブ(1308年)
ラスター彩タイルのミフラーブ(1333年)
ガラスのボウル(11世紀)
レンガの碑文の断片(11世紀)
漆喰のメフラーブ(1133年)
こうやって見ると、私は細かい模様の装飾が好きみたいです。
イラン考古学博物館 概要
所在地:Tehran Province, Tehran، ابتدای, 30th Tir St, Iran
電話番号:+982166702061
開館時間・休業日、入場料金などは変動の可能性がありますので、施設にお問い合わせください。
おわりに
イランは古代文明から連なる歴史があり、考古学的・美術的宝庫ともいえる国です。
この博物館には貴重な展示物が揃っているので、是非この目でお確かめください。
イスラム以前・以後と建物が分かれているのも、わかりやすくていいと思いました。
以上で、イラン旅行の観光地にスポットを当てた記事はおしまいとなります。
次回はイラン観光のまとめ記事、その次以降は、イランのホテルや食事、イラン人のガイドさんの話で印象に残ったことなどを紹介していきたいと思います。