【イラン】テヘラン イラン考古学博物館 イランの歴史が一目でわかる

こんにちは!

当記事では、イランのテヘランのイラン考古学博物館をご紹介します。

Sayulist
2023年11月4日に行ってきました。
目次

イラン テヘラン イラン考古学博物館

イラン考古学博物館とは

イラン考古学博物館は、紀元前6000年から19世紀に至るまでイランの考古学的、歴史歴に重要な美術品を集めた、国内最大の博物館です。

建物は本館と別館の2棟からなり、本館はイスラム文化が入る前、別館はイスラム化以降の展示品で構成されています。

上が本館、下が別館です。

【入館時の注意】

博物館では手荷物の持ち込みが禁止されており、入場時に荷物を預けることがあります。

貴重品は身に着けることになるので、ポケットのある服を着ていくか、スマホケースのような小さなポシェットに最低限の物を入れていくことになるかと思います。

とはいえ持ち込めるバッグの大きさの基準は受付の人の気分次第みたいで、私たちが行った時はイラン人のガイドさんと受付の人が顔見知りで、大目に見てもらえました。

イラン考古学博物館 体験レポ

イラン観光最終日、テヘランのゴレスターン宮殿見学を終えた私たちは、イラン考古学博物館に移動しました。

Sayulist
小雨が降って寒いし旅の疲れも溜まってましたが、最後の観光地ということで気合入れて行ってきました!

本館

まずは本館に入って、ここで入場受付をするみたいです。(全部ガイドさんがやってくれてるからわからないけど、多分そうだと思う)

博物館は手荷物の持ち込みが厳しいと言ったのは先述した通りです。

私は手荷物を預けることなく、小さい斜め掛けバッグでも入場することができました。

 

Sayulist
本館は反時計回りに進めば年代順に見学できるようになっています。

まず紀元前6~4世紀のイスファハーンやシューシュ、レイからの出土品が入ったガラスケースが並んでいました。

土器や陶磁器、青銅器の中は、動物をかたどった愛らしいデザインのものも多かったです。

 

楔形文字の石板。

古代文字ってワクワクしますよね!!

 

左に曲がると奥には紀元前550~4330年のアケメネス朝時代の重要な作品が並んでいます。

ペルセポリスの出土品がたくさん展示されてて、2日前に行った時のことを思い出せて良かったです。

Sayulist
というわけで、ここからペルセポリスシリーズの紹介!!

謁見の間にあった「謁見図」

 

百柱の間にあった「牡牛の柱頭」

 

タチュラ神殿の浮彫装飾

 

トリピュロンの中央階段

Sayulist
以上、ペルセポリスシリーズでした♪

 

ガイドさんに「このダリウス像は貴重だからしっかり写真を撮るように!」と言われたので、三方向から撮影。

衣装はペルシア風だけど、背後の柱と台座の装飾はエジプト様式だそう。(シューシュの出土物)

台座の前後にはナイルの神であるハピが記され、左右側面には24の下絵に名を記された帝国の人々が描かれているそうです。

 

文字盤ってロマンを感じるのでつい写真を撮っちゃう。

やっぱりいつの時代も金はいいよね~。(笑)

 

アルファベットに似てるので読めそうだけど読めない・・・。

Sayulist
さらに進むと紀元前300年以降に栄えたアルサケス朝パルティア、ササン朝時代の出土品が展示されてました。

 

私たちに付いていたイラン人のガイドさんは、外国人から持たれる「イランといえばイスラム教」というイメージを払拭したいらしく、イスラム化される前の古代ペルシャの文明・文化を一生懸命説明していました。

そして「別館はガイドしないので、行きたい人はフリータイムで行ってきてください」といわれ、そのスタンスは徹底してるなと思いました。(笑)

別館

別館では、8世紀以降イスラム化された後のイランの重要な出土品や美術品などが収蔵されています。

Sayulist
新館はガイドさんの説明なしだったので、自分が直感で「綺麗だな~」と思って写真を撮ったものを載せていきます。

大理石のミフラーブ(16世紀前半)

【ミフラーブ(mihrab)とは】
モスクの礼拝堂にある、メッカの方向にに作られた壁のくぼみのこと。

 

大理石のミフラーブ(1413年)

 

モスクの祭壇の横に置かれるミンバル。

【ミンバル(minbar)とは】
毎週金曜日に行われる正式礼拝の際に用いられる説教壇のこと。
基本的にモスクの入り口から入って正面にあり、ミフラーブに向かって右側に設置されている。
ミンバルは木材で作られていることが多いが、中には石やレンガ、アクリル板で作られたものもある。特に木彫りの技術が優れた地域では、工芸品という言葉がふさわしいぐらい、精巧に作られている。

 

漆喰のミフラーブ(1308年)

 

ラスター彩タイルのミフラーブ(1333年)

【ラスター彩タイル(luster-painted tile)とは】
ラスター(luster)とは、「光沢」「輝き」を意味する英語。
絵具中に酸化銀や酸化銅を用い、酸化還元反応を起こさせるため、二度の焼成が必要とされる。
これは「水に浮かべた油滴が広がって薄い皮膜となり虹色に見えるのと同じ原理」によるもの。
これにより、淡金色から深紅色が得られ、それが光の当たり具合によって変色現象を起こす。

 

ガラスのボウル(11世紀)

Sayulist
虹色が綺麗だな~と思って撮影しました!

 

レンガの碑文の断片(11世紀)

 

漆喰のメフラーブ(1133年)

 

Sayulist
以上、別館のお気に入り報告でした。

こうやって見ると、私は細かい模様の装飾が好きみたいです。

イラン考古学博物館 概要

所在地:Tehran Province, Tehran، ابتدای, 30th Tir St, Iran

電話番号:+982166702061

開館時間・休業日、入場料金などは変動の可能性がありますので、施設にお問い合わせください。

おわりに

イランは古代文明から連なる歴史があり、考古学的・美術的宝庫ともいえる国です。

この博物館には貴重な展示物が揃っているので、是非この目でお確かめください。

イスラム以前・以後と建物が分かれているのも、わかりやすくていいと思いました。

以上で、イラン旅行の観光地にスポットを当てた記事はおしまいとなります。

次回はイラン観光のまとめ記事、その次以降は、イランのホテルや食事、イラン人のガイドさんの話で印象に残ったことなどを紹介していきたいと思います。

U-NEXT

麒麟が来るを見逃した方は↓

Sayulistおすすめグッズ

ステイホーム&テレワーク関連で今売れているグッズ ○スイッチ ○あつまれ動物の森 ○ウェブカメラ ○エコバック ○プロジェクター 〇コロナ対策グッズ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kindle作家。
『フランス恋物語』1巻:3部門1位&ベストセラー→ http://amzn.to/3msecBW
『フランス恋物語』2巻:8部門1位&ベストセラー→ http://amzn.to/3yAav2K
note(フォロワー数急上昇ランキング5位)→https://note.com/sayulist
【その他、スタエフなどLinkまとめ】→lit.link/sayulist
Twitterのフォロー&リプはお気軽にどうぞ。

目次