2019年5月18日「旅する都民のときめきブログ」を改題
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三鷹 山本有三記念館 7度の空襲を免れた奇跡の洋館

ぐるっとパス

今回は、ぐるっとパスで無料で見学できる三鷹市山本有三記念館(以下、山本有三記念館と表記)についてレポートします2018年5月15日(火)に行った時の記事です。

 

山本有三記念館

建物の価値

私は東京の昔の建物を見る時「①関東大震災に耐えたか」「②空襲の戦火を免れたか」という二点に着目し、その条件をクリアした建物にはこの上ない神々しさを感じます。この山本邸は、関東大震災後の大正15年に建てられたので①は関係ありませんが、②は7度空襲を逃れたといいます。その奇跡だけでもありがたく感じませんか!?

せっかく残ったこの屋敷も、終戦後進駐軍に接収され米軍高級将校宅として使われてしまいます。きっと当時のハイソなアメリカ人のお眼鏡にもかなったのでしょう。ちなみに接収解除後山本は邸宅を東京都に寄贈、現在は三鷹市の所有となっています。

その歴史を抜きにしても、当時の財力と粋を集めた和洋折衷の建築とか、現代ではなかなか見かけない本物の暖炉や煙突やステンドグラスなんかも素敵じゃないですか? 木や花など綺麗に手入れされた庭も素敵です。

 

作家、政治家として生きた山本有三

山本有三と名前を聞いてピンとこない人も『路傍の石』『真実一路』『米百俵』という作品名は聞いたことがあるのではないでしょうか。山本は作家としての活動だけでなく、貴族議員を経て参議院議員として当選、政治家としても活躍します。戦後の国語改革として「当用漢字」「現代かなづかい」の制定などでも尽力しました。国語教科書の編集にも大きく関わり、現代の私たちが習っている国語教育の礎にもなった人なんですね。

 

 

 

総評

感動レベル☆☆☆☆☆ 明治~戦前の洋風建築が好きなので。歴史も芸術も楽しめますよ。

リーズナブル度☆☆☆☆☆ ぐるっとパスがあれば無料。なくても300円。安い!!

空いてる度☆☆☆☆☆ 少なくとも近くのジブリ美術館よりは絶対空いてます。

撮影自由度☆☆ 内部は一部を除いて撮影禁止なのでちょっと物足りないような。

子連れも楽しめる度☆☆☆ 作家の元邸宅だけあって、お子様向けの本のコーナーがあります。この機会に絵本の読み聞かせはいかがでしょうか?

 

体験記

山本有三記念館を選んだ理由

天気の良い日に吉祥寺・三鷹巡りをし、前記事で紹介した井の頭自然文化園での後にここに来ました。

 

井の頭自然文化園から徒歩約10分

井の頭自然文化園の彫刻館を出た後、近くの山本有三記念館に向かいます。

距離にして約800m、時間にして10分くらいでしょうか。むらさき橋を渡り玉川上水沿いの歩道を三鷹駅方面に向かってしばらく歩くと、左側に山本有三記念館の門が見えてきました。

 

門の壁は白地に黒っぽい石がところどころにはめこまれており、遠目にはホルスタイン柄に見えなくもないような・・・。

 

門をくぐると・・・

右には山本有三の石碑(上記の紹介文に掲載のもの)があり、更に少し歩くと・・・

 

サンタも入れそうな煙突のある洋館が見えてきます。

 

入口はチャペルの扉みたいで、扉を開くのもワクワクします。

 

いよいよ建物内部へ

ぐるっとパスの提示で無料で入館できます。

受付左側の待合ゾーンみたいな所と階段と廊下は撮影OKだけど、部屋はNGと言われた記憶があります。(うろ覚えでごめんなさい)

 

ステンドグラスが美しい階段

 

2階の窓から外を覗いた風景

 

私が建物内部で撮影したのはこの2点だけです。

部屋の写真を見たい人は、公式HPや個人のブログ等に載っていますので参照してください。私は「旧長女の部屋」がお気に入りでした。庭の眺めがとても良いし、ステンドグラスの窓から差し込む陽光も美しかったです。

 

本を読みたくても物資不足で手に入らない近所の子どもたちのために、山本は応接間とを開放し蔵書を置いた「ミタカ少国民文庫」を開きました。その名残で現在の記念館でも子どものための本が置いてある部屋がありました。

 

庭も素晴らしい

館内見学後は、裏に回って庭を散策しましょう。この庭のいい所は綺麗に木や花が手入れされ、センスよく和洋折衷な造りになっているところです。

 

 

和の代表、竹林。これは山本有三の好みだそうです。

 

こういう洋風の花瓶も好きです。癒される。

 

概要

住所:東京都三鷹市下連雀2-12-27
TEL:0422-42-6233
開館時間:9:30~17:00
休 館 日:月曜日(祝休日の場合は開館・翌日休園と翌々日休館)、年末年始(12/29~1/4)

URL: http://mitaka-sportsandculture.or.jp/yuzo/

 

終わりに

やっぱり戦前の洋館は好きです。この山本有三記念館見学を機に、山本有三の著書を読んでみようと思いました。そして、「てふてふ→ちょうちょう」なんて仮名表記の変化を思い出す度に山本有三を意識しそう・・・。

 

次回は、林芙美子記念館をご紹介します。