今回は、ぐるっとパスで無料で入れる旧東京音楽学校奏楽堂をリポートしたいと思います。(久しぶりのぐるっとパス施設!!)
2019年1月20日(日)に行った時の記事です。
旧東京音楽学校奏楽堂とは
明治から続く音楽のエリート養成学校
明治23年(1890年)に創建された日本最古の洋式音楽ホールで、昭和63年(1988年)に重要文化財に指定されました。
本館は木造二階建ての桟瓦葺で、中央家と翼家から成り立っています。奏楽堂とは、中央家二階にある講堂兼音楽ホールの呼称です。かつて瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人初のオペラ公演でデビューを飾ったという、大変由緒あるホールです。
平成30年(2018年)11月にリニューアルオープンしました。
教科書で聞いたことのある名前がズラリ
徳川頼定候が購入したパイプオルガンが使われているとか、瀧廉太郎や山田耕筰といったお馴染みの音楽家がここで演奏したことあるというのも興味深いし、音楽ホールが時代を超えて今も現役で活躍しているという事実にも感動です。
総評
感動レベル☆☆☆☆ 明治時代の建物が残っていること、今も音楽ホールが現役なことに感動。
リーズナブル度☆☆☆☆ ぐるっとパスがあれば無料、なくても300円です。
空いてる度☆☆☆☆☆ 上野公園内の施設の中では、ダントツで空いている方だと思います。
撮影自由度☆☆☆ 建物内は撮影自由な部屋と撮影不可な部屋がありました。音楽ホールは演奏中は撮影不可です。
子連れも楽しめる度☆☆☆☆ 触れるパイプオルガンがあって、楽しそうに弾いているお子様がいました。お子様の情操教育にいかがでしょうか?
体験記
旧東京音楽学校邦楽堂に行こうと思った理由
旧博物館動物園駅の整理券を受け取ってから入場するまでに空き時間があったので、整理券配布所の真ん前にあるし、前から気になっていたので行ってみることにしました。
旧東京音楽学校邦楽堂への行き方
電車の最寄り駅はJR上野駅です。JR上野駅から上野公園に入り徒歩10分ぐらいで着きます。
また、台東区循環バス東西めぐりんを使えば、④旧東京音楽学校邦楽堂という停留所があるので楽です。
入場してみましょう
まさに明治時代にタイムスリップしたかのような趣ですね。
入場の際にパンフレットを渡されるので、この間取り図を参考に進みましょう。
展示室3
まずは、受付の通路挟んで向かい側にあった展示室3に入りました。
東京音楽学校校舎模型。何故に真っ白!?
↑の説明文
ピアノを弾く瀧廉太郎。「春高楼の~ 花の宴~♪」(←勝手なイメージ)
日本の音楽水準を高めてくださって、ありがとうございます。
交響曲《かちどきと平和》山田耕筰作曲の楽譜。
定規柱の脚部。明治34年頃の修復時に補修材として使用されたもの。
展示室4
シーリングライトのグローブ。
大晦日でお馴染みのベートーヴェンの第九、初演時の舞台写真。
触ることができるパイプオルガンです。癒される音色でした。
2階に上がってみましょう
展示室1、2、5は撮影不可だったので、ここでは割愛します。
2階に上がって、いよいよホールを見に行きます。ドキドキワクワク☆
ホワイエ(待合ロビー)が往時を偲ばせて素敵ですね。
ホールの全容
第一印象は、学校の体育館にパイプオルガンが付いてるという感じでした。期待しすぎてたかな。
でも、今も現役で音楽ホールとして活躍してるのは凄いと思います。
パイプオルガンは、大正9年に徳川頼定候がイギリスから購入し、昭和3年に東京音学学校に寄贈したものだそうです。このエピソードだけでも歴史の重みを感じますね。
左から舞台を望む。
正面から舞台を望む。
右側から舞台を望む。
舞台から座席を眺めた風景。
シャンデリアが可愛い。
名残惜しいけど、ホールを後にします・・・。
旧東京音楽学校奏楽堂を出たのが10:40。お腹も空いているので、前から行ってみたかった上野精養軒でランチを取ることにします。
概要
旧東京音楽学校邦楽堂公式URL: https://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/
終わりに
まずは、「関東大震災も、空襲の被害もよく受けなかったな~」という事実に感動です。(パンフレットやネットにはこのことについて触れていないのですが、何も書かれてないということは大丈夫だったという解釈で大丈夫でしょうか?)
音楽や歴史に興味のある人は是非お立ち寄りいただきたいと思います。
次回は、「我が故郷 姫路」をお送りします。お楽しみに!!