今回の記事は、
「光GENJIを振り返る オススメ名曲5選 」です。
2019年7月9日、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さんが逝去されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
ジャニーさん追悼企画として、彼が手掛けたスーパーアイドル”光GENJI”を振り返ってみたいと思います。
【ジャニー喜多川さん追悼企画】光GENJIを振り返る
ジャニー喜多川さん追悼企画ということで、ジャニーさんが手掛けたアイドルグループの一つ”光GENJI”を取り上げたいと思います。
光GENJIは1987年、”光”である内海光司、大沢樹生、”GENJI”である諸星和己、佐藤寛之、山本淳一、赤坂晃、佐藤敦啓が合体した7人編成のアイドルグループです。
左から、大沢、赤坂、佐藤寛之、諸星、佐藤敦啓、山本、内海。
光GENJIはローラースケートで踊りながらアクロバティックなライブを行うという、これまでにないアイドルグループとして爆発的なブームを呼び社会現象にもなりました。
私も小学生の頃光GENJIにハマりましたが、中学からはX JAPANにドップリだったので、ジャニーズで夢中になったのは光GENJIだけです。(過去記事で小学生で工藤静香にハマった話を書きましたが、ちょうど同じ頃で、プロデューサーも同じ渡辺有三さんです。渡辺さんすごい・・・。)
1994年大沢樹生と佐藤寛之の脱退・事務所の退所に伴い「光GENJI SUPER 5」が結成されましたが、翌年1995年には「光GENJI SUPER 5」も解散してしまいました。
2019年現在もジャニーズ事務所に所属しているのは内海光司と佐藤敦啓(現:佐藤アツヒロ)の2人だけです。
光GENJIのオススメ名曲5選
光GENJIは、いかにもアイドルらしいルックス、ローラースケートを履きながらバク転もするという身体能力の高さ、7人の一糸乱れぬフォーメーション、有名な作家陣によるイメージピッタリの楽曲・・・全てが完璧に合致した奇跡のアイドルグループです。
そりゃ社会現象にもなるし、小学生の私も夢中になるわ・・・。ちなみに私は山本くんのファンでした。(笑)
ということで、当時を知らない人も、大ファンだった人も、スーパーアイドル”光GENJI”の名曲を一緒に楽しみましょう。
STAR LIGHT
1987年8月19日発売のデビューシングル。48.9万枚のセールス、オリコン初登場 1位。
作詞:飛鳥涼、作曲:チャゲ&飛鳥。
1:51~山本くんのソロ、2:02~晃くんのソロがいいですね。晃くんは声変わり前の声が貴重!!
どちらかというと目立つタイプではない山本くんですが、彼がよくソロパートを担っていたのはメンバーの中でも歌が上手かったからだそう。(出典:当時の『小学〇年生』より)
それにしても、デビューからこの完成度の高さ、なんなんですか!?
すごい特訓したんだろうなぁ。ジャニーさんとメンバーのただならぬ気合が感じられます。
ローラースケートを履くことにより、今までのダンスにはないスピード感や滑らかな動きという、斬新な魅力で日本中の女子が釘付け。(もしかして私がフィギュアスケート好きなのって、ルーツは光GENJIだったりして!?)
そして曲を作ったのは、日本が誇るシンガーソングライターのチャゲアス!!売れないはずがないですよね。
ガラスの十代
1987年11月26日発売の2枚目のシングル。68.1万枚のセールス、オリコン6週連続1位!!
作詞・作曲:飛鳥涼。
冒頭は山本くん、次はかーくんがソロを務めます。「言わないで~言わないで~」流行ったなぁ。
「壊れそうなものばかり集めてしまうよ 輝きは飾りじゃないガラスの十代」・・・思春期の彼らにピッタリな歌詞で、飛鳥はやはり曲作りの天才です。
1:22~の2番のAメロは光とGENJIのかけあいになってて、大人の色気のある光とまだあどけないGENJIのコントラストが秀逸です。(V6のトニセンとカミセンの組み合わせも光GENJIをヒントにしてそう)
1:41~光の2人を前面に出してる間にGENJIの5人は後ろでササッとローラースケートを脱いで(間にスケボーBOYを走らせて目線を奪う作戦も凝ってる)、その後光の2人も両脇にはけて脱ぐとかよく考えてるな~と感心。
2:28~かーくんソロの「もっとそばにおいで」に日本中のかーくんファンが熱狂したことでしょう。(私は山本くんファンだから大丈夫だったけど)
0:55に出てくるスケボーBOYたちの中に、後にSMAPとなるメンバーがいるはず・・・。(多分)
パラダイス銀河
1988年3月9日発売の3枚目のシングル。88.9万枚のセールスで、オリコン5週連続1位。
作詞・作曲:飛鳥涼。
「パラダイス銀河」は自身最高のセールスを記録し、デビューから3枚連続ヒットを飛ばすことにより、光GENJIはスーパーアイドルの座を盤石なものにしました。
0:32~組体操のアーチの下を2人くぐるとか、しょっぱなからパフォーマンスで魅せてくれます!!
0:38~Aメロは山本くん&寛之くんコンビ、その後あっくん&晃くんコンビがメインとして歌い、それぞれのファンへの配慮もしっかりなされています。
1:18~「スーツケースの中に~」でかーくんの見せ場があり、きっとここで日本中のかーくんファンが・・・(以下同文)。
2:12~「ベッドはもう汽車になって」で光の2人がメインパートになり大人の魅力を存分に発揮、一方GENJIは「ランランラララ~」とあどけなさを最大限にアピール。
2:57~アニメ画面を見せている間に小道具の布を装備し、ローラースケートで円陣を回ることではためかせ、3:41のフィニッシュで投げ捨てるまで寸分の隙がない。
これを完璧と言わずして、何て言おう。すごいよ、光GENJI、そしてジャニーさん。もちろん飛鳥も渡辺プロデューサーもすごい。
剣の舞
1988年10月10日発売の5枚目のシングル。60.8万のセールス。オリコン1位。
作詞:康珍化、作曲:馬飼野康二。
「剣の舞」の特筆すべき点は、メインの小道具として剣が取り入れられ、ローラースケートだけでも大変なのに剣も加えたパフォーマンスを完璧に行っているところです。剣は竹製で銀紙を貼ったものですが刃の部分が鋭く、メンバーが瞼をかすってケガをしたこともあったそうです。
間奏には剣戟の響き、斬撃を連想させる効果音が入っており、間奏での剣舞とタイミングが合わせてあり、アクロバティックなミュージカルやサーカスを見ているような錯覚に陥ります。
0:13~前からGENJIが勢いよくステージに入ってくる疾走感がいいです。
0:53~山本くん&寛之くんパート、1:20~光の2人パートと、それぞれの魅力が光ります。
2:23~倒れてるあっくんが晃くんに助け起こされるシーンがありますが、かーくんバージョンもありました。(Mステでかーくんがタモリさん(もしくは他のゲストミュージシャン)に助け起こされるシーンもあったような記憶があるのですが、動画探しても見つかりませんでした)
「剣の舞」の中ではローラースケートを途中で脱いだり履いたりしているのですが、1:44にJr,の子に目線を惹き付けておいて裏で一瞬でローラースケートを脱ぎ、2:23にあっくん&晃くんメインで出てる間に他のメンバーがローラースケートを履き、2:35~自然に合流する。その早着替えならぬ”早靴脱着”も完璧で、約3:30にエンターテイナーの極みを詰め込んでいます。
THE WINDY
1988年1月1日発売の1stアルバム『光GENJI』の1曲目を飾る人気曲。作詞・作曲:飛鳥涼
今でも中古で売っているそうです。もちろん私も持ってました。
初期のコンサートで必ず最初に歌われていた曲で、曲中に「GENJI」や「光」と観客とコール&レスポンスが出来るよう作られています。
イントロから、「G」「E」「N」「J」「I」とファンに言わせるところがあって、そりゃコンサートで盛り上がるわな~。(※「光はどこへ?」というツッコミはなしで)
「幻の国から神話を連れ出したよ」・・・世の中を席巻した光GENJIだから許される歌詞。
「今同じ時代の息をして歴史を開くため」・・・ファンに「この時代に生まれて良かった!!」としみじみ思わせる歌詞。
「迷わないよ(GENJI)君のもとへ(GENJI)」・・・GENJIのメンバーのファンを「キュン☆」とさせる掛け合い。
「手を伸ばして(HIKARU)守ってあげる(HIKARU)」・・・やはり光の2人は「守ってあげる」と逞しいお兄さんキャラ。光ファンもきっと痺れたことでしょう。
も~飛鳥、なんて天才なの~!! マジ神曲!! コンサートめっちゃ楽しそう!!
この時期ファンだったんだから、親にねだってコンサート連れてってもらえば良かった・・・。
田舎の小学生は、光GENJI主演の映画に連れてってもらうのが精一杯でした。(実家にパンフがあった)
終わりに
この記事を見て当時を知らない人に光GENJIの凄さが伝わって、ファンだった人は懐かしく思い出してもらえたら嬉しいです。
そして、こんなスーパーアイドルを作り私たちに夢を与えてくれたジャニー喜多川さんに、心から感謝の意を送ります。ジャニーさん、ありがとう。
光GENJIの曲を聴きたくなったら、こちらのベストアルバムがオススメです。今回紹介した曲全部入ってます。