【沖縄】琉球一のパワースポット 斎場御嶽(せいふぁうたき)

今回は、2019年2月11日(祝)に行った「沖縄一のパワースポット 斎場御嶽(せいふぁうたき)」をご紹介します。

※沖縄旅行シリーズをご覧になりたい方は、「沖縄 避寒旅行 4泊5日 日程紹介」が目次になっているので参考にしてください。

 

目次

斎場御嶽とは

琉球一のパワースポット

15世紀-16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽とされ、琉球の最高神女(さいこうしんじょ)であった聞得大君(きこえおおきみ)の就任の儀式「お新下り(おあらおり)」が執り行わられた琉球王国最高の聖地です。

斎場御嶽は、数ある御嶽の中でも琉球王国最高の聖地として、王府が直接管理しており、久高島とともにアマミキヨの霊地として国王自らが巡拝する習わしがありました。琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。

2000年12月、首里城跡などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。また、国の史跡、沖縄県指定名勝にも指定、御嶽内で出土した陶磁器と勾玉などは国の重要文化財(考古資料)に指定されています。

 

総評

感動レベル☆☆☆☆☆ 沖縄一のパワースポット入れたということで、気持ちが引き締まりました。    

リーズナブル度☆☆☆☆ 500円以下の入場料で入れます。

空いてる度☆☆☆ 休日は観光客も多く、無人状態で写真を撮るのは難しかったです。

撮影自由度☆☆☆☆☆ 意外に全て撮影可でした。

子連れも楽しめる度☆☆☆ お子様にとって自然が豊かでいい所だと思いますが、聖地ということを忘れず登ったり触ってはいけない所などは保護者の方が注意してください。また、ベビーカーでの入場はできません。

 

体験記

斎場御嶽を選んだ理由

沖縄一の聖地ということで斎場御嶽の存在は知っていましたが、「かつては最高位の神女しか入れなかった」という情報から、一般人の自分が入るのは畏れ多いんじゃないかと思って今まで敬遠していました。

しかし世界文化遺産に指定されて年月が経ち観光地としてメジャーになったのもあって、「敬虔な気持ちで行けば、次の沖縄旅行では行っても大丈夫かな」という気持ちになり(禁足地という意味では奈良の三輪山に登ったことがある)、今回行くことにしました。

 

斎場御嶽への行き方

バス:
那覇バスターミナルより東陽バス志喜屋線38番に乗り、斎場御嶽前バス停で下車。(所要時間約90分)まずはチケット購入のために南城市地域物産館へ行ってください。

 

車:
那覇空港から約30km、約50分。沖縄自動車道南風原北ICから約25分。国道331号を南下、豊見城・名嘉地ICから豊見城東道路に入り(南風原南ICで下りる)、県道82号~県道86号~国道331号へと進む。垣花交差点を左折し国道331号との合流点である吉冨交差点を左折後、800メートル進んだ所に斎場御嶽があります。少し先にある南城市地域物産館の駐車場に車を停めてください。

 

 

まずは南城市地域物産館でチケット購入

南城市物産館にある券売機でチケットを購入します。

ガイドも頼むつもりだったのですが、最終受出発時間の16時を過ぎていたので断念しました。

 

南城市地域物産館から斎場御嶽までは徒歩10分ぐらいあるそうで、チケット売り場の方がこの地図をくださいました。知念郵便局を右に曲がります。

 

斎場御嶽に到着しました。

緑の館という資料館でチケットを渡し、ここで初めに参拝の注意事項の映像を見ます。その後、係員から「壺は触らない」「立ち入り禁止の所は登らない」「祈っている人の邪魔にならないようにする」「写真は撮影OKです」などの説明がありました。

 

斎場御嶽内の霊域

斎場御嶽の中にはイビと呼ばれる霊域が6カ所あります。その中でも、②大庫理(ウフグーイ)・寄満(ユインチ)・⑤三庫理(サングーイ)はいずれも首里城内にある建物や部屋と同じ名前を持っていることから、両者の深い関わりを示すものと言われています。

 

パンフレットの地図をもとに各霊域の紹介をしていきます。

 

御門口(ウジョウグチ)

御嶽内へ入る参道の入口です。右側には、6つの香炉が据え置かれていますが、これは御嶽内にある拝所の分身とされています。

 

写真ぶれてしまいました。

 

手前には久高島遙拝所があります。久高島はニライカナイに繋がる神の島とされています。

 

大庫理(ウフグーイ)

御門口から登っていくと左に見える最初の拝所です。大広間や一番座という意味があり、全面には石畳の敷かれた祈りの場(ウナー)があります。かつては入場できるのは王府関係者に限られており、一般の人々はここで御嶽の中に向かって拝んでいたそうです。

 

 

寄満(ユインチ)

寄満とは、王府用語で「台所」という意味ですが、ここは料理をする場ではなく、貿易の盛んだった当時の琉球で世界から交易品の集まる「豊穣の満ち満ちた所」と解釈されています。

 

ドラマ「テンペスト」で聞得大君役の高岡早紀が雨乞いの儀式をしたロケ地だそうです。

 

シキヨダユルアマガヌピーとアマダユルアシカヌピーの壺

2本の鍾乳洞からしたたり落ちる「聖なる水」を受け取るため、2つの壺が据え置かれています。

 

 

三庫理(サングーイ)・チョウノハナ

三角形の空間の突き当り部分が三庫理です。

斎場御嶽といえばここの写真が出てきますよね。

 

三庫理の下では金製勾玉が鎮められていたそうです。

 

くぐった所の右側の岩の上にチョウノハナがあり、それぞれが拝所になっています。

 

くぐった所の左側からは久高島を望むことができます。木の囲んだ形が素敵。

 

ウローカー

御門口に戻ると、ウローカーへの道を見付けたので行ってみました。坂が急でちょっと大変でした。

琉球王朝時代、斎場御嶽に入る前にここウローカーで禊をしていたそうです。イモリがいっぱいいました。

 

砲台跡

ウローカーに行く途中に砲台跡があって、初め古墳なのかと思ってしまいました。

太平洋戦争時代、旧日本軍が作った砲台の跡だそうです。こんな聖地まで戦争の爪痕が残っているんですね。

 

概要

住所:
沖縄県南城市知念字久手堅地内
※チケット販売所:南城市地域物産館 沖縄県南城市知念字久手堅539

電話:098-949-1899

開館時間:
3月〜10月 9:00~18:00(最終入館17:30)
11月〜2月 9:00~17:30(最終入館17:00)

休息日:
2018年6月14日~6月16日
2018年11月8日~11月10日
2019年6月3日~6月5日
2019年10月28日~10月30日
※斎場御嶽は聖地としての静寂さを確保し、自然保護の観点から毎年2回旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日を休息日とします。

南城市観光ポータルサイトHP: https://www.kankou-nanjo.okinawa/tokusyu/view/safa

 

案内ガイドの申込み・お問合せ: 緑の館・セーファ 電話番号098-949-1899

 

お願い:
転倒・怪我防止のため、歩きやすい靴や服装でお越しください。
斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。必ずマナーを守りましょう。

 

終わりに

昔は一般人が入れなかった所に入ることができてありがたいとい思う半面、こんな神聖な所が観光地化されて大丈夫なの!?という気持ちもあって複雑でした。

訪れる観光客が急増して、石畳がすり減るようになったり、マナー違反の観光客が増加するなどの問題から、南城市では文化財保護を図るため男子禁制を復活させるという話もあったそうです。

実際どうなるかはわかりませんが、斎場御嶽に興味のある男性はルールが変わる前に早めに行っておいてください。

 

次回は、「沖縄 オススメ絶景カフェ 浜辺の茶屋」をお送りします。

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