2019年5月18日「旅する都民のときめきブログ」を改題
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中井 林芙美子記念館 昭和初期の女流作家の生活を追体験

ぐるっとパス

今回は、ぐるっとパスで無料で見学できる「新宿区立林芙美子記念館」(以下「林芙美子記念館」と表記)についてリポートします。2018年5月16日(水)に行った時の記事です。

 

林芙美子記念館

建物の価値

前回の山本有三記念館の記事でも話した通り、私は昔の建物を見る時「①関東大震災に耐えたか」「②空襲の戦火を免れたか」の二点を重視します。この林芙美子邸は昭和16年8月に建てられたので①は除外で、②は空襲で焼けることなく終戦を迎えています。それだけでありがたみが増します。

芙美子は亡くなる昭和26年6月までの10年間この家に住みました。建築は大工任せかと思いきや、自身も建築について勉強し、京都の民家や材木を見に行ったり、客間よりお風呂や台所などの水回りにお金をかけるように注文したり、こだわりを持ってこの家を造らせたようです。

 

『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』

林芙美子といえば、↑この言葉と、『放浪記』で有名ですよね。(それしか知らないともいう・・・)

尾道から恋人を頼って上京して婚約破棄したり、男性と同棲しては別れるというのを繰り返したり時代を考えると奔放なイメージですが、それもまた小説の肥やしになってそうです。最終的に手塚緑敏と内縁の結婚をして落ち着いたそうです。

自伝小説『放浪記』『続放浪記』がベストセラーとなると、その印税で中国、パリ、ロンドンに行き、当時これだけ海外に行けるってことはかなり稼いだんでしょうね。戦時中は従軍記者としてシンガポール・ジャワ・ボルネオに行ったり精力的に活動していました。昭和26年6月28日心臓麻痺で急逝しました。

 

 

総評

感動レベル☆☆☆☆ 昭和初期の日本家屋を鑑賞できますし、自然を感じられる庭もいいです。

リーズナブル度☆☆☆☆☆ ぐるっとパスがあれば無料。なくても150円。安い!!

空いてる度☆☆☆☆☆ ほぼ貸し切り状態です。

撮影自由度☆☆☆☆ ほぼ撮影可なのですが、1ケ所資料室になっているアトリエだけ撮影禁止だったので☆マイナス1つ。

子連れも楽しめる度☆☆ 田舎のおばあちゃんちに行った気分になれるかも。ただすぐ飽きると思われる。

 

体験記

林芙美子記念館を選んだ理由

この日の夜友達と高田馬場で会う約束をしていたので、高田馬場を通る西武新宿線沿線のぐるっとパスの対象施設「林芙美子記念館」「いわさきちひろ美術館・東京」、高田馬場から東西線で1駅の「漱石山房記念館」を選びました。(「いわさきちひろ美術館・東京は近くまで行ったのに、当日休館で入れませんでした・・・。)

 

西武新宿線中井駅から徒歩約10分

西武新宿線を使うこと自体珍しいし、中井駅に降りるのは初めてです。スマホのナビを頼りに住宅街を歩いていくと、林芙美子記念館が見えてきました。

 

この門から入るのかなと思いきや・・・。フェイント!?

 

「右の壁に沿って進んだ奥の門から入ってください」みたいな内容の表示があるので、言われるまま進みます。

 

フェイント門が当時来客用の門、入場門は勝手口側の門のようです。

 

林芙美子邸に入ります

入場門を入ると突き当りにチケット窓口が見えます。手前右にはトイレ、左には休憩用ベンチがあります。虫よけスプレーも設置されていました。

ぐるっとパス提示で無料で入れます。

居酒屋の靴箱みたいなロッカーに鞄を預けて、勝手口を通り母屋(右)離れ(左)の間を通り抜け庭に出ます。

 

通路を通って庭に出ます。

 

通路の右に次の間。囲炉裏があります。

 

次の間の奥は寝室。庭に面していて眺めが良いです。

 

離れの庭側。茶の間

 

玄関。思ったより狭い。

 

玄関左側の客間。芙美子の原稿を取りに来た記者はここで待ったそうです。

 

立派な蔵ですね。

 

※間取図は持ってないので、気になる人はネットで探してください。

 

庭鑑賞も楽しい

芙美子の生前は庭一面に孟宗竹が植えられていたそうですが、死後竹は切り取られ今は一部残っているのみです。

仏様の彫り物大好き。

 

石灯籠もいい味出してます。

 

概要

住所:東京都新宿区中井2-20-1
TEL:03-5996-9207
開館時間:10:00~16:30
休 館 日:月曜日(祝休日の場合は開館・翌日休館)、年末年始(12/29~1/3)

URL: https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/fumiko/12/

 

帰りに寄りたいカフェ「ら・ら・ら」(※2019年3月現在閉店中)

林芙美子記念館を出ると、斜め向かいに南国をイメージしたカフェが!! こんなに目立つのになんで行きは気付かなかったんだろう!?

 

その名も「ら・ら・ら」大黒摩季の名曲が頭を回ったことはいうまでもない

 

 

 

ネットで調べると、ご主人がセブ島が大好きでわざわざ本国から材料を取り寄せこのセットを作ったんだそう。だからこんなに本格的な雰囲気が漂っているんだな。

 

メニュー写真

 

本格的な南国ムードにノックアウトされテラス席でお茶したかったのですが、夫に「虫に刺されるからイヤだ」と却下され、写真だけ撮って我慢しました。でもいつか行きたい!! メニューも撮ってきました。

 

※2019年3月現在、らららは閉店中とのことです。気になるカフェなので是非また復活してほしいですね。

 

終わりに

この日も暑かったのですが、庭のある日本家屋は涼やかでいいですね。ここにいると林芙美子にあやかって、自分もいい文章が書けそうな気がします。(笑)

 

次回は、漱石山房記念館をご紹介します。