冬休みは新宿小田急百貨店へ アルフォンス・ミュシャ展

今回は、2018年12月26日(水)から2019年1月7日(月)までの期間、小田急百貨店新宿店にて開催されている「冬休みは新宿小田急百貨店へ アルフォンス・ミュシャ展」をご紹介します。

2018年12月27日(水)に行った時の記事です。

 

目次

アルフォンス・ミュシャ展

アールヌーボーの巨匠 ミュシャ

アルフォンス・マリア・ミュシャ(1860年7月24日-1939年7月14日)は、チェコ出身の画家、イラストレーター、グラフィックデザイナーで、特にアール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られている。広告、ポストカード、ブックデザイン、ステンドグラスなど幅広いジャンルで活躍した。

(※アルフォンス・マリア・ミュシャはフランス語読みで、出身地のチェコ語だとアルフォンス・マリア・ムハという読み方になる。ここでは一般的に知られているミュシャという読み方で統一する)

アール・ヌーヴォー様式が流行していたパリの「ベルエポック」時代、大女優サラ・ベルナール主演の舞台『ジスモンダ』の宣伝ポスターで大きなセンセーショナルを巻き起こし有名人となる。以後、ポスターをはじめ、装飾パネルなど数々の耽美で幻想的な女性イラストレーションを制作し、アール・ヌーヴォーの巨匠としての地位を確立する。

1900年以後は、ポスター制作と少し距離を置き、スラヴ民族1000年にわたる大叙事詩の絵画化構想を抱き、資金集めのためアメリカにわたる。帰国後、「スラブ叙事詩」の制作に時間を費やす。完成したのは1926年。

1930年代に最後の大作「理性の時代」「英知の時代」「愛の時代」といったミュシャの理想の世界を描いた3部作の構想が生まれるが未完に終わる。

 

当企画展の特徴

2018年12月26日(水)から2019年1月7日(月)までの期間、小田急百貨店新宿店にて開催。

アルフォンス・ミュシャの作品から、貴重な作品約400点を展示しており、代表作である、フランスの舞台女優サラ・ベルナールが主演を務めた公演「ジスモンダ」のポスターから晩年の大作「スラブ抒事詩」まで、その他にも装飾パネル当時販売されていた商品パッケージなども並びます。

また、展覧会オリジナルグッズ販売しています。本展オリジナルの図録やポストカードのほか、アルフォンス・ミュシャの作品をパッケージに施した缶入りの紅茶やチョコレートなど、来場記念にぴったりなグッズがラインナップしています。

 

総評

感動レベル☆☆☆☆☆ 約400点ものミュシャの作品に囲まれて恍惚としちゃいます。   

リーズナブル度☆☆☆☆ これだけの作品を見られるなら1000円は安いと思います。 

空いてる度☆☆☆ 平日19時頃はそこそこ人がいました。土日は混むかも!?  

撮影自由度☆☆☆☆☆ 全作品撮影可です。ありがたや~。

子連れも楽しめる度☆☆☆ 優しい綺麗な絵ばかりなのでお子様でも親しみやすい世界だと思います。

 

体験記

アルフォンスミュシャ展に行こうと思った理由

とにかく私が大のミュシャファンだからです。都内近郊でミュシャ展があれば必ず足を運びますし、我が家はミュシャのポスターやグッズだらけです。

 

新宿小田急百貨店への行き方

新宿西口小田急百貨店があります。JR新宿駅西口改札を出ると小田急百貨店B1階に直結しているので、エレベーターで11階に昇ると迷わずミュシャ展の会場に行くことができます。

 

会場前にはもうミュシャグッズの展示が・・・

小田急百貨店の11階の催物場に行くと、会場入り口前にミュシャグッズの展示がしてありテンションが上がる!!(ここは入場券を買っていない人でも見られる状態でした。)

特に撮影禁止とも書いてなかったので、早速撮影開始です。

 

何の商品なのか分からないけど、春夏秋冬を4人のモデルに投影した絵です。

 

缶が綺麗すぎて、中のお菓子食べた後も絶対捨てられないよ~!!

 

切手とか色々・・・。

 

ちなみに我が家では似たようなコースターを持ってます。でも写真撮っちゃう。

↑ちなみにこれらの品は、当時のレア物のようで、グッズ売り場には売られていませんでした。

 

いざ入場。まずは代表的作品の紹介から

ミュシャは故郷チェコを離れフランス・パリに出ますが、初めは画家として芽が出ませんでした。

そんなミュシャに転機が訪れたのはこの作品・・・。

 

大女優サラ・ベルナールの依頼で描いた舞台「ジスモンダ」のポスター。このポスターがパリで大評判となり、ミュシャは一躍アールヌーボーの人気デザイナーとなるのです。

 

「モナコ・モンテカルロ」は、PLM鉄道会社(PLMはパリ・リヨン・マルセイユの頭文字)の依頼で制作された、モナコへの旅情を誘うポスターです。花輪は車輪、その輪を結んでいる茎のようなものはレールを表してるんだそうです。私も夏のモナコ行ったことあるけど、すごく素敵な街だったもんなぁ・・・。

 

サラ・ベルナールの舞台「椿姫」のポスター。椿の花を添えた横向きのポーズも、優美な衣装も、星が散りばめられた背景も、優しいピンク色も何もかもが完璧。

 

※我が家には、「モナコ・モンテカルロ」「椿姫」のポスターが飾ってあります。

 

装飾資料集 リトグラフ

ミュシャは美術教育、後進の指導にも関心があったが、売れっ子なため学校などで定期的に教える時間的余裕がなかった。そこで、若い学生やデザイナーのために、教科書、参考書、ハンドブックとして出版したのが「装飾資料集」です。内容は様々な衣裳・ポーズの女性(時に裸婦)、様々な表情の習作、様々な表情の習作、植物や花、宝飾品や食器、カトラリーのデザインなど多岐にわたります。こちらが好評だったので、数年後には続編ともいうべき「装飾人物集」が出版されました。

植物に混じって犬が描かれているのが珍しいですね。

 

ミュシャ独特のカリグラフィーですね。

 

私のお気に入りミュシャコレクション

季刊行誌「リリュストラシオン」の表紙。私が勝手に付けたテーマは幽体離脱。(笑)

 

ミュシャによる挿絵が施された「トリポリの姫君ルイゼ」。サラ・ベルナールの演劇をもとにロベール・ド・フレールが著した作品。可愛い絵本みたいでフランス語わからなくても欲しくなります。

 

舞台衣装のデザイン画集より。オリエンタルな雰囲気の絵は珍しいですね。

 

チェコの名所の豪華写真集「チェコ周遊旅行」の表紙。色彩が綺麗だし幻想的な雰囲気も好き。

 

「ツリナーズ ビターワイン」というアメリカ滞在時に制作した、カリフォルニアワインのポスターだそうです。絵が大変気に入ったので、是非来年のカレンダーに変えて作ってほしいものです。

 

当時の消費者が羨ましすぎるミュシャグッズ

ざくざく出てくる、当時のお宝ミュシャグッズ。購買意欲がかきたてられるものばかり。タイトルも写真内に収めてるので、ここでの記述は割愛します。

 

 

 

 

ミュシャ晩年の集大成 スラブ抒事詩

1910年、ミュシャはパリ時代から温めていた「スラヴ叙事詩」の構想を実現するため、アメリカで資金援助を得た後に長年離れていた祖国へ戻り、余生のほとんどをこのプロジェクトに捧げます「スラヴ叙事詩」でチェコ人とスラヴの同胞たちの共通の栄光と悲哀の歴史を描くことにより、長年の植民地政策によって離散していた民族の統一を促し、各国家の独立への原動力にしようとしたのです。

「スラブ叙事詩展」式典のためのポスター。竪琴を弾くスラブの少女の絵はよく見かけますね。

 

以下は、「スラブ抒事詩」本編を紹介します。

「ブルガリア皇帝シメオン」シメオンはスラブ文化を向上させた民族の栄光として描かれた。

 

「聖アトス山」アトス山はギリシャ正教の聖地だそうです。

 

 

「スラブ菩提樹の下で行われるオムラディナ会の誓い」なんか明るくて楽しそうなので選びました。

 

「スラブ民族の神格化」スラブ抒事詩の最後を飾る作品です。全体的にカラフルで、喜怒哀楽の色んな印象を受けます。

 

概要

↑ここに書いてある通りでございます。

 

終わりに

やっぱり何度見てもミュシャの絵は最高です。

ミュシャの絵は綺麗で可愛くて、見てて癒されます。あまり物を買わない主義の私でも、ついミュシャグッズや本は買ってしまいます。ちなみに、今回展示されている作品を収めた図録 (2,800円)はお薦めです。

ミュシャの絵をあまり知らない人も、このミュシャ展を鑑賞すれば幸せな気分になって帰れること間違いなし!!

 

次回は、東京を飛び出して「京都嵐山お薦めスポット」をお送りします。

 

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